ライオンヘッドはどんなうさぎ？特徴や飼育ポイントもあわせて紹介

「ライオンヘッドっていったいどんなうさぎ？」
「ライオンヘッドはどこで買えるの？」
「ライオンヘッドの飼育方法は？」
このように、ライオンヘッドという変わった名前のうさぎのことを知りたいと思いませんか？

この記事では、ライオンヘッドという、たてがみのような毛を持つうさぎについて、品種が誕生した歴史や、見た目の特徴、基本的な性格や飼育する際のポイントなどを紹介します。

記事を読むことで、ライオンヘッドがどのようにして生まれたのか、どのような特徴を持つうさぎなのかがわかり、実際に飼育する際に用意するものや、気をつけなければならないポイントなどを知ることができるでしょう。

うさぎが好きでライオンヘッドに興味を持っているというかたや、これからライオンヘッドを飼ってみたいと思っているかたは、ぜひ読んでみてください。

ライオンヘッドは、まるでライオンのたてがみのようなふさふさの毛を持つ品種のうさぎです。

近年になって認定されるようになった比較的新しい品種で、その愛らしい姿や人なつこい性格でアメリカなどでは年々人気が高まっています。

ただ、日本においてはライオンヘッドの数はまだ少なく、ライオンヘッドと他の品種をかけ合わせた、「ライオンラビット」という名前のうさぎのほうが多く流通しているのが現状です。

ライオンヘッドが誕生した経緯としては、ベルギーで、ブリーダーが異なる品種を交配した際の突然変異で生まれたという説が有力です。

交配には「スイスフォックス」や小型の「アンゴラ」、「ネザーランドドワーフ」などの品種が使われました。

偶然生まれたたてがみのあるうさぎは、その後イギリスやアメリカで品種改良が重ねられ、2014年にARBA（アメリカのうさぎブリーダー協会）に新しい品種として登録されています。

ライオンヘッドは、その名前が示すとおり、顔のまわりなどにライオンのたてがみのようなふさふさした毛が生えているのが特徴です。

ライオンヘッドに「たてがみ」を生やすための遺伝子は、他の長毛種のうさぎの持つ遺伝子とは別物で、異種交配の際の突然変異によって生まれた特殊な遺伝子であることがわかっています。

またライオンヘッドは小型ですが肉づきのよい体つきをしており、頭は丸く、耳は短めの立耳です。

ライオンヘッドの体長は、約25～30センチメートルで、体重は約1～1.7キログラムです。

個体差はありますが、ARBA（アメリカのうさぎブリーダー協会）に登録されている50種類のうさぎの品種の中でも、ライオンヘッドは小型の部類に入るうさぎといえるでしょう。

小型のうさぎを飼うメリットとしては、マンションなどの部屋の中でも飼育がしやすく、病院に連れていきやすいといったことなどがあげられます。

ライオンヘッドは基本的に、人になつきやすい性格のうさぎです。多少臆病な一面もありますが、活発で、飼い主に甘えることもあります。またライオンヘッドはかしこい子が多く、しつけもしやすい品種です。

オスとメスでの微妙な性格の違いや、個体差もあるためひとくくりにはできませんが、愛情をかけてコミュニケーションをとっていれば、信頼して仲よくしてくれる、飼いやすい品種のうさぎといえるでしょう。

ライオンヘッドの寿命は、これまで実際にライオンヘッドを飼育してきた人たちの情報から、およそ5～10年であるといわれています。

他の品種のうさぎも同じくらいの寿命なので、ライオンヘッドが特に短命だとか長寿だということはありません。

どんなペットにもいえることですが、飼育環境や食事管理などの内容によって寿命の長さは影響を受けます。なるべく長く、健康でいっしょにいられるように、正しいお世話をしてあげましょう。

ライオンヘッドの毛色は、ブラック・ブルー・チョコレート・ブラックオター・ブロークンブラック・トータス・チェスナットアグーチなど、さまざまです。

色の出かたとして全体が単色のものは「セルフ」、色が2色出るものは「タン」、白色にぶちが入るものは「ブロークン」、耳やしっぽ・足先の色が濃くなるものは「シェイテッド」、1本の毛が3色以上の色になるものは「アグーチ」などとよばれます。