麦わら猫ってどんな模様？その特徴や他との見分け方について紹介

「麦わら猫って初めて聞いたけど、どんな猫？」
「うちの猫は麦わら猫かも？」
「サビ猫？べっ甲猫じゃないの？麦わら猫となにが違うの？」
猫の毛色といえば、キジトラ、黒猫、三毛猫などが思い浮かびますよね。麦わら猫は珍しくてあまり知られていないため、具体的にどんな猫なのか想像しにくいのではないでしょうか。

本記事では、麦わら猫の毛色の特徴や間違いやすい猫との見分け方を紹介しています。また麦わら猫がどんな性格でどんなことに注意したらいいのか、麦わら猫をどこから手に入れられるのかなども紹介しています。

この記事を読めば、実際に麦わら猫を迎え入れたいとお考えの方にも参考になるでしょう。麦わら猫のことを理解し、アドバイスや見分けることもできるようになります。

麦わら猫のことをもっと知りたいという方は、ぜひ読んでみてください。

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— ぐり (@mugineko_1114) July 26, 2022

いろんな猫と間違いやすい麦わら猫は、どのような特徴を持った猫なのでしょうか。

麦わら猫の大きな特徴は、毛色の違いと縞模様の有無です。違いが分かれば、麦わら猫か別の毛色の猫かを見分けることが簡単にできるようになるでしょう。以下で詳しく紹介します。

麦わら猫と間違いやすい猫として、キジトラ猫がいます。

キジトラ猫は、黒やこげ茶色をベースに黒い縞模様が入っているのが特徴です。英語名は「ブラウンタビー」と言い、麦わら猫は「ブラウンパッチドタビー」で、英語名で見るとキジトラ猫と麦わら猫との違いが一目瞭然ではないでしょうか。

麦わら猫の模様を簡単に説明すると、キジトラ猫の毛色にオレンジの毛色がまだら（パッチド）に入っているということです。

また、縞模様の遺伝子を持っている猫には、目の周りや口周り、アゴの色が抜けていて白っぽくなることや耳の縁が毛色と同じになるという特徴があります。縞模様の遺伝子を持つ麦わら猫にも、身体の一部が白っぽくなる特徴があります。

麦わら猫は、黒とオレンジの毛色を作る遺伝子を持っているのですが、黒とオレンジは対立遺伝子のため、ひとつのX染色体に黒とオレンジの毛色を作る遺伝子を同時に持つことができません。

オスが持っているX染色体はひとつなので、黒とオレンジの両方の毛色を作れずオスの麦わら猫ということはあり得ないのです。一方、X染色体をふたつ持っているメスは黒とオレンジの両方の毛色を作ることができるため、麦わら猫のほとんどがメスなのです。

出典：遺伝子工学｜東北大学大学院農学研究科　動物遺伝育種学分野
参照：http://web.cc.iwate-u.ac.jp/~tomof009/cell_and_gene/Old-Classroom_(@dong_bei_da)_files/%E9%81%BA%E4%BC%9D%E5%AD%90%E5%B7%A5%E5%AD%A6%28%E7%A6%8F%E7%94%B0%29.pdf

麦わら猫は、どのような性格なのでしょうか。

猫の性格は両親の影響や生まれ育った環境、人と関わるタイミングなど様々な要因で形成されますが、毛色や柄によっても性格が分けられると言われています。

しかし同じ毛色や柄だからと言って、みな同じ性格ということはありません。個体差がありますので、愛猫の麦わら猫には当てはまらない可能性もあります。あくまでも傾向と捉えましょう。

麦わら猫と近いキジトラ猫は、イエネコのルーツであるリビアヤマネコに近いため、野性味が残っていて警戒心が強い性格をしています。そのため似た毛柄の麦わら猫も、キジトラ猫同様に警戒心が強いようです。

警戒している麦わら猫に対して強引に慣れさせようとすると、ストレスから過剰な毛づくろいや粗相をすることがあります。麦わら猫の警戒心を解くには、距離を少しずつ縮めるなど工夫が必要でしょう。

麦わら猫は警戒心が強い性格なので、初めて会う人や新しく購入した物などにも臆病で慎重になる傾向があります。

そのため麦わら猫が慣れるまでに、時間がかかることを理解してあげましょう。引っ越しや部屋の模様替え、家族が増えるなど環境の変化があるときは、麦わら猫にストレスがかかっていないか十分に気にしてあげてください。

警戒心が強く、慎重な性格の麦わら猫ですので、大胆な行動はあまりしません。遊び方も比較的おとなしく、無我夢中で遊ぶことは少ないようです。

運動不足にならないために、麦わら猫のペースに合わせて一緒に遊んだり、キャットタワーや麦わら猫が上がれる棚を設置したりしましょう。上下運動ができるスペースを作ってあげることが大切です。