犬が自分の後ろ足を噛む原因5つ｜後ろ足を噛むのをやめさせる対処方法は？

愛犬がよく自分の足を噛んでいる、そんな場面を見たことはありますか。犬は話すことができないため、行動やしぐさで自分の気持ちを表現しています。

彼らの行動ひとつひとつに、私達飼い主へのメッセージが隠されています。

自らの足を噛む、というしぐさにもさまざまな原因があります。ただ、原因がわからない飼い主さんはとても不安に感じていることでしょう。

今回はその理由や原因を解説し、わんちゃんが後ろ足を噛んでいるところを見かけたらどうすればよいか、対処法をご紹介します。

犬が自分の後ろ足を噛む主な原因として、ストレス、くせ、飼い主にかまって欲しい、運動不足、足についた匂いが気になる、などが考えられます。

いずれも、もっとこうして欲しい、不満だ、といった上記のような気持ちからでている行動のため、今後のお世話の仕方や接し方を見つめ直すことが必要でしょう。

それでは、それぞれの原因についてもっと詳しく解説していきます。

飼い主が気づかないところで、彼らがストレスを感じている場合があります。

、散歩の時間が短い・頻度が少ないもしくは合っていない、ごはんが変わった、家の引越し、新しい犬を迎えたなど環境の変化もストレスの原因です。

犬は、このようなストレスを抱えたまま放っておいてしまうと、ストレスの発散方法として後ろ足を噛むようになることがあります。

これは、人間がイライラしたときに頭をかきむしったり、壁を殴ったりするのと同じ行動です。

そのため、愛犬が噛むしぐさを見つけたら、どんなことでストレスを感じているのか理由を探ることが大切でしょう。

飼い主と遊ぶ時間があまりない、遊び道具がないといった理由で退屈を感じて、後ろ足を噛んで退屈を紛らわしている場合もあります。

いつも留守番をしていて、飼い主が帰ってきたら散歩にでて、戻ってきてご飯をもらうだけといった生活ですと、犬が退屈してしまうでしょう。

このように、時間を持て余して暇つぶしに後ろ足を噛んだりすることがあります。この場合、時間があるときに遊んであげる、もしくは玩具を与えてあげるなどして彼らが退屈しないように工夫してあげることが大切です。

後ろ足を噛むことがくせになっている犬もいます。暇つぶしに無意識に行っているケースです。これは人間の髪を触る、爪を噛むなどの癖と同じです。

このような場合、噛むことを無理やりやめさせるために叱ってしまうと犬にストレスを与えてしまう恐れがあるため注意です。

噛みはじめたら、おもちゃを使って気を紛らわせるなどして工夫をして徐々にやめさせるとよいでしょう。

もし犬が飼い主の前で後ろ足を噛んでいたら、それはかまってアピールの可能性があります。

普段あまりかまってもらうことができずに不満を持っていると、あえて飼い主の前で噛んで気をひこうとしている可能性があります。

この場合、叱ってやめさせようとしてしますと、これで気をひけるんだと犬は学習します。そのため接し方には注意が必要です。

散歩の時間が短かったり頻度が少なく運動不足になってしまうと、犬は不満がたまりエネルギーの発散方法がわからず後ろ足を噛むことがあります。

運動不足はストレスの原因にもなりますし、彼らの体にも良くありません。特に犬は日ごろの散歩が健康にとても大きな影響をおよぼすため、噛むしぐさがでてきたらすぐにでも運動量を見直してあげるべきでしょう。

愛犬が満足できるよう、必要な運動量を把握してめいっぱい遊んであげると改善されるでしょう。

上記の理由のほかに、単に足に付着した食べ物などの匂いが気になって噛んでいる可能性もあります。

例えば散歩の後などに後ろ足を噛んでいることが多い場合は、散歩中についた匂いが気になってかじっていることが考えられます。

食事後や散歩後に噛んでいるの見つけたら、何か後ろ足についていないか、匂いがしないかを確認してあげるとよいでしょう。