金魚すくいの出目金の寿命は短い？長生きさせるためのコツ5つ

ここまで何度も述べていますが、出目金のトレードマークである目は非常にデリケートです。

わずかな接触でも傷が付くことがありますし、傷口から細菌が入り込むことで病気にかかり、寿命が短くなることも珍しくありません。

無防備に眼球を晒している出目金を守るには、出目金にむやみに触れることなく、出目金がぶつかりにくいシンプルなレイアウトの水槽を作り上げるようにしましょう。

金魚すくいから持ち帰った出目金は、ペットショップなどで購入した出目金よりもストレスに晒されています。

金魚すくいから自宅にやってきた金魚がストレスによって寿命を縮めないためにも、静かな環境に置いた水槽に移し替えて、ストレスを解消してあげましょう。

電子機器や人間の歩行によって発生する振動は、金魚にとってストレス要因になるだけでなく、寿命にも影響します。

常に人の視線を感じないように、出目金が隠れるための水草を水槽に用意してあげるのもです。

出目金は他の金魚に比べて泳ぎが得意ではないため、多種の魚と同じ水槽で飼うのは避けた方が良いでしょう。

出目金同士であれば、デリケートな目を守るように互いが気を付けながら泳ぎますが、他の金魚は出目金に関係なく自由に泳ぎ回ります。

そのせいで出目金と衝突してしまい、出目金の目が傷つくことも考えられます。

出目金の寿命を延ばしたいのであれば、なるべく単独飼育するように心がけてください。

出目金を少しでも長生きさせたいのであれば、寿命を延ばすための飼育方法を知る必要があります。

寿命を延ばすために特に注意すべきなのは、水温や水槽、水替えといった出目金が過ごす環境の整備と、餌の与え方です。

金魚に限らず、魚を育てる際には成長を見越した大きさの水槽を用意することが大切です。

出目金は個体によっては体長25cm近くまで成長することがあります。それを考慮すると、複数の出目金を同時に育てるなら最低でも45cm以上、余裕を持つなら60cm以上の水槽で飼育するのが望ましいといえます。


複数の出目金を同じ水槽で育てる場合は、45cmの水槽で3匹を目安にしてください。

余裕を持った大きさの水槽で飼育すると、出目金がストレスを感じにくく、長生きしやすくなります。

出目金の寿命を延ばしながら飼育するのに最適な水温は20~28度です。

安全な環境で出目金を育てたい場合は、ヒーターや水槽冷却用のファンを使って水の温度が過剰に上下しないように調節しましょう。

水温の変化要因としては日光も考えられます。季節によって日差しの強さは変わりますが、特に夏場は窓辺に出目金の水槽を置いておくと、水温が一気に上昇してしまうことがあるので注意しましょう。

金魚鉢のように容積が小さい水槽は水温が変化しやすいため、出目金の寿命を延ばしたいのであれば水温の点から見ても大きめの水槽をします。

魚を育てるうえで欠かせないのが水替えという作業です。

水替えをしないとフンや餌の食べ残しによって餌が汚れるだけでなく、水自体が古くなってphが酸性に近くなってしまいます。

こうした水質の変化は出目金の寿命を縮める要因になりますので、最低でも2週間に1度は水替えをしましょう。

水替えの際は交換する水を事前に水槽の水と同じ温度にすることが大切です。水槽よりも冷たい水と替えてしまうと、急激な温度変化が出目金の寿命に悪影響を及ぼすことがあります。

出目金がパクパクと口を動かして餌を食べる様子は非常に可愛らしいですが、与え過ぎには注意が必要です。

餌を与え過ぎると、人間と同じく消化不良や肥満によって健康を害することがあります。

餌をあげるのは1日2回程度で充分です。分量としては出目金が食べきれる量だけ与えるようにすると、水槽が汚れずに済みます。

栄養バランスを考えるとドライフードタイプの餌が万能です。生餌は大好物ですが栄養バランスが偏りやすいので、他の餌と併用することをします。

出目金を飼うのが初めての人や、出目金の寿命を少しでも延ばしたい人の中には、どのような水槽やヒーターを使ったら良いか悩んでいる人もいることでしょう。

そんな方のために出目金を育てるのにピッタリなグッズをご紹介します。