シュナプーの被毛の特徴とは？カットやシャンプーなどのお手入れ方法

シュナプーという犬種を知っていますか。シュナウザーとトイプードルを掛け合わせた、いわゆるミックス犬と呼ばれる犬種のひとつです。

日本で見られるシュナプーは、ミニチュアシュナウザーとトイプードルを掛け合わせた「ミニチュアシュヌードル」という種類がほとんどを占めています。

毛色や外見はミニチュアシュナウザー寄りですが、サイズはミニチュアシュナウザーほど大きくならないのがシュナプーです。

シュナプーは、陽気で人懐っこくフレンドリーなところがありながらも、警戒心が強く、また両親犬ゆずりの賢さも持ち合わせた、はじめて犬を飼う人には犬種です。

陽気で人懐っこい性格はトイプードルから、活発で甘えん坊な部分はミニチュアシュナウザーから受け継いでいるといえます。

ただし、ミニチュアシュナウザーの性格の特徴のひとつである「警戒心が強い」という部分が、シュナプーにどう遺伝するかで、印象が変わってくるかもしれません。

トイプードルのフレンドリーさが作用して、比較的穏やかな性格の子が多いです。

シュナプーの両親犬であるトイプードルは、シングルコートであり、換毛期がないと言われるほど、クラスに抜け毛の量が少ないことで有名です。

また、ダブルコートであるミニチュアシュナウザーも、同じ被毛をもつ犬種の中では、比較的抜け毛が少ないといわれています。

シュナプーは、抜け毛の量こそ少なめですが、トイプードルとシュナウザー、どちらの親の特徴をつよく引き継ぐかで、被毛の特徴が変わってきます。

シュナプーは、外見こそシュナウザー寄りになることが多いですが、被毛はどちらかといえばトイプードルの特徴を受け継ぐ傾向があり、巻き毛になることが多いです。

ミニチュアシュナウザーの特徴を引き継いだ場合は、ゆるやかなウェーブがかかった被毛になります。シュナプーには、こちらの系統の子も少なくありません。

どちらの両親犬の特徴を強く引き継ぐかで、シュナプーの顔立ち、被毛の種類やカラー、個性などは変わってきます。シュナプーは「わが家だけの子」を見つけやすい犬種といえるかもしれませんね。

シュナプーは、トイプードルよりもやわらかい毛質であることがほとんどです。

この被毛のやわらかさは、どちらかといえばシュナウザーの遺伝によるものです。

やわらかいうえに細く、巻き毛であることが多いので、とても絡まりやすく毛玉もできやすいため、日々のお手入れは必須といえるでしょう。

トイプードルの特徴を受け継いだ被毛の場合、ゆるくふわふわな毛質になる場合だけではなく、比較的ストレートな被毛の毛質、長毛のラフコートの毛質などに似ていることもあります。

シュナプーの被毛のカラーはとても多彩で、子犬から成犬になる過程で色が変わることが多いのも、魅力のひとつです。

シュナウザーの基本カラーはホワイト、ブラック、ブラック＆シルバー、ソルト＆ペッパーですが、トイプードルの基本カラーはレッド、アプリコット、ホワイト、ブラック、ブラウン、シルバーなど、とても豊富です。

そのため、シュナプーも両親犬のカラーによって、ホワイト、ブラック、ブラウン、アプリコットや、斑点が入ったものなど、さまざまなバリエーション豊かなカラーになることが多いのです。

シュナプーは、もともと抜け毛が少ない犬を求める声から生まれたため、においも少なく、比較的お手入れがしやすい犬種だといえます。

しかし、だからといってお手入れを放置してもいいのかといわれれば、もちろんそんなことはなく、シャンプーやブラッシング、カットなど、シュナプーの状態を見ながら適切に行っていく必要があります。

ブラッシングやカットなどの、シュナプーのお手入れ方法についてそれぞれ見ていきましょう。

シュナプーは、抜け毛の少ない犬を目指して、トイプードルとミニチュアシュナイザーを掛け合わせた犬種であるため、抜け毛はほとんどありません。

シュナプーには換毛期もないので、季節の変わり目にごっそりと毛が抜ける、といったことも同じくほとんどありません。

しかし、飼っているシュナプーの体質によっては、エサを変えたとたんに抜け毛の量が増えたりするなどといったことは考えられますので、気になることがあれば専門の機関に相談してみるのがよいでしょう。