犬が人を舐める理由とは？｜舐め方・舐められる場所によっての意味

信頼しているからというのも、犬が人の口をペロペロと舐める理由のひとつとして考えられるでしょう。

犬は、信頼している人に対する好意の証として口元をペロペロと舐めることがよくあります。

というのも、野生時代に群れで暮らしてきた犬は自分よりも上位に位置するリーダーの顔や口元を舐めることで、その信頼を伝えてきたからです。

このような野生時代の名残が、今でも犬が信頼する人を舐める理由であると考えられるでしょう。

犬が人の口を舐める理由のひとつとして考えられるのが、お腹が空いたからということです。

犬は赤ちゃんの頃、母犬の口の中を舐めることでご飯をもらう習性があるため、このような理由から大人になっても飼い主さんの口回りを舐めることで「お腹がすいたよ」「ご飯をちょうだい」と伝えることがあるでしょう。

つまり、飼い主さんのことを母親のように感じているとも言えます。また、口元を舐めることで飼い主さんの気を自分に引き付けて、ご飯をもらおうとアピールしているとも考えられます。

犬は好意を抱いている人に対して鼻や耳を舐めることもあります。では、これはどのような理由からなのでしょうか？

ここからは、犬が人の鼻や耳を舐める理由についてチェックしていきましょう。

犬が鼻や耳を舐める理由としてまずご紹介したいのが、「遊んで」とおねだりしているということです。

犬同士でもじゃれついて遊ぶ時に相手の鼻や耳を舐めることがよくありますが、このような理由から人間に対しても遊んでほしい時にこれらの部位を舐めて「遊ぼう」アピールをすることがあります。

このような理由で犬がじゃれついてきた時には、時間を取って遊んであげるととても喜んでくれるでしょう。

もっと相手にしてほしいということも、犬が鼻や耳を舐める理由のひとつとして挙げられるでしょう。

犬は人の鼻や耳を舐めることで相手の関心を自分に向けることができると経験から学んでいるため、飼い主さんが仕事や読書に集中しているともっと構ってほしいという理由からその耳や鼻をペロンと舐めることがあります。

飼い主さんのことが好きだからこそ、「自分のことをもっと見てもらいたい」「構ってもらいたい」と感じるのでしょう。

犬が鼻や耳を舐める理由のひとつとして、安心感が欲しいからということも含まれるでしょう。

犬は緊張した時に自分の鼻を舐める癖がありますが、このような習性から、信頼する飼い主さんの耳や鼻を舐めることで飼い主さんの庇護の下にいるという安心感を得たいと考えられます。

たとえば、はじめてドッグランに連れて行かれた時や動物病院を受診させられた時、犬は緊張や不安感を和らげたいという理由で、飼い主さんの耳や鼻をペロペロと舐めて自分の気持ちを落ち着かせようとするでしょう。

では、犬が人の手や腕を舐める理由とはどのようなものなのでしょうか？ここからは、犬が人の手や腕などの部位を舐める理由や心理についてご紹介していきます。

犬が人の手や腕を舐める理由としてまずご紹介したいのが、遊んでほしいとアピールしているということです。

手や腕をペロペロと舐めることで飼い主さんが自分のほうに関心を向けてくれるため、このような理由から犬は遊んでもらいたい時に手や腕を舐めて遊ぼうよアピールをします。

もちろんいつも犬のおねだりを受け入れてしまうと主従関係が逆転してしまう恐れもありますが、普段からしつけがきちんとできているのならば、遊んでほしいというサインを出された時には応じてあげるとよいでしょう。