犬は寝るときケージに入れるべき？しつけ方法4つと成功のコツ

ペットを飼うときにはいくつかのルールを用意しなければいけませんが、そのルールには寝るときの扱いをどうするのかも含まれます。

ただし、一部のルールやしつけにはメリットもデメリットも含まれているので、飼い主側が判断しないといけません。

ここでは寝るときの犬をケージに入れることで発生するメリットについてわかりやすくまとめて参ります。

これは犬が寝返りをすることで事故が発生するのでは無く、飼い主側が寝返りをすることで発生する事故のことです。

もっとわかりやすく説明すると、同じベッドで寝ると寝返りで犬をつぶす可能性があるということです。

就寝時の体をコントロールできる人などほとんどいませんので、一緒に寝ている限り気がつかないうちに犬に怪我させてしまう可能性は誰でもあると言えるでしょう。寝るときに発生する被害を抑え得るためにもケージは必要になります。

寝るときにケージに入れていない犬は自由気ままに動くことができますので、誤飲しても気がつきません。

犬をしつけるために十か条を設けたり構い方にもルールを適応している人でも自分が寝るときは無防備になってしまいますので、それらのルールを用いることができません。

犬のしつけは何ヵ月からと決めている人でも何もできない時間帯となりますので、ケージに入れないことでのデメリットは大きくなってしまいます。

どんなに厳しい飼い主でも視界からそれると「気がついたら何か食べていた」なんてことが発生するのが常です。

大きな地震が発生したときにケージの中の方が安全という声もありますが、最大の理由はケージの中に入れることで犬のしつけに繋がることです。

避難場所に行かなければいけないほど大きな被害が発生する震災なら、犬も連れて行きたいと思うのは飼い主なら当たり前ですが、避難所には嫌犬家の方ももちろんいるので絶対服従関係が成り立っていないペットは嫌われます。

ケージに入れられることになれていない犬は無理矢理入れられると吠えることもありますので、他の避難者から「鳴くしつけがなっていない」とか「成犬のしつけ方がなっていない」とか「犬が吠えて困る」という苦情が発生してしまうでしょう。

ケージが居心地の良い場所になっていない犬はいやがってワンワンと泣き叫ぶようになります。逆に居心地の良い場所と認識しているなら落ち着いて待っていることも可能となるでしょう。

「犬のしつけは何ヶ月からがいい」といういろんな意見がありますが、これはできる限り早くから行うのが正解なので子犬のケージを用意してケージで寝られるようにしてください。

夜鳴きがひどいときはケージの隣にお布団を敷いて寝て、少しずつ距離を離すといった努力が必要になります。リビングにケージがある方は最初のうちはリビングで寝ることも必要です。

犬がケージで寝られないとデメリットをいくつも背負ってしまいますので、寝るときは別々になるようにしつける必要があります。今からでも取り入れてもらいたい具体的な方法を4つほど紹介いたしますので、有効活用してください。

犬の好きなおもちゃを使ったしつけや犬にご飯を与えるときにきちんとルールを遵守している人ならば特に問題なく取り入れられるものばかりでしょう。

最も大切なことは寝るときに使える場所と認識できるほど、ケージの中は安心できると犬に認識させることです。

寝るときには絶対に使いたくない安心できない場所と認識されれば、無理矢理入れられると「出してほしい」とアピールし続けてしまうでしょう。

飼い犬に嫌われるのが怖い人はこのアピールに屈してついつい出してあげたくなってしまいますが、そこはグッとこらえて慣れさせることが重要になります。

ケージの中に入るといい物があると認識させるためにおもちゃなどを用意するのも有効です。

寝るときもケージの中が安心と犬に思わせるためにはお菓子を使っての誘導も必要になります。最初からしつけられた犬ならば寝るときにスムーズにケージの中に入ってくれますが、なれていない犬は受け付けてくれません。

なので、おやつやお菓子を持った状態で「ハウス」と命令し、その命令に従ってケージの中に入ったらおやつかお菓子をあげるというちょっとした芸の仕込みが必要になってきます。

慣れれば、お菓子やおやつを与えなくても「ハウス」という命令でケージの中に戻ってくれる犬が誕生するでしょう。これで寝るときも安心してケージに戻ってくれます。

なれていない犬はケージの中が落ち着かないので寝るときの場所として使うことはできません。そのため、短い時間の留守番からスタートすることが重要になります。

慣れていない状態でいきなり長時間ケージの中に閉じ込めると犬にとって悪印象をもたらすものと思われてしまうので、ケージ嫌いが加速します。慣れていないうちは10分や20分といった短い時間だけ留守番させるようにしましょう。