クーリーローチは何を食べる？おすすめの餌や与え方のポイントを解説

クーリーローチは黄色く細長い体に、黒の縦縞模様があり見た目はとても美しいのですが、実は東南アジア原産のドジョウの仲間です。体調は10cmほどで、寿命は5年～10年ほどと比較的長く生きる種類の熱帯魚です。

とてもスリムな体をしていますが何でもよく食べてくれ、飼育も比較的簡単で性格も温厚なことから、水槽のお掃除役として混泳させている人も多いのではないでしょうか。

そんなクーリーローチの生活圏は水槽の床底で、性格は温厚な上に非常に臆病なところがあることから、餌の与え方にポイントがあります。餌の種類は問いませんが、与える種類を工夫することで、より健康的な飼育が可能です。

この記事では、クーリーローチを飼育しようと思っている人やまだクーリーローチに適した餌についてあまり知らないという人に向けて、餌の与え方のポイントやおすすめの餌を紹介しています。

是非この記事で紹介されている内容をクーリーローチの飼育に取り入れて、適切な飼育に向けて役立ててみて下さい。

出典：クーリーローチの飼育：餌は何食べる？混泳は？寿命はどれくらい？｜アクアリウム生活
参照：https://aquarium-style.com/938.html

久々に暴れとる。頼むから飛び出さないでおくれよ。#クーリーローチ pic.twitter.com/IIAkZStqvZ

— おでこ (@rUXpVhajaNQZNDy) October 8, 2022

雑食性のクーリーローチは餌の種類を問わず、人工飼料から生餌まで何でもよく食べてくれます。もちろん人工飼料だけでも飼育は可能ですが、冷凍赤虫やブラインシュリンプなどの生餌を与えれば、栄養バランスが整うのでより健康的な飼育が可能です。

人工飼料であれば、同じように水槽の底で暮らすコラドリスの餌を流用してみましょう。コラドリスの人工飼料は沈下性に優れている点で、クーリーローチにも適した餌と言えます。

沈下性にとぼしい熱帯魚用の人工飼料も食べてはくれますが、普通に与えていたのでは水槽の床底に餌が沈む前に、他の魚に全部食べられてしまいます。

水に浮いてしまう軽い餌の場合は、スポイトなどを利用して、水槽の底床に餌をばらまくようにして与えるようにしましょう。

また雑食性のクーリーローチは稚魚程度のエビであれば、餌として食べてしまうことがあります。できればクーリーローチとエビの混泳は避けたほうが良さそうです。

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— ねぶそく@繁忙期 (@nebusoku_kumako) October 9, 2022

クーリーローチを他の魚と混泳させる場合、クーリーローチの生活圏である水槽の床底に餌が沈む前に他の魚が餌を食べてしまい、クーリーローチの餌が不足してしまうといった状況が起こる可能性があります。

クーリーローチは餌が不足すると痩せてしまい、元に戻すには時間も手間もかかるので大変です。また、最悪の場合は餓死してしまうこともあります。

クーリーローチの餌は、人工飼料であれば水槽の床底に早く沈む沈下性に優れたタイプを選ぶようにしましょう。ここではクーリーローチにおすすめの餌を紹介します。餌選びの際の参考として、是非活用してみて下さい。

コラドリスの主食となっている餌の1つです。コラドリスはクーリーローチと同様に水槽の底床で生活をしているナマズの1種となります。そのため、テトラコラドリスシュリンプは低層魚用に向けて開発された沈下性フードとなっているので、クーリーローチへの餌としても最適です。

2色のウェハータイプなので食べやすく、テトラ独自のバイオアクティブ製法で各種ビタミンも配合されているので、栄養バランスも整い、健康的な飼育に役立ちます。

また水に溶けにくいので栄養が水に溶けだすことも少なく、水槽の水をキレイに保つことができる点でもおすすめです。

ひかりクレストコラドリスは、価格も手ごろで管理も簡単、その上コラドリスがよく食べてくれるという理由から、コラドリス飼育の際のメイン餌として使用されていることが多いようです。

コラドリス用の餌であれば、クーリーローチの餌としても流用ができます。沈みやすいタブレット状なので、水槽の床底に素早く沈み、他の魚に食べられてしまう心配はありません。

ひかりクレストはタブレット状で形状が少し大きくなるため、食べきるまでに時間がかかる点で水質悪化につながってしまう場合があります。

ですが、このひかりクレストは他のタブレット状の餌より薄いので、食べきれる量で餌を与えることが比較的簡単にできる点でもおすすめです。

冷凍赤虫はコラドリスだけではなく、クーチーローリーもよく食べてくれる生餌です。値段を比較すると、生餌は人工飼料よりは少し割高とはなりますが、生餌を与えることで栄養バランスが整い、クーチーローリーが健康的に成長してくれます。

またこのキョーリンの赤虫は、赤虫の体内まで殺菌されているので、クーチーローリーに病原菌を持ち込むこともなく、安心して使用できる生餌です。

室内で飼育されている熱帯魚に不足しがちなビタミン複合体を与えた赤虫なので、栄養バランスを整える餌としても適しています。

細胞が壊れないように超急速冷凍で冷凍されているため、水槽に入れても栄養分の流出が少なく、水が汚れないといった点も特徴の1つです。

冷凍赤虫は水槽の中に入れると散らばりやすいので、低層魚用の餌入れなどを利用して、餌をあげるようにしましょう。餌の散らばりを防ぐことで、水槽の掃除頻度が減るなど、管理が楽になります。