【オス/メス別】シャム猫の性格の特徴・性格に応じた飼い方

シャム猫と共に暮らすためには飼い方をしっかりと理解していなければいけません。ここではシャム猫を飼育する上で大切なポイントを、いくつかご紹介します。

シャム猫はその性格から遊ぶことが大好きであるとご紹介させてもらいましたが、そのためには広い部屋を用意してあげる方が良いです。猫の中でも指折りの運動量なので猫が走り回っても大丈夫な環境が必要です。またシャム猫は寒さに弱いので冬などの寒い季節には、暖房器具などで室温を高めに調節しなければいけません。

食事に関しては、体型の維持・健康のためにも適切な量を与えるよう心掛けてください。猫にも糖尿病があり、肝臓系の病気のリスクが高いので低カロリーではあるが高タンパク質なキャットフードを上げると、これらの予防になります。

ブラッシングについては短毛種であるため、頻繁に行う必要はないのですが、毛の生え変わり時期にはブラッシングをしてあげてください。毛の吐き出しや毛球症（ヘアボール）の予防になります。

猫は犬と違って躾けられたりすることが嫌いな生き物です。大体の場合は犬を躾けるよりも時間がかかります。まず犬と猫は違うということを知っておいてください。

猫を躾ける場合には褒めて躾けるよりも、好きなものをあげて学ばせる方が効果的です。シャム猫の性格を考慮すると正しい行動をした際には、遊んであげると喜ぶでしょう。猫に対して叩くなどの躾の仕方は、飼い主に対する怯えを植え付けるだけの結果になることが多いので好ましくありません。

また生まれてから2～7週齢の間に社会化期を迎えます。この時期に子猫の体を優しく触ってあげることが非常に大切で、どのような性格になるかにも影響を及ぼします。この社会化期にキチンと子猫に接してあげる事で人を怖がらず人馴れした猫に育つとされています。また猫の社会化期は1度しかない為、極めて重要な時期であると言えます。

ここからはシャム猫のミックスについてご紹介します。そもそもミックス猫は2種類以上が掛け合わされた猫を指し、様々な種類の血が混ざっているため性格や体の特徴が個性的です。ただ混ざっている猫の種類から、ある程度の性格や特徴を推測することができます。

シャム猫とミックスされる種類には「マンチカン・ヒマラヤン・オリエンタル・ベンガル・オリエンタル」などがあり、それらと交配して生まれた猫をシャムミックスと呼びます。

ミックスでもシャム猫の特徴であるサファイアブルーの瞳や「好奇心旺盛で、警戒心が強く甘えん坊」という性格などの部分が継がれており、とても魅力的な猫です。また純血種よりミックスの方が体が丈夫で病気などにも強いとされています。

シャム猫のミックスは一概に性格を決めつけることはできませんが大まかに、まとめると

１．好奇心が旺盛で賢い
２．気を許した相手には甘えん坊で人懐っこい
３．大人しく、物静か
４．警戒心が強く、神経質
５．擁護心が強い

となります。シャム猫の血統が混じっていることを考慮して十分に動き回れるだけの広い場所を用意してあげると良いでしょう。またミックスされている分、顔が丸くなったり体格もふっくらしやすいので食事の量などのコントロールを行い猫の健康に配慮してあげる必要があります。

今回はシャム猫についてご紹介させていただきましたが、実際のシャム猫には文字で伝えた以上の魅力があります。甘えん坊のシャム猫ならベッタリくっついて離れないといった可愛い１面がありますし、クールな性格のシャム猫の場合は、たまに甘えてくるときのギャップが堪りません。

しかし動物を飼うということには、それ相応の責任が伴います。猫などの動物を飼う際には、いつか訪れる最期の時まで面倒を見るという覚悟を持ちましょう。その上で始まる猫との生活はきっと素晴らしいものとなる事でしょう。