犬の睡眠時間の長さとは？睡眠不足になる理由と原因や対策法

犬はその習性や睡眠のメカニズムから適正睡眠時間が長いのですが、犬の睡眠時間が不足してしまうことがあります。

睡眠時間が不足してしまうと犬はストレスを貯めたり健康によくありませんので、睡眠不足になってしまう原因を知りましょう。

犬は人に合わせてくれやすいペットではありますが、あまりに急激な変化や大きな生活環境の変化によりストレスを感じると、睡眠不足になってしまうことがあります。

睡眠不足になると寝ているのに眠いという状況になるため、犬がいつも眠たいように見えます。

毎日していた散歩をいきなり止めたなども運動不足として睡眠不足の原因になりますので、なるべく生活環境は犬にとって快適な環境にしてあげましょう。

犬はもともとは夜行性でしたが人間と暮らすうちに、夜は眠るようになりましたそのため、夜でも照明で明るいような状況では昼と勘違いし、なかなか眠ることができず睡眠不足になることがあります。

本来なら眠っているはずの夜の時間なのに、昼間のように明るい状況では犬は落ち着いて眠ることができません。眠たいときに眠れないという状況は睡眠不足の原因として、犬の健康にも良くはないでしょう。

犬が睡眠不足になってしまう原因としては、周囲が騒がしいことも原因になることがあります。人間も騒がしい中ですぐ寝ることができる人は少ないですが、犬は人間よりも耳が良いので音は問題でしょう。

とくに大きな音楽は流していないしTVはつけていない、というお宅でも、犬が直接床に寝ているなら注意が必要です。床から伝わる人が歩く振動音なども、犬にとっては騒がしい音になることがあるからです。

犬の体調が悪くて具合が悪かったり、どこか痛い場所があるような場合も、犬の睡眠時間が短くなって睡眠不足となる原因になることがあります。

具合が悪くなると、犬は眠って治そうとするので睡眠時間は増えて見えます。しかし、具合が悪いことでしっかりとした眠りをとるのは難しいため、長い眠りをしているのに睡眠不足の状態です。

犬が遊んでいるのに突然寝ることや、食べているのに突然眠るようなことがあったときも、病気や不調から睡眠障害が起こっている可能性があります。

犬が6歳から10歳くらいになると老犬と呼ばれるシニア犬となりますが、このころに眠りが短くなったり夜中に吠えて起きるなどするようになったときは、老いたことによる病気が原因である場合があります。

基本的に、シニア犬となると音や光にも反応が薄くなり睡眠時間は長くなります。シニア犬が何時間でも寝れる状況なのに、夜中に突然起きて吠え出すような場合は、老犬となったことが理由でしょう。

犬がよくする行動や寝相について、睡眠時間と関係があるのかそれともあまり関係がないのか、見ていきましょう。

この他の症状としては、犬は睡眠不足になるとイライラしたり、寝ているときに起こされると怒りだすことがあります。

犬があくびをしている姿を見かけることがありますが、これは睡眠時間が足りないからやっているのではなく、たいていは退屈や飽きたり、ストレスが原因ですることが多いです。

人があくびをする場合は、たいてい眠すぎる時だったりしますが、犬はそうではありません。しっかりとした睡眠時間を確保できている犬であっても、他のサインとしてあくびをしています。

いびきをかくことが直接睡眠時間が足りないという行動ではないのですが、何かしらの病気が原因でいびきをかき、結果的に睡眠不足になっているという可能性はあるでしょう。

いびきが出る理由は、人と同じく睡眠時に何度か呼吸が止まるような病気や、何かの理由から眠ることができないという睡眠障害が原因になっている場合があります。

しかし犬種によって、とくに鼻の低い犬はいびきをかきやすいと言われています。この場合は、とくに病気や睡眠時間が原因ではないことがあります。