ハムスターの妊娠の見分け方とは？見た目の変化や飼い主が注意するポイントを解説

ペレットと呼ばれるハムスターの主食となるハムスターフードは非常におすすめです。

ペレットは飼育されていない自然界のハムスターが主食としている木の実や種などを粉末状にして固めたものなので、豊富な栄養価が含まれています。

メーカーごとに含まれている栄養素は微妙に異なりますが、妊娠中は欠乏しがちで特に重要なたんぱく質や脂質が程よく含まれており、ペレットだけで餌を賄うことも可能なほど万能です。

反対に、ペレットとなっていない木の実などをそのまま与える場合は注意が必要です。

例えば、ヒマワリの種はハムスターが食べているイメージがあると思いますが脂質が多いため、与えすぎると偏った栄養を取ってしまうことにもつながってしまいます。

ですので、困ったら高栄養価のハムスターフードであるペレットを与えることがおすすめです。

自然に与えやすい緑黄色野菜として小松菜が挙げられます。

ハムスターに必要な様々な栄養素を含んでいるため、ペレットだけ与えすぎて偏った栄養バランスを整えるためにも有効です。

しかし、小松菜は豊富なカルシウムを含んでいるため、与えすぎると体調を崩してしまう場合もあるので注意して与えるようにしましょう。

煮干しは、ペレットや野菜とは大きく差別化が可能な栄養素を持っています。

それは、動物性たんぱく質です。

妊娠前後は欠乏しがちな動物性たんぱく質を煮干しを与えることによって補足することができます。

ペレットや野菜、木の実だけを与えてしまっている人は煮干しに是非目を向けてみてください。

妊娠に気が付いた時からでも遅くはありませんので、飼い主もしっかりとハムスターの出産の準備をしましょう。

落ち着いて出産できる場所をつくるというのをコンセプトに、具体的には静かな場所にケージを移すことや子育て・出産用の巣箱の設置などが挙げられます。

また、普段よりも栄養バランスの整った食事を用意することが重要です。

出産するまで気づけなかったという方も落ち着いて必要なものをそろえてあげるようにしましょう。

おなかも大きくなり行動も変化したのにもかかわらず赤ちゃんが生まれない場合があります。

それは偽妊娠の可能性があるということです。

しかし、偽妊娠と妊娠の違いを見分けることはかなり難しいです。

そのため、通常の妊娠期間を過ぎるまで偽妊娠は発覚しないので、交配後1か月経過してもなお赤ちゃんが生まれなかった場合、偽妊娠と断定しましょう。

これまでに記載した妊娠の兆候をしっかりと理解することで自然にハムスターの妊娠に気づくことができるのではないでしょうか。

気づくことができたら、あとはこれまでに記載してきた注意点などをよく参考にしてハムスターの出産が成功しやすい環境を整えましょう。

飼い主であるあなたのサポート次第でハムスターの出産が変わってくることを理解して飼育しましょう。