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ライオンヘッドはどんなうさぎ?特徴や飼育ポイントもあわせて紹介

更新日:2024年02月01日

「ライオンヘッド」というおもしろい名前がついた品種のうさぎを知っていますか。この記事では、ライオンヘッドの歴史や特徴、飼い方のポイントなどについて紹介します。うさぎが好きなかたやライオンヘッドを飼ってみたいかたは、ぜひ参考にしてください。

ライオンヘッドはどんなうさぎ?特徴や飼育ポイントもあわせて紹介
長い毛を持っているライオンヘッドにとって、こまめなブラッシングは必要不可欠です。できれば毎日、うさぎ専用のブラシやコームを使い、ストレスをかけないようスキンシップをとりながらやさしくお手入れしてあげましょう。

また、うさぎの伸びすぎた爪はまわりのものにひっかかってケガにつながるおそれがあるため、最低でも1~2ヶ月に1回は爪切りが必要です。うさぎ専用の爪切りを使い、血管の通っている部分をさけて慎重に切りましょう。

適度な運動

適度な運動をさせることは、ライオンヘッドの健康を維持するためにとても大切です。毎日2時間くらいはケージから出し、部屋の中を歩かせたり遊んだりしてあげましょう。

運動不足はさまざまな病気を引きおこす原因になりかねないので、毎日時間を決めて、しっかりと運動させてあげてください。

また、うさぎをケージの外に出す際には、危険なものに近づいたりかじったりしてしまわないよう、つねに見守ってあげるようにしましょう。

トイレ

ライオンヘッドにトイレを覚えさせるには、決まった場所で排泄をするといううさぎの習性を利用します。

うさぎ用のペットシーツやトイレ砂を入れたトイレをケージ内に置いておき、もし他の場所で排泄してしまったら、おしっこをふいた紙やフンをケージ内のトイレに少し入れてニオイをつけ、ここがトイレだと知らせてあげましょう。

うさぎが覚えるまで根気強くこれをくり返し、失敗してもけっして怒ってはいけません。

ライオンラビットとの違い



ライオンヘッドは、正式な品種として認められている純血種のうさぎです。

これに対してライオンラビットは、ライオンヘッドと他の品種をかけ合わせたうさぎであるという違いがあります。たてがみがあり、ライオンヘッドによく似ている雑種の呼び名が、「ライオンラビット」なのです。

ライオンラビットには交配した品種によって、耳がたれていたり、体が小さめだったり、逆に大きめだったりと、さまざまな形態の子がいます。

ライオンヘッドがかかりやすい病気は?



ライオンヘッドがかかりやすい病気は、他品種のうさぎにもよく見られる、消化管や皮膚、歯などに関連した病気です。

うさぎはストレスにとても敏感な動物なので、ちょっとしたことが病気につながってしまうおそれがあります。

飼い主の工夫しだいで防げる場合も多いので、日々のていねいな健康観察や、病気の予防対策をしっかりと行い、異常が見つかったらすぐに獣医師に相談しましょう。

毛球症

毛球症とは、誤ったエサの与えかたやストレス、他の疾患の影響などの要因で、消化管の運動が低下もしくは停止してしまう病気です。

消化管が正常に運動しなくなると、毛づくろいの際に飲み込んだ毛などの異物が消化管内で詰まってしまうおそれがあります。

毛球症になると、元気がない・食欲がなくなる・便が小さくなる・便の量が減る・毛が混じって連なった便が出るなどの症状が見られるので、異常に気づいたらすぐに適切な治療を受けさせましょう。

ソアホック

ソアホックは、足の裏の毛が地面との摩擦で抜け落ち、皮膚が露出して炎症を起こしてしまう病気で、特にかかとにあたる部分に発症しやすいです。

うさぎは肉球を持っていないため、フローリングなどの固い床材との摩擦が起きやすいという問題があります。

ケージや部屋の床を摩擦が起きにくい素材のものにすることや、肥満を予防して足への負荷を減らすこと、ケージ内の床材を清潔に保ち、皮膚の感染症による脱毛を防ぐことなどが有効な対策です。

不正咬合

不正咬合とは、前歯や奥歯が適切に摩耗されずに伸びすぎて変形してしまう病気です。

うさぎの歯は一生伸び続けますが、繊維質が豊富な牧草をたくさん食べることで、適度に削られるようになっています。しかし、エサとして牧草を十分に与えていないなどの理由で繊維質が足りていないと、歯が摩耗されずに伸びて曲がってしまうのです。

そうなると食べものが食べにくくなったり、口の中を傷つけてしまうこともあるので、予防するために適切な食事管理をしましょう。

ライオンヘッドを飼育する際の注意点

ライオンヘッドを飼育する際は、特徴であるたてがみの長毛部分をきちんとお手入れしてあげましょう。毛のお手入れを怠ることは、皮膚病や毛球症などの病気を引きおこしかねません。

また、ライオンヘッドは誕生してから歴史が浅く、日本ではまだ珍しい品種のうさぎです。情報が少ないことから、正しく診療できる獣医師が少ない可能性があるといったデメリットがあることも、認識しておく必要があるでしょう。

ライオンヘッドを飼育してみよう

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初回公開日:2022年09月14日

記載されている内容は2022年09月14日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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