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可愛いけど本当に大丈夫?ポメラニアンをサマーカットにする注意点

更新日:2023年11月24日

可愛いポメラニアンを真夏の熱い時にはサマーカットで愛犬涼しくしてあげようとしている飼い主が多いですが、デメリットも存在します。ポメラニアンの皮膚は薄く、肌トラブルにも注意が必要で、サマーカットがおススメできない理由を紹介します。

可愛いけど本当に大丈夫?ポメラニアンをサマーカットにする注意点

サマーカットはできる?ポメラニアンの毛の秘密

夏の暑さで夏バテするのは人間だけではなく犬も同じで、暑さに弱い犬もいるので、最近流行しているサマーカットにする飼い主もいます。

ポメラニアンはフサフサの被毛に覆われているので、「夏は暑いだろう」とサマーカットにしようとする飼い主は多いです。

ポメラニアンの被毛についてしっかりと理解したうえで、サマーカットが本当に必要かを検討しましょう。

1:アンダーコートとオーバーコート

ポメラニアンの魅力であるフワフワの被毛は、長いオーバーコートと、短い綿毛のようなアンダーコートのダブルコート(2重構造)になっています。

頭や耳のまわり、脚の毛は比較的短く密集していて、滑らかな触り心地で、ほかの部分には長く豊かな毛が生えており、尻尾には長い飾り毛があります。

飾り毛を揺らしながら歩く姿もポメラニアンの魅力です。

2:断熱材としての役割

被毛には、地肌に熱を直接伝えない断熱材としての効果があり、被毛が長いことでその中に空気の層ができて、地肌に外気の影響を受けにくくなっています。

直接日が当ったとしても、被毛の先が熱くなるだけで地肌は熱くなりにくく、そのため毛を短く刈り込んでしまうと、断熱材を失うことで暑さ対策どころか、逆効果になります。

3:外の刺激から守る

犬の皮膚は人間と比べて薄く、外的刺激にとても弱く、そのため被毛で全身を覆うことで身体を守っています。

サマーカットでポメラニアンの毛を短くすることは、夏の直射日光で紫外線の影響を受けることになります。

部屋でエアコンをつけていると、冷房で身体を冷やし過ぎて体調を崩すことがあるので注意が必要です。

4:再生に時間がかかる

ダブルコートの特徴は換毛期があり、当然ポメラニアンもあり、季節の変わり目に冬毛、夏毛と生え変わります。

しかしサマーカットをすると直射日光や紫外線、冷房で体が冷え過ぎたりで、ホルモンバランスが崩れて毛質が変わってしまうことがあります。

ポメラニアン本来のフサフサした被毛からほど遠い状態になることがあり、もとに戻るのは長くかかります。

ポメラニアンをサマーカットしても平気?

熱い夏、少しでも涼しく過ごしてもらおうとサマーカットをする飼い主も多いでしょう。

しかし犬の被毛を短くしすぎてしまうと、屋外では熱すぎて、家のなかでは冷え過ぎによる体調不良によるお腹を壊すこともあります。

サマーカットのメリットとデメリットがありますが、ポメラニアンにサマーカットする問題を紹介します。

サマーカットをしない理由

  1. 毛が、短くすると体温調節ができなくなる
  2. 換毛期以外に毛を短くすると毛質が変わってしまう
  3. 毛質が変わってしまうと毛がそろうのに時間がかかる
  4. 犬の皮膚は薄いので皮膚が傷つきやすくなる

1:体温調節ができなくなる

毛を短くすることで外気に触れやすくなるので、長いよりは涼しくなると考える人は多いですが、それは違います。

人間は全身から汗をかき、外気に触れて蒸発し、そのとき気化熱で体温を下げますが、犬は汗腺は肉球にしかないので、身体から汗は分泌されません。

毛が短いことは断熱材を失ったと同じで、この状態は外気の影響を受けやすく、夏の日照りは熱くなり、エアコンでは身体が冷えすぎるので注意しないといけません。

2:毛質が変わってしまう

サマーカットで毛を短く刈り込んでしまうことでポメラニアンの特徴である美しい被毛がボサボサになることもあります。

また毛を短くしたことによるホルモンバランスの崩れから毛質が変わってしまって、本来のフサフサ感がなくなり、毛がなかなか伸びず、見た目が貧相に見えます。

3:毛がそろうのに時間がかかる

次のページ:ポメラニアンにカットスタイル3選

初回公開日:2022年09月06日

記載されている内容は2022年09月06日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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