黒色の毛色を持つブラックシェパードの種類4選｜注意すべき点も紹介

ブラックシェパードとは、その名のとおり、色の黒いシェパード犬のことです。

オールブラックのブラックシェパードもいれば、被毛のカラーや模様によりブラックに見えることからブラックシェパードと呼ばれる犬もいます。

ブラックシェパードという呼び名は、黒いシェパード犬や黒く見えるシェパード犬をブラックシェパードとカテゴライズしているだけで、ブラックシェパードという種類の犬がいるというわけではありません。

ブラックシェパードと呼ばれる犬には、元祖シェパード犬ともいえるオールドジャーマンシェパードや、交配の過程で黒いシェパードばかりが生まれるようになったベルジアンシェパードドッググローネンダールなどがいます。

どの犬種においてもブラックシェパードを作出しようとしたわけではなく、黒い個体をブラックシェパードと呼んでいるだけなので、その歴史はそれぞれの犬種に順じます。

大きな意味でいえば、外見がシェパードらしくなくても、シェパードを冠する犬種名の黒い個体なら、ブラックシェパードと呼べます。

ブラック以外のシェパードは、ブラックシェパードではないので、その種類はさまざまです。例外として、ベルジアンシェパードドッググローネンダールは、黒い個体ばかりなので、すべてがブラックシェパードといえます。

ブラックシェパードが絶対生まれないシェパード犬種には、ホワイト・スイス・シェパードがいます。被毛カラーを白に固定するために作出されたホワイト・スイス・シェパードから、ブラックシェパードが生まれることは考えにくいです。

オールドジャーマンシェパードは、ジャーマンシェパードドッグの原種で、ジャーマンシェパードとは別種です。

原産国・ドイツでは牧羊と牧牛の両方をこなせる優秀な作業犬として愛されてきました。

オールドジャーマンシェパードは、日本のペットショップで販売されていません。

非常に希少性の高い犬種で絶滅の危機にあるオールドジャーマンシェパードは、原産国・ドイツ以外の国で見かけることはありません。日本でのブリーダーもいないため、海外からの輸入となります。

国をあげての保護・繁殖が推奨される犬種なので、日本での飼育となると、ブリーダーによっては断られる可能性があります。

現在、オールドジャーマンシェパードは、絶滅の危険性が高い犬種の1つに指定されています。原産国・ドイツ国内でもその数は少なく、保護や繁殖が推奨されています。また、ドイツ以外の国ではほとんど飼育されていません。

被毛カラーはジェットブラック・ブラック・ブルー・ブラック＆タンなどバリエーションがあり、ジェットブラックとブラックの被毛を持ったオールドジャーマンシェパードがブラックシェパードと呼ばれます。

被毛にホワイトが入った個体にはオールドジャーマンシェパードとしての血統書は発行されません。