ハムスターの餌として野菜を与えることは可能？与える際の注意点も紹介

生の豆には、有害成分が含まれており、消化がしにくいため与えないほうが良いと言えます。
身体の小さなハムスターは、たとえ少量であっても健康に害を与える可能性が高くなるため、注意が必要です。

特に生のままの豆は、尿石症や血尿、排尿困難などの症状を引き起こす原因となり、重症化すると最悪の場合は死に至ることもあります。火を通した豆であれば一応大丈夫ですが、あげたとしても1粒～2粒程度にしておきましょう。

ちなみに豆腐は与えても問題ありません。むしろ具合が悪くても食べやすいので、体調がすぐれないときの餌としてオススメです。

出典：大豆を与えると尿路結石にはなる？｜ハムスターの研究室
参照：http://fanblogs.jp/hamu0216/archive/123/0

ハムスターに餌として野菜を与える際、注意しておくことがいくつかあります。ここでは、注意点を4つ紹介していきます。

ハムスターを危険にさらさないためにも、注意点をしっかりと踏まえたうえで野菜を与えるようにしましょう。

ハムスターに与える野菜は、常に新鮮なものを選ぶことが大切です。特に春から夏にかけての気温が高い時期は、すぐに野菜が傷んでしまいます。

食べきれなかった野菜やゲージの中に隠してある汚れた野菜は、すぐに取り替えてあげるようにしましょう。

ハムスターに野菜を与える際は、大きさに注意が必要です。

適切な野菜の大きさは、5mm角～1cm角（1g～2g）が目安となります。ドワーフハムスターであれば5mm角（1g）、ゴールデンの場合は1cm角（2g）程度の大きさにカットしてから与えましょう。

種類によって多少異なりますが、ハムスターが手に持って食べられる大きさにすることが大切です。

多くの野菜は水分が多く、8割以上が水分の野菜もたくさん存在します。そのため、水洗いした野菜はしっかりと水切りをして水分を拭きとってからあげることが大切です。

また、水分量が高い野菜は大量に与えることがないよう注意しましょう。

野菜を与える頻度は1日1回、おやつや副菜として与える程度にしましょう。

ハムスターの好物だからと言って、野菜ばかり与えすぎていると下痢の原因になったり、栄養が傾いてしまったりしてしまいます。

あくまで主食はペレットなので、ペレットで基本的なカロリーを摂取しつつ、野菜でその他の栄養素を補うように意識しましょう。

ハムスターに野菜はできるだけ毎日与えるのが理想的です。なぜなら、野菜とハムスターの関係は野菜と人間の関係と同じで、毎日摂取することで健康的な食生活になるからです。

しかし、多くのハムスターが野菜不足の傾向にあります。それは、現在でもハムスターの主食がヒマワリの種だと勘違いしている飼い主が多くいるためです。

今はペレットを与えるのが主流で、ペレットから基本的な栄養素は摂取することができます。

そのため、野菜は絶対に毎日与えなければいけないということではなく、人間も毎日野菜を摂取するのが難しいのと同じで、できるだけ毎日食べられるのが理想というイメージです。