犬の伏せに隠された意味5つ｜伏せる行動に隠された理由やしつけの重要性

突然飼い主の前で犬が伏せをする行動を見て、どんな意味だろうと気に留めたことはありませんか？突然の愛犬の行動に驚く飼い主も多いでしょう。

犬は人間のように言葉を話せない代わりに、ボディーランゲージで飼い主へ伝えたい言葉を表現するので、一般的にこの一連の行動を「カーミングシグナル」と呼びます。

犬が伏せをする行動以外にも、カーミングシグナルによって飼い主へ犬が気持ちを伝えたい行動はいくつかあります。

愛犬からの飼い主へ「気づいて欲しいサイン」とも言える行動ですので、そのためには普段から愛犬の行動をよく観察しておくことが大切です。

飼い主へ気持ちを伝えるために犬が行動を起こすものはどういった種類があるのか、代表的な5つの行動を紹介していきましょう。

犬が飼い主へ気持ちを伝えるためにする行動1つ目は、「吠える」ことです。

犬が吠えるのは、吠え方によっていくつかの種類や意味があります。

・「ワン、ワン」と甲高い声で鳴く場合は、嬉しいとき
・「ワワワワワン」と数回連続して鳴く場合は、警戒しているとき
・「キャン」と甲高い声で一鳴きする場合は、急な痛みを感じたとき
・「キューン」とか細く鳴く場合は、甘えているとき

微妙な声のトーンと鳴き声の違いによって、吠える意味を変わってきます。犬が飼い主に吠える意味を知るには、犬の鳴き声だけではなく、そのときの表情にも注目することでより理解が深まるのでです。

犬が飼い主へ気持ちを伝えるためにする行動2つ目は、「体をこする」ことです。

犬が体をこするのは、こする場所やシチュエーションによっていくつかの種類や意味があります。

・散歩途中で顔の頰あたりから地面にこすりつける場合は、「好きな匂いを体につけたい」から
・絨毯や芝生の上などで体をこする場合は、「感触が気持ちいい」から
・犬同士でお互いの体をこすりつける場合は、「犬の挨拶で仲良くしている」から
・シャンプーした直後に体を地面にこすりつける場合は、「シャンプーの香りを取り除きたい」から
・お尻部分をこすりつける場合は、「お尻になにか異物があって取り除きたい」から

犬が体をこする場合は、シチュエーションごとに意味を異なるので注意が必要です。

体全体を使ってこする場合と、体の一部を使ってこする場合もあるので、愛犬が突然体をこすり始めたら体の部位とどんなシチュエーションのときなのか注目してあげましょう。

犬が飼い主へ気持ちを伝えるためにする行動3つ目は、「尻尾を動かす」ことです。

犬と言えば尻尾の印象が多いですが、尻尾の動かし方よっていくつかの種類や意味があります。

尻尾を左右に小刻みに動かすのは、「ワクワク、ドキドキの嬉しい興奮」からであり、尻尾を股の間に入れて動かすのは、「怯えている、怖い」からの理由になります。

犬種によって尻尾の大きさや形が異なるので、その場合は尻尾の振り方も微妙に変わることを理解しておきましょう。

特に、公園やドッグランなどで他の犬と遭遇したときに愛犬がどのように尻尾を動かしているのか注目してあげてください。

愛犬がどんなときに喜んだり怯えているのか、社会性から飼い主も学ぶよう心がけましょう。

犬が飼い主へ気持ちを伝えるためにする行動4つ目は、「伏せる」ことです。

犬が伏せをするのは、いくつかの種類や意味があります。犬が伏せるのは、「興味がある」「フレンドリーな証拠」「時間を持て余している」「疲れた」などの理由があります。

犬が伏せをするのはシチュエーションごとに飼い主へ異なるメッセージとなるため、日頃から注意して見てあげることが大切です。