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犬の平均やギネス記録の寿命・数え方・|柴犬/チワワ

更新日:2024年09月09日

近年ペットを飼育している人の割合が非常に上がりました。特に、犬・猫に関してはここ数年ペットブームということもあり、飼育頭数が増えてきています。同時に、獣医学の発展も伴って、犬や猫の寿命が大変伸びても来ています。今回は犬の寿命について迫ります。

犬の平均やギネス記録の寿命・数え方・|柴犬/チワワ

犬の寿命は何年なのか?

日本には、JKC(ジャパンケネルクラブ)という犬の登録機関があります。この機関の主な仕事は、血統証の発行です。純血種と呼ばれる、「犬種」として登録された犬にのみ発行される証明書で、同一犬種の親から生まれた犬にだけ発行されます。

つまり、親犬が別の犬種である場合にはこの証明書は発行されません。JKCに登録されている犬種数は2016年の時点で133犬種にも及んでいます。

犬は犬種によって寿命の長さも違います。また、純血種か雑種かでも寿命の長さが違ってきます。もちろん個体差はありますが、一体どんな犬種が短命で、どのような犬が長生きするのでしょうか。

生物としての犬の平均寿命とは?

犬種別の寿命のお話は後ほどさせていただくとして、生物の種類としてみる「犬」はどれくらいの寿命なのでしょうか。

人間の平均寿命は、男性が80.79歳、女性が87.05歳です。人の寿命も年々伸びています。同じように犬の寿命も少しずつ伸びています。

犬の平均寿命は15年前後です。もちろん、個体差がありますので20年以上生きる犬もいますし、数年で亡くなってしまう犬もいます。あくまでも平均的に15年前後であるということです。

何故犬の寿命は長くなったのか?

犬の平均寿命が長くなった原因はさまざまです。ひとつは、人に飼われるようになったために、外敵がいなくなったことが挙げられます。犬の祖先はオオカミですが、オオカミであった時代には外敵から身を守らなければならないだけでなく、日々の食事についても必ずありつけるという状況ではありません。

それが、飼い犬として人間の保護下に置かれるようになってからは、犬も自分の家ができますから、外敵におびえながら生活しなくてもいいですし、食事も適切に与えてもらえますので飢え死にすることはありません。

また、生物の寿命は人でも犬でもストレスが多いに関与していることがわかっています。野生動物は常にストレスを抱えて生きています。ですので、寿命も短いです。

寿命が短い犬ってどんな犬?

寿命というものは、絶対的なものではありません。人間でも生まれて数年で亡くなる方もいるように、「この犬種は、絶対に10年以上生きる」ということはありえません。

それは、生き物だからです。寿命の長さは例え医学が発達しても、誰かが決めることはできません。しかし、寿命について最近問題になっていることもあります。

どんな問題かと言うと、純血種の小型犬の突然死です。ある日突然何の前触れもなく死亡するというケースです。しかも生後2~3年で死亡してしまうという事例です。残念ながら原因はわかっていません。

原因を追及するには、どうしても解剖が必要です。しかし、多くの飼い主は亡くなった愛犬の身体を解剖したところで原因はわかっても、その犬は戻って来ませんのでわざわざ解剖などする人はいません。

ただし、よくチェックしてみると、あるブリーダーから迎えた犬は短命であるというような特徴はありますので、犬を飼う際に健全な仔犬を輩出しているブリーダーかどうかを自分できちんと見極めることは重要なことです。

犬の種類別寿命

何度も言いますが犬の寿命は個体差があります。また、寿命について考察する際には、あくまでも「全うする」ことが条件であり、事故で亡くなった場合は寿命には含まれません。

このようなことを考慮した上で、犬の種類・犬種によって寿命の長さが違うのか、で表示してみました。ここで言う寿命は犬種の平均寿命での比較です。

寿命の長さ第10位「ブル・ドッグ」

犬の中でも、比較的寿命が短いとされている犬種が「ブル・ドッグ」です。一般的には15歳前後が寿命とされている犬ですが、ブル・ドッグに関しては平均寿命が8年~10年です。

もちろん、それ以上長生きしてくれるブル・ドッグもいますが、平均寿命はなぜか短命です。原因はわかっていませんが、ひとつ挙げられることは「平均寿命の考え方」です。

平均寿命とは、当然寿命を全うした時の年齢の率のことを言いますが、この犬種の場合は寿命自体が短いのではなく、無事に出産できる率が非常に低いということが原因のひとつです。

ブル・ドッグは犬の中でも大変難産であり、繁殖が難しい犬種です。ですので、出生率自体が低くなってしまい、それが犬種としての平均寿命を下げています。

寿命の長さ第9位「ゴールデン・レトリーバー」

一般的に、小型犬よりも大型犬の方が残念ながら短命です。ゴールデンレトリーバーのような大型犬は、小型犬に比べると寿命も短く、平均寿命は10年~12年となっています。

小型犬が15年以上生きるのは、特に珍しいことではありませんがゴールデンレトリーバーのように大型犬が15年を超えると、とても長生きで珍しいことだと言えます。

ゴールデン・レトリーバーはとても賢く飼い主に忠実な犬種です。またもとは猟犬ですので、運動量を増やすことが長生きの秘訣でもあります。

この犬種は腫瘍ができやすいため、日々の身体のチェックを怠らずにコミュニケーションをきちんと行い病気の早期発見に努めましょう。

寿命の長さ第8位「ミニチュア・シュナウザー」

次のページ:寿命の長さ第7位「ダックスフンド」

初回公開日:2017年10月31日

記載されている内容は2017年10月31日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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