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ウグイスの鳴き声が下手になる理由と練習方法・時期|似ている

更新日:2024年04月08日

春になると近所から聞こえてくる「ホーホケキョ」の鳴き声。ウグイスと言えばこの声ですが、中には上手に鳴けないウグイスもいます。鳴き方が下手なウグイスはなぜいいるのか、ウグイスの鳴く時期や鳴き声の種類について詳しくご紹介します。

ウグイスの鳴き声が下手になる理由と練習方法・時期|似ている

ウグイスの鳴き声が下手になる理由

ウグイスの鳴き声は「ホーホケキョ」と聞こえて、とても聞き心地の良い鳴き声です。しかし、中には「ホッケホケ」や「「ホーホケ」など、あまり鳴き声が良くないウグイスがいます。

ウグイスは生まれた時から上手に鳴ける訳ではなく、日頃から練習してホーホケキョと鳴けるようになります。春になると聞こえてくる鳴き声は、日照時間が大きく関わっていると考えられています。日が長くなると雄の体にできる物質によって、のどの筋肉が付きやすくなり美しい鳴き声が発声が可能です。

オスにとって鳴き声は自分の子孫を残す手段になるため、生まれて日が浅いオスは一生懸命練習して繁殖期に備えています。

ウグイスの鳴き声の練習方法

ウグイスは生まれてすぐには親と同じように鳴けません。親の鳴き声をお手本にして子供のころから練習してやっと美しい鳴き声になります。

動画のように、練習段階の若いウグイスは一般的に知っている鳴き声とは違い、ウグイスだとは分からない声です。しかし、練習を重ねると、繁殖期を迎えるころには美しい鳴き声ができるようになるそうです。

人間にも音痴があるように、ウグイスにも鳴くことが不得意な個体がいます。原因はわかりませんが、生まれつき上手に鳴けないウグイスがいます。親のお手本が上手でない場合も練習環境が悪く、綺麗に鳴けないと考えられているそうです。

季節別ウグイスの鳴き声

ウグイスの鳴き声は2種類あり、縄張りを宣言したり求愛の行動をする「さえずり」と、普段の「地鳴き」があります。季節によって鳴き声が変化するので、ウグイスを見つけたら観察してみましょう。

春になると、誰もが知っている鳴き声を聞く事が可能です。この声で鳴くのはオスのウグイスで、繁殖期を迎えたメスに対してアピールしています。1日に1000回ほど鳴くと言われているそうです。

そして、アピールを成功させて交尾が終わり、やがて子供が生まれます。子育てをするのはメスでオスは直接関わりません。オスは外敵から子供を守る役割があり、見張り番として頑張ります。

この時に聞こえる鳴き声も「ホーホケキョ」で、きちんと巣を見張っているとメスに伝える役割も果たしています。

ホーホケキョのイメージは春ですが、夏でも動画のように「ホーホケキョ」と鳴いています。ウグイスがこのように鳴くのは、気温が大きく関係していると考えられるでしょう。比較的涼しい地域ですと、夏でも美しい鳴き声が聞こえてきます。

あの美しい声は、春限定でないとわかります。

ウグイスの鳴き声は、日の長さに関係していると考えられ、日が短くなる秋は、オスの体内に出る特別な物質が沈静化して「チャッチャ」と聞こえる鳴き声に変化します。場所によっては、9月でも暑い所があり、その場合は秋でも「ホーホケキョ」と鳴くこともあるでしょう。

ウグイスは留鳥ですが、寒い地方に生息しているウグイスは、冬になると温かい地域へ移動することもあります。ウグイスは、冬になると春のような鳴き声はせず、動画のような鳴き声をしています。

寒くなった季節でもウグイスは元気に活動しており、竹藪などを住家にして昆虫や木の実などを食べるそうです。単独か、つがいで生活して冬を越します。

ウグイスの鳴き声と似ている鳥

ウグイスのように「ホーホケキョ」と鳴く鳥は他にいません。ウグイスに見た目が良く似た鳥はいます。

ウグイスの見た目は、薄い茶色のような灰色です。お腹の部分は白色をしており、藪の中にいても目立たない色です。ウグイスによく似た鳥で、ムシクイという鳥がいます。

ウグイスに比べて一回り小さいサイズですが、色や形がとても似ており一瞬見ただけでは判断しにくいです。ムシクイは、名前のように虫を主食として生きています。種類は、500種類以上あり、それぞれの姿が似ています。

ウグイスと比較すると、良く見かけるセンダイムシクイは全長12~13cmで、ウグイスは14~16cm、ひと回り小さいサイズと言えるでしょう。鳴き声は「チヨチヨ・ピィー」と鳴き、ウグイスとは全く違う鳴き声です。
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初回公開日:2017年12月21日

記載されている内容は2017年12月21日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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