うさぎがついてくるのはなぜ？仕草でわかるうさぎの気持ちや性格

うさぎは草食動物なので、臆病で警戒心が強い生き物です。

耳をピンと立てていたり、垂れ耳うさぎの耳が前に垂れていたりする時は警戒している時の仕草です。また、二本足で立って辺りを見回している時も警戒しています。

大きい音などがすると隠れてしまうこともあります。背後からいきなり触られるのも苦手です。声をかけてから触れるのがいいでしょう。

どちらも慣れてくると耳を伏せて警戒心を解いたり、大きな音も日常生活の範疇の音ならとくに驚かなくなります。

うさぎは縄張りを主張する行動を良く取ります。

オスはおしっこを吹き付けますし、オスメス関係なく顎の下をこすりつけてマーキングしてきます。どちらも縄張りを主張する行動ですが、おしっこを辺りにまき散らされる「スプレー行為」は発情期に良く見られます。

ケージやトイレをきれいに洗いすぎてしまうと縄張りとしてつけていた臭いが消えてしまうため、ストレスを感じる子がいます。

ほんの少しだけトイレ砂を残しておく、普段使っているおもちゃを置いておくなどして、縄張りを残してあげましょう。

うさぎは一つのことに熱中していたと思ったら、ふいとどこかに行ってしまうことがあります。

ペレットを食べていたと思ったら急に寝転んだり、遊んでいたと思ったらケージに帰って草を食べ始めたりと、かなり自由な気分屋です。

部屋で遊ばせる「うさんぽ」をしていても、お気に入りの場所で寝たまま動かないこともあります。

犬のように疲れるまで遊ぶといったことはできませんが、気分屋な性分を理解して、ストレスがかからないように好きに過ごさせてあげることが大切です。

うさんぽや部屋で放し飼いにしているうさぎは、飼い主さんの後をついてくることがあります。

ケージの中にいても、飼い主さんの動きに合わせて立ち上がってついてくるような動作をします。

後ろからついてくる、横に並んでついてくるなどうさぎによって違いますが、足元をクルクル回るようにしてついてくることもあります。

基本的に臆病で警戒心が強いうさぎがこのような行動を取るときはどのような理由があるのでしょうか。以下に3つ挙げてみます。

うさぎは警戒している相手には近づかないことを考えると、飼い主さんにとても懐いていることが考えられます。

うさぎは草食動物なので、常に警戒している動物です。走るのがとても速いため、警戒しているときはまさに「脱兎の勢い」で逃げてしまいます。

そんなうさぎが自ら近寄ってきて逃げないということは、飼い主さんは自分を襲わないと理解しているということです。

中には偵察するように近づいてきては逃げてしまう子もいますが、慌てず騒がず好きなようにさせてあげましょう。飼い主さんが安心できる存在だとわかれば近づいてついてくるようになります。

慣れてきたうさぎは、飼い主さんに構って欲しくて後をついてくることがあります。

飼い主さんに懐いて環境にも慣れたうさぎは、なでられたり遊んだりしてもらうことも好きになります。飼い主さんに立ち止まってかまってほしいときについてくることがあります。

放し飼いにしておらず、うさんぽの最中であれば立ち止まって遊んであげてください。うさんぽの場合も放し飼いの場合もうさぎに危険がないように、サークルなどで囲うのがいいでしょう。

うさぎは警戒心が強いですが、同時に好奇心も旺盛です。

うさぎは完全に慣れると行動範囲を縄張りと認識します。その縄張りの中を飼い主さんが動いていると、興味をひかれてついてくることがあります。

また、うさぎは群れで過ごす生き物です。飼い主さんのことを群れの仲間とみなすこともあります。そんな群れの仲間が何をしているのか、どこへ行くのか好奇心でついてくることもあります。

しかし、うさぎが立ち入ると危険な場所までついてくることがあります。遊ばせるときは安全第一を心がけましょう。