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ライオンヘッドはどんなうさぎ?特徴や飼育ポイントもあわせて紹介

更新日:2024年02月01日

「ライオンヘッド」というおもしろい名前がついた品種のうさぎを知っていますか。この記事では、ライオンヘッドの歴史や特徴、飼い方のポイントなどについて紹介します。うさぎが好きなかたやライオンヘッドを飼ってみたいかたは、ぜひ参考にしてください。

ライオンヘッドはどんなうさぎ?特徴や飼育ポイントもあわせて紹介
ライオンヘッドのたてがみのような毛は「メイン」とよばれ、おもに「シングルメイン」「ダブルメイン」「ノーメイン」という3種類の生えかたに分類されます。

これらの毛の生えかたは、ラビットショーへ出場する場合に影響を与える大きな要素の1つです。

メインの種類は、ライオンヘッド特有の「たてがみ遺伝子」の保有数の違いによって決まり、同じライオンヘッドでもたてがみが生えない個体も存在します。

シングルメイン

「シングルメイン」とは、ライオンヘッドの「顔のまわりにのみ、長い毛が生える」という毛の生えかたのことをいいます。

その姿はまさに、ライオンのたてがみがうさぎに生えたようで、とてもチャーミングです。

シングルメインになるライオンヘッドは、保有するたてがみ遺伝子の数が1個であることがわかっています。ライオンヘッドがラビットショーに出場する場合には、このシングルメインのたてがみであることが理想的です。

ダブルメイン

「ダブルメイン」とは、ライオンヘッドの「顔のまわりと横腹のあたりに長い毛が生える」という毛の生えかたのことをいいます。

横腹にも長い毛が生えた姿には、ちょっと変わった印象を受けるでしょう。

ダブルメインになるライオンヘッドは、保有するたてがみ遺伝子の数が2個であることがわかっています。ラビットショーへの出場はシングルメインが理想ですが、ダブルメインのライオンヘッドも出場が可能です。

ノーメイン

「ノーメイン」とは、ライオンヘッドの「顔のまわりにも横腹にも長い毛は生えない」という毛の生えかたのことをいいます。

ノーメインのライオンヘッドは、たてがみ遺伝子を持っておらず、ラビットショーに出場することもできません。

しかし、ノーメインとダブルメインの間には、高い確率でラビットショーに適したシングルメインのライオンヘッドが生まれるため、ノーメインのライオンヘッドは繁殖において役立っているという側面があります。

ライオンヘッドをペットとして飼育するには?



ライオンヘッドをペットとして迎える場合は、ペットショップ・ブリーダー・うさぎ専門店などから購入できます。

血統書のついた純血種のライオンヘッドは、ブリーダーや専門店から購入するのがおすすめですが、日本においてはライオンヘッドそのものの繁殖・流通が少ないのが現状です。

そのためライオンヘッドと多品種とのミックスで、見た目がよく似ているライオンラビットに比べると、やや手に入りにくいでしょう。

ライオンヘッドの値段

ライオンヘッドの値段は、3~7万円ほどと見ておくといいでしょう。血統書や月齢などの条件によって、値段は変わってきます。

日本でライオンヘッドを取り扱う業者はまだまだ少ないため、流通の多い他品種のうさぎよりは若干高めです。

また、ラビットショーへの出場を考える場合には、血統がしっかりしていて、ショーに出場できる基準を満たした子を選ぶ必要があるため、さらに高額になることもありえます。

ライオンヘッドの飼育ポイント



ライオンヘッドの飼育には、一般的なうさぎの飼育方法との大きな違いは特にありませんが、たてがみ部分が長毛なので、こまめなブラッシングなどのお手入れはとても大切です。

また、うさぎはそもそもデリケートな動物なので、特性や習性をよく知り、適切な管理をして健康に長生きさせてあげましょう。

きちんと正しいお世話が最期までできるかどうか、自身の生活環境などをよく考えてから飼育を始めるようにしてください。

エサ

ライオンヘッドの主食に適しているのは、チモシーやイタリアングラスなどの、繊維質が豊富なイネ科の牧草です。牧草はいつでも好きなだけ食べられるようにつねに置いておきます。

また子うさぎのうちは、タンパク質やカルシウムが多いマメ科の牧草を与えつつ、イネ科の牧草も少しづつ与えて慣らしていきましょう。

牧草の他には、栄養バランスのとれたペレットタイプのラビットフードを副食として与え、うさぎが好む野菜はおやつ程度にしてください。

ケージ

ライオンヘッドを飼育するためのケージは、うさぎの体のサイズに対して十分余裕のある大きさのものを用意してください。

ケージの中には、足への負担や湿気対策のため、プラスチックや木製のすのこを敷いてあげるといいでしょう。

ケージの置き場所は、直射日光や空調の風などが当たらない、温度や湿度の安定した所が適しています。うさぎにストレスを与えないためにも、こまめな掃除や温度・湿度管理を心がけましょう。

ブラッシングや爪切りのお手入れ方法

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初回公開日:2022年09月14日

記載されている内容は2022年09月14日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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