猫は風邪で死ぬって本当？死なせないための治療法や予防方法を紹介

抵抗力の高い成猫なら自然に治ることもあります。しかし、抵抗力の低い子猫や老猫は症状が重症化しやすく、死に至ることもあります。

愛猫が重症化や死亡しないように見極める必要があります。

猫風邪になった場合、咳や鼻水、発熱など人の風邪に近い症状がみられるため、その場合は注意してください。

猫風邪の主な原因であるヘルペスウイルスやカリシウイルスには直接効く薬がありません。

発症した場合、症状に対する対症療法しかできません。また、猫の免疫力を高めるために食事を改善したり、環境を整えたりすることしかできません。

外で猫を飼うと猫風邪にかかるリスクが高いので室内飼いが推奨されます。

猫に人間の市販薬は厳禁です。

猫と人間では薬を代謝する能力に違いがあり、少しの量でも中毒を起こしたり、死亡してしまったりする可能性があります。

特に解熱鎮痛剤であるアセトアミノフェン、イブプロフェン、ロキソプロフェンなど人間でよく使うものは猫にとっては毒になるため注意が必要です。

出典：猫に『人間の薬』は絶対NG！危険な市販薬と成分4つ｜ねこちゃんほんぽ
参照：https://nekochan.jp/column/article/20816

動物にも人間にもかかる感染症を人獣共通感染症といいます。

猫風邪である、猫カリシウイルス感染症、猫ウイルス性鼻気管炎、クラミジアは人獣共通感染症には入っていません。つまり、基本的には人間が感染することはありません。

猫風邪は移りませんが、動物から感染する病気もあるので過剰な触れ合いは避け、手洗いをしっかりすることが重要です。

猫風邪の原因の一つであるクラミジアは抗生剤の投与で治癒することが出来ます。

しかし、ウイルスが原因である猫カリシウイルス感染症、猫ウイルス性鼻気管炎は直接治療できる薬がないため、対症療法に頼るしかありません。

一度猫風邪にかかると神経細胞などに潜み、免疫力が低下したときに再発することがあります。

出典：ウイルス性呼吸器感染症　＜猫＞｜みんなの動物大百科
参照：https://www.anicom-sompo.co.jp/doubutsu_pedia/node/1099?breed=02999

猫風邪は上記で説明したように主に対症療法となります。

二次感染を防ぐための抗生物質、症状を緩和させるための飲み薬を1～2週間分処方されるとだいたい1万円くらいになります。

猫風邪は再発する可能性がある病気なので、再発した場合は同様にお金がかかることになります。

猫風邪は直接効果のある薬はなく、悪化すると危険な病気です。

猫風邪に一度かかってしまうと再発しやすく、治療費も高くなってしまうので、まず、猫風邪にかからないことが大事です。

ここでは猫風邪にかからないように予防するにはどうすればいいのか紹介します。