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飼い主が赤ちゃんうさぎに気を付けること|妊娠や出産の特徴を解説

更新日:2024年08月01日

赤ちゃんうさぎの育て方をご存じですか。この記事では、うさぎが妊娠した時と出産する時の特徴や、赤ちゃんうさぎの成長過程、うさぎの子育てに対して気を付けておきたい点について解説します。赤ちゃんうさぎについて知りたい人はぜひ参考にしてください。

飼い主が赤ちゃんうさぎに気を付けること|妊娠や出産の特徴を解説
「うさぎはどんな風に子育てするの?」
「飼い主はうさぎの妊娠や出産の時に何をすればいい?」
「赤ちゃんうさぎはいつ頃から餌を食べるようになる?」
うさぎの赤ちゃんがどのように育つかご存知ですか。飼っているうさぎが出産した時に、どうやって赤ちゃんうさぎを育てれば良いかわからず、不安に思っている人もいるでしょう。

本記事では、うさぎの妊娠や出産の特徴と赤ちゃんうさぎの成長過程、うさぎの子育てについて飼い主が気を付けなければならないことを解説します。

この記事を読めばうさぎの妊娠や出産がどのようなものかと、赤ちゃんうさぎが健康に育つために飼い主が注意しておきたいことがわかるでしょう。

飼っているうさぎが妊娠したという人や、赤ちゃんうさぎの育て方について知りたい人は、ぜひ参考にしてください。

うさぎが妊娠や出産をした時の特徴とは?



うさぎの妊娠期間は、交尾から約1ヶ月程です。妊娠したうさぎは食欲が旺盛になり、水や餌の減りが早まります。特に妊娠後期になると目立って食事の量が増えてくるでしょう。

また、交尾から3週目くらいになると、お腹の膨らみも感じられます。ただし、種類や毛並みによってはお腹が目立たない場合もあるので注意しましょう。

出産が近づくと、自分のお腹などの毛をむしって巣作りを始めます。うさぎの体の毛が禿げたように薄くなっていたら、出産まで10日弱という合図です。毛をむしり始めたら、ケージに出産のための巣箱を用意して牧草を増やしてあげましょう。牧草も巣の材料として使います。

出産前のうさぎは神経質なので、巣を覗いたりせず、ケージを布などで覆って安心させましょう。出産は夜から明け方で、基本的に安産なので飼い主が手を出す必要はありません。30分ほどで産み終わります。

赤ちゃんうさぎが成長する過程

生まれたばかりの時はとても小さな赤ちゃんうさぎですが、生後半年くらいで大人のうさぎと変わらない見た目まで成長します。あっという間に大きくなっていくので、毎日目が離せません。

赤ちゃんうさぎが成長していく過程を、それぞれの時期の特徴と一緒に紹介します。

生まれたばかりの赤ちゃんうさぎの特徴

赤ちゃんうさぎは、体に毛が生えておらず、歩くこともできない未熟な状態で生まれてきます。毛は生えていませんが、これから生えてくる毛の色によって皮膚の色が違うため、赤ちゃんうさぎは個体ごとに色が別々です。

また、生まれたばかりの赤ちゃんうさぎは、目が開いていないので周りが見えず、耳の穴も閉じていて聞こえません。うさぎの品種によって異なりますが、体重は約30~40gでピーマン1個と同じくらいの重さです。

誕生翌日の夜くらいから授乳が始まり、目が開くまでは巣箱の中で過ごします。

生後3日から4日目のうさぎの特徴

生まれてから3~4日ほどで、少しずつ体に産毛が生えてきます。赤ちゃんうさぎには毛皮がないため、寒さに弱く体温をキープできません。そのため、一緒に生まれた兄弟姉妹と体を寄せ合うことで温め合っています。

多くのお母さんうさぎは、1度の出産で複数の赤ちゃんを産みます。数が多いからといって生まれてすぐに引き離さず、生後2~3ヶ月まではお母さんうさぎも兄弟姉妹も一緒のケージで育てましょう。

しかし、個体によっては生む赤ちゃんの数が少ないお母さんうさぎもいます。その場合は、ヒーターでケージ内が冷えすぎないように調整してあげましょう。

まれに、巣箱から落ちるなど兄弟姉妹と離れてしまっている赤ちゃんうさぎもいます。お母さんうさぎのストレスにならないように注意しながら、時々様子を観察することも大切です。

生後2週間目のうさぎの特徴

生後1週間ほどで閉じていた耳の穴が開いて周りの音が聞こえるようになり、2週間目になると目も開いて自分で歩き始めます。

ずっと巣箱で過ごしていた赤ちゃんうさぎが、外の世界に興味を持ち始め、少しずつ動きが活発になっていくでしょう。

この時期になると全身の毛が生えそろい、ベビーコートと呼ばれる赤ちゃんうさぎ特有のフワフワとした柔らかな毛に包まれています。

生後3週間目のうさぎの特徴

3週間目になると動きが活発になり、巣箱から出て歩くようになります。離乳の時期となり大人のうさぎが食べる牧草にも興味を示し始めるので、柔らかな牧草やペレットを小さく砕いて与えましょう。

離乳期の赤ちゃんうさぎは、牧草を消化して栄養を摂り入れる腸内環境を作るために、母親の盲腸便を食べます。盲腸便とは、盲腸で作られるビタミンやたんぱく質を含んだ栄養豊富で柔らかな便です。

盲腸便を食べるのはうさぎの健康にとって大切な習慣なので、心配する必要はありません。牧草を食べ始めると、赤ちゃんうさぎ自身も盲腸便を出すようになります。

生後1ヶ月から2ヶ月目のうさぎの特徴

生後1ヶ月ほどで耳がピンと立つようになり、全身の毛もフワフワなベビーコートから大人の毛に近付いてきます。体もしっかりとして、見た目にもうさぎらしくなってくるでしょう。歯が乳歯から永久歯へと生え変わる時期です。

生後2ヶ月になると、胃腸や食欲が安定してきて牧草やペレットをたくさん食べるようになります。味を覚えさせるために色々な種類の牧草を少しずつ与えて、食事の幅を広げましょう。

まずは食事の基本となる牧草とペレットを食べられるようになることが大切です。この時期に野菜や果物を与えてしまうと牧草とペレットを食べなくなる場合があります。野菜や果物を与えるのは、もう少し大きくなるまで待ちましょう。

生後4ヶ月から5ヶ月目のうさぎの特徴

生後4ヶ月から5ヶ月ほどで、大人の毛へと生え変わる初めての換毛期が訪れます。換毛期は体調を崩しやすくなるので、餌や水分をきちんと摂っているか気をつけてあげましょう。大人の毛になると、色の見え方や濃淡が違って見える場合もあります。

また、この時期までに食事の好みが決まると言われています。食わず嫌いで大人になってから困らないように、離乳してからこの時期までにいろいろな種類の牧草を食べさせましょう。

牧草やペレットを嫌がらずに食べるようになったら、様子を見ながら野菜や果物を少しずつ与え始めても大丈夫です。

飼い主が赤ちゃんうさぎに気を付けること

飼い主が赤ちゃんうさぎに気を付けること|妊娠や出産の特徴を解説
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初回公開日:2022年11月02日

記載されている内容は2022年11月02日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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