自宅でできる愛犬のカット！セルフカットの方法や道具と注意点4つ

みなさん愛犬のトリミングはどれくらいの頻度で行っていますか？

きっと、ペットサロンを利用されている方が多いでしょう。トリミングの頻度が多い犬種ですと、1か月に1度はペットサロンに行かなくてはいけません。

確かにペットサロンを利用すればトリマーさんに仕上げてもらえて素敵に仕上がるでしょう。でも、料金も高額ですし時間がかかります。飼い主さんの美容室代よりかかっているかも知れません。

実は簡単なカットならご自宅でできちゃいます。そして、案外ご自宅派の飼い主さんもたくさんいるんです。お金と時間のムダを無くすために、ちょっとした道具とトリミングの仕方を覚えて自宅で愛犬のカットにチャレンジしてみませんか。

犬のトリミングとは、ハサミやバリカンで犬の毛をキレイにカットする事です。自宅での愛犬のカットを目指すなら、まず重要なのは道具です。基本的犬のカット用品を一式そろえましょう。

素人だからこそ質の良いものを購入する事をします。初めはある程度の出費になってはしまいますがこれから何年も使っていく事を思えば高いものではありません。

ペットサロンの犬のカット代の数回分で揃える事ができます。ケガや毛へのダメージなどを考えると専用のものを揃えたほうが良いでしょう。

犬種によって道具に違いがありますので、愛犬に適切な道具をそろえましょう。

犬のカットバサミは毛を多くカットする時に使う仕上げ用ハサミです。

アメリカン・コッカー・スパニエルやウェルシュ・テリアやミニチュア・シュナウザー
やプードルなどのトリミングが必須な犬種に使用します。部分的ではなく全体のカットを自分でやりたい方には絶対必要です。

犬のカットをする時のメインのはさみなので、切れ味も鋭く取り扱いには注意が必要です。愛犬に怪我をさせないように、犬用カットハサミで先の丸いものを選びましょう。

安いものですと単品で1,000円台からあります。

ハサミの他に毛のもつれを解くブラシやカットする時に立毛させるコームなども準備しましょう。

すきバサミは毛量を調整する時に使用します。一度に毛が切れないのが特徴で、仕上がりを自然に調整できます。

毛のバランスを変えずに毛の量を軽くできるので、セルフで夏の暑さ対策もできます。変な段差をつけてしまった時などに誤魔化すことができるので、自宅での犬のカットにはありがたいハサミです。コツとしては、同じ場所を何度もすかないことです。

刃先の目の数に種類があり、目の数でカット率が変わります。

値段はカットハサミより少し高めで、単品で2,000円台からあります。

ミニハサミはボブバサミと呼ばれ、足先やひげなどの細かい部分のカットに使用します。

毛の量を多くカットするには適しませんが、ダックスフンドやチワワのような小型でカットする毛の量が少ない犬種に適しています。カットハサミよりは安全性は高いですが、カットハサミと同じで先が丸いものを選んだ方が良いでしょう。

すぐ伸びてしまう足先やお尻の周りのムダ毛のカットをしたい方なら手始めにミニハサミだけの購入でも良いでしょう。

セルフカットに大活躍なのは犬のカットバリカンです。体に滑らせるように使用すると手早く犬のカットをする事ができます。ただし、力をいれすぎると肌を傷つけてしまうこともありますので注意しましょう。

最近では、プロ仕様から家庭用までたくさんの種類が販売されています。全身に使いたい場合には、刃の調整のできるものを選びましょう。全身なら3から5ミリ、部分なら1ミリが適しています。

機能的には、お手入れや清潔さの事を考えると水洗いできるものが良いでしょう。軽いものやコードレスであれば楽ですし、静音設計のものを選ぶと怖がらせずに愛犬のカットができます。

ペンシルバリカンは、足裏などの細かい部分を整えるバリカンでトリマーとも呼ばれています。全身にバリカンを使うのには抵抗があるけど部分的には使ってみたいと言う方には最適なバリカンです。

犬は足裏の毛が伸びて肉球が隠れてしまうと、フローリングで滑って怪我をしたり足や腰に負担がかかって病気になってしまう事があります。そのためこまめな足裏のお手入れが必要です。コツは毛の流れに逆らって肌に水平にバリカンの刃をすべらせる事です。

ペットサロンでは飼い主の要望に合わせ、毛の長さ・毛質・骨格などから総合的に犬のカットを行っています。トリマーさんの技術と知識そして経験によって安全にトリミングしています。

ご自宅での犬のカットは失敗してしまう場合もあります。でもプロのようにいかなくてあたりまえです。焦らず無理をせずに少しずつ慣れていくことが大事ですし、一番肝心なのは愛犬の安全です。

手順を紹介する前に安全に犬のカットができるように、注意点を4つ紹介します。