チンチラの値段はいくら？チンチラの飼い方と飼育する際の注意点

チンチラは活発で上下運動の激しい動物です。適度な運動をするためには、大きめで高さのあるケージが最適です。

チンチラ専用のケージも市販されていますので、見てみるとよいでしょう。他の動物用ケージで代用する場合は爪をひっかけて怪我をしないように注意することが必要です。よくかじるので金属製のものにしましょう。

ケージの底網ははずして使うほうが怪我をしないのでです。床の網目が大きいほど、足がはさまれて折れる危険があります。

高温多湿に弱いチンチラは、自らが生きていく上で必要な『ラノリン』という脂肪質を体から分泌させています。これは生活の中で自然に落ちることはありません。

余分な分泌物を取り除くために、お風呂代わりとなるのが砂浴びです。できれば毎晩砂浴びをさせるのが理想的ですが、少なくとも週に1日はさせてあげましょう。

砂浴びをさせないまま放っておくと、ラノリンが蓄積されていき、どんどん体が不衛生になってしまいます。

チンチラの砂浴びには、チンチラ専用の砂を用意しましょう。微粒子タイプで殺菌済の砂が適しています。

チンチラはげっ歯類で、一生歯が伸び続けます。歯の健康のためには、かじり木を与えてかじらせる必要があります。ストレス解消にも役立ちます。

チンチラのかじり木は桑の木が一般的と言われていて、なるべく固いものが適しています。上から吊るすタイプ、ケージに固定するタイプ、スタンドタイプなどさまざまなタイプのものがあります。

チンチラ用の軽石（チンチラストーン）も同じようにかじり木として使われますが、与えすぎには注意です。あまりにも軽石の減りが早すぎる場合は使用を控えましょう。

アクティブでいたずら好きなチンチラを飼う際には、注意しなければいけない点があります。特にお部屋をお散歩させるときです。

チンチラは高い場所が大好きです。ローテーブルやソファの上などは軽く乗りますし、いないと思ったら高さ1.5mの本棚の上にいたりして驚くこともあります。

またふさふさの毛で分かりづらいですが、体は小さなチンチラ。隙間など入り込んで困る場所がないか事前に確認しておきましょう。

チンチラは、木はもちろん壁紙やプラスチック、金属まで、とりあえずなんでもかじってみようとします。チンチラが触れるスペースにはなるべく物は置かないようにしましょう。

注意すべきは電気コードです。部屋で遊ばせるときは必ず確認してください。チンチラが誤ってかじってしまうと、感電して命を落とす危険があります。

対策としては、コードカバーを購入してコードを覆ってしまう方法があります。コードカバーごとかじる場合は、フックなどを使って手の届かない位置に固定するような工夫が必要です。

チンチラは活発に動きまわる動物ですので、日々運動できるよう十分なスペースを確保してあげてください。1日1時間程度はケージの外に出して遊んであげられると良いです。

毎日ケージの外に出すのが難しい場合は、運動不足でストレスが溜まりやすいです。回し車（ホイール）をケージの中に用意してあげることをします。

回し車は直径35～40cmのものを選ぶと、チンチラの背骨に負担がかからず安心です。ホイール部分が網状のものは指や爪を引っ掛けないよう注意が必要です。床置きタイプの円盤型ホイールもあります。

チンチラは夜行性の動物ですが、規則正しく生活を送ります。食事や遊び、睡眠の時間を決めて、なるべく一定の生活リズムで過ごさせてあげることが大切です。

きっちり何時何分から、と決める必要はありませんが、お世話の時間が朝だったり昼だったり夜だったり…とバラバラなのは良くありません。チンチラに睡眠不足やストレスを与える原因となるので、だいたいのリズムは作っておきましょう。

生活リズムが整ってくると、決まったタイミングで催促するようになります。おねだりしたり、そわそわしている姿はとても可愛らしいです。

いかがでしたでしょうか。魅力いっぱいのチンチラについてをご紹介しました。

ちんまり真ん丸なフォルム、アグレッシブでユーモアな動き、あざとい仕草…知れば知るほどその魅力の虜になってしまう人が後を絶ちません。

チンチラの生態・習性をより深く理解し、大切に愛情をもって接すれば、長い時間を共に過ごしてくれる良きパートナーとなってくれることでしょう。

この記事が、楽しく素敵なチンチラライフの参考となれば幸いです。