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犬の尻尾を切るのはどうして?断尾をする理由やその影響を解説

更新日:2024年03月26日

犬の尻尾を切るのはどうしてか、気になっていませんか。普通に考えれば、愛犬の尻尾を切ってしまうなんて、かわいそうだと考える人が多いでしょう。この記事では、犬の尻尾を切る理由や、犬の尻尾を切ることに対する世界的な見解を紹介しています。ぜひ参考にしてください。

犬の尻尾を切るのはどうして?断尾をする理由やその影響を解説

断尾のデメリット

断尾は、健康面や美容目的など、多様な目的で行われています。特定の犬種では、今も断尾が普通に行われています。

しかし、断尾をすることは、メリットばかりではありません。犬の尻尾を切る場合は、デメリットについても把握しておく必要があります。

断尾によるデメリットを、3つ紹介します。

断尾のデメリット1:痛み

断尾のデメリットの1つ目に、痛みが挙げられます。

断尾は、犬の尻尾を切るわけですから、当然ながら痛いです。特に、生後2日~10日程度の、生まれたばかりの犬の断尾をする場合には、麻酔なしで行われます。生まれたばかりでは、麻酔は危険だからです。

麻酔なしで行う犬の断尾は、「犬への虐待である」として、反対している人も多いです。人間の都合だけで行う断尾については、よく考える必要があるでしょう。

断尾のデメリット2:身体能力の低下

断尾のデメリットの2つ目に、身体能力の低下も挙げられます。

犬の尻尾は、重要な感覚器官であり、身体のバランスをとるためにも使われます。断尾をしてしまうと、最初のうちは、上手く歩けなくなることも多いです。

特に、全力で走る時などは、曲がる時にバランスを崩しやすくなります。人間に飼われている犬は、狩りをする機会などはほとんどないでしょうが、野生動物としては致命的です。

断尾のデメリット3:コミュケーション

断尾のデメリットの3つ目に、コミュニケーションも挙げられます。

犬の尻尾は、犬の機嫌や感情が現れる、コミュニケーションツールでもあります。尻尾を振っていれば嬉しい、尻尾を立てている時は緊張している、など。

断尾をしてしまえば、当然ながら、コミュニケーション手段の1つが失われてしまいます。尻尾の動きは、犬の大きな魅力の1つでもあるので、デメリットとしては大きいでしょう。

犬の尻尾を切る手術の方法

犬の尻尾を切る断尾については、メリットもあればデメリットもあります。昔は犬種によって積極的に行われてきましたが、今は動物愛護の観点から、反対意見も強くなってきています。

しかし、犬を飼う立場でしたら、具体的にどのような手術をして尻尾を切るのか、知っておいた方がいいでしょう。犬の断尾の手術法を知り、犬の尻尾は切るべきかを、考えてみてください。

犬の尻尾を切る手術の方法を、2つ紹介します。

結紮法

犬の尻尾を切る手術の方法の1つに、「結紮法」があります。

「結紮法」とは、ゴムバンドなどで犬の尻尾を根元から締め上げ、尻尾の血流を止めて壊死させる手術法です。通常、3日ほどで尻尾が抜け落ちます。

壊死した部分は、適正に衛生状態を保たないと、感染症にかかる恐れがあります。安全なように、動物クリニックで入院して行うことが多いです。

切断法

犬の尻尾を切る手術法の1つに、「切断法」もあります。

「切断法」は、その名の通り、ハサミやメスで尻尾を切断します。せめて麻酔があればいいのですが、実際は、生後数日程度で、麻酔なしで行われることが多いです。

「生まれたばかりの犬は、痛覚がまだ発達していない」という理由で、麻酔なしで行われることが多いです。しかし、実際は激痛を伴い、鳴き叫ぶことが多いようです。

尻尾を切る犬種とは?

尻尾を切る断尾は、今もいくつかの犬種で行われています。しかし、全ての犬種が尻尾を切るわけではありません。

犬の尻尾を切るのは、通常は特定の犬種だけです。衛生的な観点から、犬のために断尾を行うケースもありますが、例としては少数です。

これから新しい犬を迎え入れる場合、犬種によっては、断尾という行為に遭遇する可能性があります。断尾が行われる犬種を知っておきましょう。

尻尾を切る犬種を、以下に紹介します。

尻尾を切る主な犬種

  • コーギー
  • トイプードル
  • プードル
  • ポインター
  • シュナイザー
  • ジャックラッセルテリア
  • アメリカンコッカースパニエル
  • ドーベルマン
  • ピンシャー
  • ヨークシャーテリア

犬の尻尾を切る行為に対する世界的な見解

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