マルチーズは抜け毛が少ないのか？マルチーズの抜け毛の予防法

抜け毛が少ないマルチーズですが、それでもお手入れは必要で、被毛がとても細いため、抜け毛を取り除かないでいると毛がもつれやすくなります。

被毛の通気性も悪くなるので、ブラッシングは連日してあげるのが好ましく、最低でも週に1～2回は行うようにし、抜け毛を取り除いてあげるのが良いでしょう。

抜け毛が少ないからお手入れを怠ると、毛が絡まって、健康状態を損ねてしまう可能性もあります。

マルチーズのブラッシングには、ピンブラシやスリッカーブラシが適しており、初めにピンブラシを使って毛流を整え、その後にスリッカーブラシで抜け毛を取り除いていくようにします。

スリッカーブラシを使うときは、力の入れ過ぎを防ぐためにブラシを鉛筆の持ち方にして持ちます。それは、余計な力が加わりにくくなるからです。

そして毛の流れに沿ってブラシを平行に動かし優しくとかしていきます。

長いことブラッシングをしているとイヤがることもあるので、長くても10分ほどにして終わりましょう。

コームはスリッカ―ブラシと一緒に使ったり、ブラッシングの最後の仕上げに使います。

コームにもさまざまなタイプがありますが、目が細い部分と、荒いほうがついている「両目櫛」というタイプがおススメです。

ほかにもさまざまな道具があり、それらを使い分けることもありますが、この2タイプがあると大丈夫です。

スリッカーブラシはピンブラシで取ることができない毛玉を取るのに使いますが、皮膚にキズをつけないように優しくすることが大切です。

先端に小さい丸がついたスリッカーブラシもありますが、それでは表面の毛並みしか整えることができず、抜け毛を回収することができません。

スリッカ―ブラシにはソフトタイプとハードタイプがありますが、いつものお手入れはソフトタイプ、絡まっているときはハードタイプというように使い分けるとよいでしょう。

マルチーズの抜け毛を取り除くためにシャンプーをすることも有効ですが、シャンプーで洗い流すことで、しっかりと抜け毛を取り除くことができます。

しかし、シャンプーのしすぎはマルチーズの皮膚の乾燥に繋がるので、トラブルを起こしてしまう可能性があります。多くても一ヶ月に2～3回くらいを目安に行います。

また、人間のシャンプーは、マルチーズにとっては刺激が強すぎなので使用を避け、犬用のものを選んで使用しましょう。個体によって肌質が違うので、肌質に合ったものを選びます。

抜け毛があちこちに落ちなくするために、服を着せることは有効であると考えられます。

しかし、マルチーズの皮膚の具合によっては服を着用するのが向かない場合があるので、注意が必要です。

また、洋服を着せる際にはキレイに洗濯が済んでいるものを用意し、脱いだときに服についた抜け毛をしっかりと取り除きましょう。

シングルコートの犬は、冬の寒さに弱く、夏は紫外線から肌を守る必要がありますのて、散歩では服を着せましょう。

マルチーズの被毛は長いので、こまめにブラッシングをしないと毛玉になるので、そんなときはバリカンで刈ります。

しかしバリカンで刈ると毛質が変わることがあります。正確に言うと毛質ではなく、毛と毛先の状態が変わるということです。

毛の色やカールが変わったり、毛の伸びかたにムラができる原因にバリカンがあります。毛を刈る際にバリカンの刃が皮膚に強くあたってダメージを与えてしまうことがあるので注意します。

皮膚をキズつけてしまうとそこからカタい毛が生えて、それが剛毛になってしまいます。

ダブルコートの犬は、換毛期には驚くほどの抜け毛があるので連日ブラッシングに追われるだけでなく、部屋の掃除にも手間がかかります。

そのため換毛期がなく抜け毛が少ないマルチーズは、犬をはじめて飼う人でもお手入れがしやすい犬種と言えます。

抜け毛が少ない犬種は、本来は連日のブラッシングの必要はありませんが、マルチーズの場合は絡まりやすい毛質なので、できれば連日、最低でも週に数回はしてあげましょう。

ブラッシングと掃除をしっかりと行い、犬が快適に過ごせるようにしてください。