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猫のケージ飼いはストレス?ケージ飼いのメリットと注意点3つ

更新日:2024年11月11日

「猫をケージに入れるのは可愛そう」「ケージに入れるメリットが分からない」という方も多くいらっしゃるでしょう。ですが、ケージはメリット満載のアイテムです。サイズも金額も大きな買い物なので、失敗しないよう、しっかり勉強してから購入しましょう。

猫のケージ飼いはストレス?ケージ飼いのメリットと注意点3つ

猫にとってケージはストレスになるの?

大抵の場合、ケージは、猫にとってストレスにはなりません。

猫は、ただの広い空間では落ち着けず、ストレスを感じてしまいます。ケージがあることで、猫にとって安心できる場所ができ、ストレスから開放されてくつろぐことができます。

家の中は猫にとって快適な場所

雨風をしのげ、気温の変化も気にする必要のない家の中は、猫にとって快適な場所といえます。

ケージを自分のテリトリーにすれば、敵に襲われる心配もなく、他の猫との縄張り争いをする必要もないので、ストレスフリーで暮らしていけます。

隔離生活ではない多頭飼いの場合でも、自然とそれぞれの縄張りが決まり、落ち着く空間をそれぞれが持っています。

屋外飼育の猫でも、慣れるように仕向ければ、外より家の中、さらに家の中に設置されたケージの中を選ぶ猫も多くいます。屋外でストレスにさらされるより快適ということでしょう。

猫は狭い所が大好き

段ボール箱の中や家具の隙間など、猫が自然と入り込んでいるのを見たことのある飼い主は多いのではないでしょうか。

猫の祖先といわれるリビア猫は、ほら穴で暮らす習性がありました。その名残か、猫は狭い所が大好きです。

また、猫が危険を察知した際に身を隠すのも狭い所です。猫は、狭い所を安全な場所として認識していますので、「病院に行く用意を始めた途端、洗濯機の裏に逃げ込まれて、手が届かなくて大変だった」なんてエピソードもあるくらいです。

猫の行動範囲は狭い

室内での猫の行動範囲は、人間が思うより狭いです。

猫に必要なのは、横の広さではなく縦の高さです。上下運動が大好きな猫にとって、上り下りができない環境はストレスとなります。

ケージのサイズを見て「小さすぎないかな」と心配だったとしても、ケージをいくつか縦に足して、二段や三段にしてあげれば問題ありません。トイレや水飲み場を設置しても、別の段で猫が過ごすことができます。

四六時中動き回る生き物でもないので、何もないスペースを1板分確保できれば、ストレスを感じることなく暮らしてもらえるでしょう。

猫のケージ飼いの4つのメリット

「兄弟喧嘩が激しい」、「やんちゃな猫がいる」、「新入り猫が先住猫のストレスになっている」などの場合、ケージは有効な手段です。

ここからは、ケージを使った際の4つのメリットをご紹介します。

猫のケージ飼いのメリット1:災害や事故から守られる

もし大きな災害が起きた場合、猫は無傷でいられるでしょうか。「自宅の中にいるから安全」とは言い切れません。家の中には、危険なものがたくさんあるからです。

もし家具が倒れてきても、何かが横から飛んできても、ケージ内の空間は守られます。

ガラスが割れたり物が落ちた室内を、猫が歩くのを防いでくれます。

興奮状態にある猫を落ち着けるため、隔離する際にも役に立ちます。そのためには、ケージを猫にとってストレスではなく安心できる場所にしておく必要があります。

猫のケージ飼いのメリット2:部屋が荒らされる恐れがない

猫は好奇心旺盛な生き物です。部屋に置いてある物の中で、興味のあるものを見つけたら、遠慮なく手を出してしまいます。

中には飼い主にとって大事なものや、高価なもの、猫に有害なものなど、触られたくないものもあるでしょう。

また、子猫はそのやんちゃさで、飼い主を困らせることもあるでしょう。いつも飼い主が同じ空間にいて、すぐに猫のイタズラに気がついて止めに入れるかというと、そうではありません。

飼い主不在時に、猫をケージに入れておけば、猫のイタズラを防ぐことができます。

猫のケージ飼いのメリット3:猫にとって落ち着ける場所ができる

猫は、「ココが自分の居場所」と決めたら、その場所で長い時間を過ごします。これは、テリトリーという縄張り意識からきている本能の1つです。

猫は、自分の安心できる場所があれば、わざわざストレスの多い外に出ることはしません。猫には、テリトリー内から出ないようにして暮らす性質があります。

ケージの中に、猫のくつろげる空間を作ってあげましょう。

猫の好みにあわせ、猫が落ち着くような場所、安心できる場所を作ってあげると、猫は好んでその場所をメインに暮らし始めます。なぜなら、そこが自分のテリトリーだからです。

猫のケージ飼いのメリット4:誤飲を防ぐことができる

猫の安全のため、もっとも重要なのは誤飲・誤食を防ぐことです。

誤飲や誤食は、外傷と違い、すぐに気づくようなものではありません。また、同じ物を同じ量飲み込んでも、体調不良に陥る猫とそうでない猫がいます。

そのため、飼い主が気づきにくく、気がついたときには大事になっているケースも多発しています。

室内には、猫にとって危険なものが多く存在しています。片付けるのが一番の良策ですが、なかなかそうもいかないという場合には、飼い主不在時にケージを活用するといいでしょう。
次のページ:猫のケージを選ぶ際のポイント4つ

初回公開日:2019年07月31日

記載されている内容は2019年07月31日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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