うさぎがついてくるのはなぜ？仕草でわかるうさぎの気持ちや性格

うさぎは表情が変わらないため感情がわかりにくいと言われがちです。

しかし、うさぎは仕草で感情を十二分に表現してくれています。

長く飼っている人には変わらないと言われる表情すらきちんと見分けられると言う人もいるくらい、感情表現をきちんとしてくれるのがうさぎです。

うさぎが後ろ足をダンと鳴らすのは、怒っているときや危険を感じているときです。

「スタンピング」という名前がありますが、うさぎを飼っている人には「足ダン」とも呼ばれます。

これは、危険を感じたときに周囲に伝える行動ですが、ペットのうさぎは嫌なことをされて怒っているときにも後ろ足を鳴らします。

また、飼い主さんを群れの仲間と認識しているうさぎは、飼い主さんが危ないと思ったときにも足を鳴らすことがあります。

この場合は不安を感じているため、逃げるなど嫌がる素振りを見せないようなら声をかけながらなでて宥めてあげましょう。

うさぎがおもちゃやかじり木を噛むのは、遊んでいるときです。

うさぎは歯が伸び続けるため、固いものをかじって歯が適度な長さになるようにしてあげなければいけません。

牧草を良く食べるうさぎならかじり木に頼らなくても問題ないですが、置いておくと遊びとしてかじります。

歯が伸びすぎるとケガをしたり病気になったりして動物病院で削られることになってしまうため、牧草の他にかじり木は必ず置いてあげましょう。

うさぎの唯一の攻撃手段は噛むことです。

人に噛みついた場合は本当に嫌なことをされた、怒っている、病気で気が立っているなど、平常心には程遠い状態です。様子がおかしいようなら病院に連れていくことも視野に入れましょう。

物に噛みついている場合は、その物に興味津々で噛みついている場合があります。

うさんぽなどでよく絨毯を引っ張ったりクッションを引っ張ったりするケースが好奇心に当たります。布などを飲み込まないように注意しましょう。

うさぎは急にバタンと音を立てて横に倒れることがあります。

人間の観点からするといきなり倒れるのは具合の悪いときだと感じますが、実はうさぎの場合はリラックスすると急に横に倒れます。

それこそ後をついてくると思ったらいきなり倒れることもあります。

最初は驚きますが、うさぎにとってはとても良い環境であるということです。良く観察すると、耳を後ろに倒していることもあります。

これはうさぎにとって最上のリラックスタイムということなので、安心してください。

うさぎは嬉しいとその場で高くジャンプすることがあります。

柵を乗り越えようとするときなどにするジャンプと違い、走ってる途中に急に垂直にジャンプすることがあります。これは、嬉しい時や楽しい時に良く起こります。

見ている方からすると急に飛び跳ねるので何かあったのかと思うでしょうが、楽しい時の感情表現ですので問題ありません。

また、急に走り出して垂直にジャンプしたり、急停止してすぐ走り出したりすることも楽しいという意思表示です。

うさぎは後ろをついてくる以外にも愛情表現を行います。

鳴き声がほとんどなく、表情もほとんど変わらないためわかりくいと言われます。しかし、うさぎも行動で愛情表現をしてくれています。

後ろをついてくるだけでなく、以下に挙げる行動を取ってくれた時は飼い主さんに心を開いてくれた証拠です。

まるで毛づくろいするように飼い主の手を舐めることがあります。

うさぎはお互いを毛づくろいしあって愛情表現することがあります。同じように、飼い主さんを群れの仲間と認定して、愛情を示すために毛づくろいとして舐めてくれています。

手や腕も舐めてくるため、ハンドクリームやボディクリームなど、うさぎが舐めては害がありそうなものはあらかじめ落としてから遊んであげると安心です。

あごをぐりぐりとこすりつけてくるのは、自分の臭いを付けるマーキングです。

よくケージの中のものや、部屋の中のクッションなどにあごをこすりつける行動を取ることがあります。あごには臭いやフェロモンを出す部分があるので、マーキングしています。

飼い主さんにあごをこすりつけてくるのは、自分のものだとマーキングしています。うさぎは自分の臭いがすると安心するので、飼い主さんにも自分の臭いをつけたいのでしょう。