【オス・メス別】犬のトイレのしつけトレーニング｜成犬/子犬

トイレサークルにやわらかいシートを敷いても、カーペットやソファなどのやわらかくて落ち着ける場所がトイレと同じ部屋にあるとそちらに行き、トイレを覚えないことがあります。

トイレの失敗を思わず叱る気持も理解できますが、そこは飼い主さんの度量の見せ場です。ぐっとこらえて、沈着冷静な処理に集中します。

むしろ、処理中は犬を無視するくらいの気持ちが大事です。犬をかまいながら処理すると、「遊んでもらえた」と感じるので逆効果になってしまうからです。

また、トイレの勘違いをしやすい環境かどうか、確認も必要です。

犬のトイレトレーニングを成功させるためには、飼い主さんに対する信頼感を高めることと、トイレを覚えやすくしてあげることが大事です。

犬がトイレを楽しくできるように、トイレの整え方をご紹介します。

トイレスペースに入ってもはみ出すことがありますので、床や畳が汚れないようにペットシートの下に専用マットを敷きます。上に載せるペットシートがずれにくいゴム製がです。

床や畳が汚れなければ、飼い主さんもゆとりを持ってしつけができます。

トレーニング初期段階は、失敗を減らすためと入りやすくするためにトイレサークルは広くします。慣れてきたらスペースを小さくしていき、室内トイレがゴールなら必要十分なサイズに調整します。

また、散歩トイレを目指す場合は、目標のゴールが近づくにつれてサークルを小さくして、最終的にトイレサークルをやめます。段階的に小さくすれば、犬にストレスがかからなくなります。

間違えてトイレをしてしまったら、その場所のニオイを完全に除去してから犬が嫌うニオイの「ここはダメしつけスプレー」を吹きます。

また、逆に「ここはOKしつけスプレー」もあるので、トイレへの誘導に使います。

犬がする1日のトイレ回数は、成長の度合いによって異なります。子犬のときと成犬の場合、また老犬ではどうなるのか、ご紹介します。

子犬は、まだ体が未熟なためオシッコやウンチが我慢できません。月齢+1時間が回数の目安とされ、生まれて2ヶ月なら3〜4時間に1回のトイレタイムです。

2ヶ月で1日に6〜8回ですが、その分トイレトレーニングもできます。

成犬は屋外トイレのしつけができた犬だと、1日に2回で大丈夫です。ただし、朝と夕方の2回の散歩は必要です。

室内トイレの場合も子犬より少なくなり、いつでもトイレに行ける環境で1日に3〜5回前後です。