ハリネズミの平均寿命と飼い方・ハムスターとの比較｜ペット

ハリネズミは、臆病で警戒心が強い性格の子がとても多いので、懐かないというイメージを持たれている方が多いですが、人に慣れると、手渡しでおやつを食べたり、お腹を触らせてくれたり、手の上で仰向けにすることもできます。

もちろん、個体差にもよりますが、ハリネズミを懐かせる方法があります。ハリネズミは匂いにとても敏感ですので、まずは自分の匂いを覚えてもらうことが大切です。

はじめは手を近づけるだけで、丸まって針を立ててしまいますが、顔の近くで、じっと手を差し出してみてください。そうすると好奇心旺盛なハリネズミは、だんだん顔をあげて、手に近づいてきますので、優しくすくうように抱っこしてください。

懐かないからといって、手袋をしたり、無理やり触ったり、逆に全く触らなかったりすると懐くハリネズミも懐かなくなります。毎日少しでも手を差し出して、触れそうなら触り、自分の匂いを覚えてもらいましょう。

ハリネズミとハムスターの寿命の違いですが、ハムスターと同じネズミの寿命だと、おもわれている方も多いことでしょう。

しかし、ハリネズミは実はネズミの仲間ではなく、モグラの仲間になります。モグラなので野生では土を掘って土の中で暮らしています。そして、見た目がネズミに似てることからハリネズミと呼ばれるようになりました。一般的なハムスターの寿命は2年から3年になのに対して、ハリネズミの寿命は5年から7年ほどとなり、ハムスターの二倍ほど寿命が長いです。

ハリネズミは現在さまざまなカラーの種類が存在しており、そのカラーの種類によっても寿命が少し違ってきます。カラーの種類別の寿命やその理由についてご紹介します。

一般的なカラーのハリネズミで、があり、おそらくもっとも見慣れているハリネズミです。寿命は5年から7年ほどとペット飼育のハリネズミの平均的な寿命と同じになります。

アルビノハリネズミは、針が真っ白なとても綺麗な品種で、価格も少し高くなります。お鼻が可愛いピンクなので、アルビノハリネズミは、ブタみたいな顔をしています。目も真っ赤なので、明るい光などに弱いです。色素が薄いため、体調を崩しやすく、寿命はノーマルハリネズミの寿命よりやや短くなる傾向があります。

ハリネズミの寿命が短いのか長いのかどうかについては、捉え方によって変わってきます。たとえば犬猫の寿命は10年以上ですし、ハリネズミより小さな鳥類のほうが、寿命が長い種類が多いといわれていますので、これらと比べると短く感じてしまいがちです。

しかしながら、小動物の寿命は短い種類が大変多く、その中で大きくなっても20㎝ほどというサイズながら、ハリネズミより大きなサイズのウサギとハリネズミは寿命があまり変わりません。そう考えるとハリネズミの寿命は、小動物のなかでは、長い寿命だといえます。

いかかでしたでしょうか。悲しいことですが、寿命は全ての生き物にいつか訪れてしまいます。ハリネズミをペットとして迎えたいと考えている方や、ハリネズミを飼っている方にとって、生態や寿命を知ることは、とても大切なことです。

ハリネズミの寿命は意外にも長く、ペットとして、適切な飼育環境で大事に育ててあげることで、より長生きさせてあげることができます。飼いやすく、愛らしいお顔や仕草で癒されるハリネズミですが、飼われる際は愛情をもってお世話をして、最後まで見届けてあげましょう。