ボルゾイの大きさや特徴とは？性格や5つの飼育方法を解説！

その他の大型犬と同じように、ボルゾイは飼い主に従順で温厚な性格の犬種とされています。個体差はありますが、他の動物や子供とも上手くやっていけるタイプが多いと言われています。

静かに飼い主に寄り添うような犬種ですが、神経質なところもあります。ストレスを溜めやすいので、気をつけてあげる必要があります。

また、本来は猟犬ですので、他の動物を獲物と見なして攻撃的になることもあります。好奇心が強くて遊び好きな一面もありますので、飼い主がしっかりコントロールできるようにしておきましょう。

日本でも時折見かけるボルゾイですが、日本の気候や住宅で飼育するにはいくつかの注意点があります。

ボルゾイは性格的にも大きさ的にも飼い辛い犬種に入るでしょう。個体差はありますが、大型犬で運動量が必要なことや、猟犬としての気質が理由にあげられます。

しかし、ボルゾイはその苦労をいとわないほどに魅力的な犬種です。ボルゾイの飼い方について、見ていきましょう。

ボルゾイは大型犬なので、その大きさにあわせて食事量も多いです。年齢と体重からカロリー計算してフードを与えましょう。

持病などで市販のフードが食べられないケースを除き、手作りフードより市販のフードがいいとされています。毎日手作りをしていると飼い主にとって負担になるときもありますし、必要な栄養素を確実に取れる保証がないからです。

ボルゾイは食が細い個体が多いため、少量でも良質なたんぱく質を摂取できるよう、フードを選びましょう。

元々は広大な土地を駆け回っていた猟犬ですので、庭は必須といえるでしょう。マンションや庭のない家でも飼育可能ですが、ドッグランなどへ行く必要が出てきます。

基本は室内飼育にして温度や湿度を調節し、庭にも出られる環境が理想的です。

室内においてもスペースが必要です。その体の大きさから、室内・室外ともに十分なスペースを確保する必要があります。

十分に動き回れないと、ボルゾイはストレスを感じて攻撃的になってしまいます。攻撃的な大型の猟犬は、手に負えない狂犬となる可能性があります。

散歩は60分を1日2回が理想です。歩くだけでなく、広い場所で離してダッシュさせたりボール遊びをさせるのもいいでしょう。

しかし、ボルゾイは走行能力に優れ、スピードは時速50km。人間が追いつける速度ではありませんので、周囲への配慮は必須です。

また、ボルゾイは他の動物を獲物と認定し攻撃的になることがあります。実際に、日本でも逃げたボルゾイが散歩中の小型犬4匹に襲い掛かり、内2頭の小型犬が命を奪われています。安全確認は必ず行いましょう。

危険犬種ではありませんが、注意が必要な犬種です。

週に2～3回のブラッシングは必須です。被毛が汚れたらシャンプーもしてあげましょう。また、被毛や皮膚のチェックは毎日行うのが理想です。

被毛の量が多い犬種なので、換毛期には大量の抜け毛が発生します。ブラッシングの回数を増やすことで対応しましょう。

また、ボルゾイは極寒の地・ロシアで生きることを前提にブリーディングされた犬種なので、本来なら、日本の気候には合っていません。

地域にもよりますが、気温や湿度には十分に気をつけた上で、必要なら被毛のカットもしてあげましょう。

ボルゾイは大型犬で身体能力も高いため、人間が力でコントロールすることは難しく、しっかりとしつけをしておく必要があります。

ボルゾイは飼い主に従順で物静かな性質の犬種とされていますが、子犬の頃はやんちゃな個体も多くいます。神経質なところのある犬種なので、叱ってしつけるよりは誉めてしつけることを心がけましょう。

猟犬としての気質から、自立心が強く、自分で判断して動く賢い犬種でもあるので、思うようにしつけが進まないかもしれませんが、諦めずに頑張りましょう。