インコとオウムの違いとは？普通の人でも簡単に見分けることができる！

オウムには大きなくちばしがあります。食事をする際などに欠かせないくちばしを鋭利に保つように、休息中には上下のくちばしを擦り合わせています。

また、インコには無い胆嚢があるのもオウムの特徴です。（一部無い種類もいます。）

オウムの羽毛は地味なものが多く、黒やグレー、白が多くみられます。その羽毛を清潔に保つため、オウムは羽根を少しづつ噛むなどし頻繁に羽繕いをします。

オウム同士で、届かないところを繕いあったりもすることも分かっています。

オウム専門店ができるほどペットとしてものオウムには、どんな種類がいるのでしょうか。オウムの種類は、インコに比べると少なめで21種類いることが分かっています。

オウムも大きさの違いから小型と大型に分けられています。小型オウムには、シロビタイムジオウムやコバタン、オカメインコが挙げられます。

対して大型オウムに挙げられるのは、白色オウム類であるオオバタンやキバタン、タイハクオウムなどです。

大型と小型では用意するゲージやエサが変わってきます。

オウムとインコについて紹介していますが、みなさんはパッと見ただけでこの鳥がオウムかインコか見分けることはできるでしょうか。

インコもオウムもオウム目までは同じです。しかし下位分類に違いがあります。さらに、ややこしいですが、オウム目には1種類だけが属するミヤマオウム科も存在します。

オウムとインコの違いはどこにあるのでしょう。オウムとインコの見分け方についてご紹介します。

まずは分かりやすく大きさの違いで見分ける方法です。インコの体長はおよそ15～40cm、オウムは30～60cmほどです。

一般的にスズメとムクドリ、ハト、カラスはものさし鳥と呼ばれ、大きさの基準に使われます。これはスズメより大きい鳥だなどという具合です。

この方法でいくと、カラスより大きければオウムとなります。

しかしコンゴウインコのように体長1ｍほどになるインコがいたりと、あてはまらないこともあり、残念ながら一概に見分けることはできません。

次に、羽毛の色の違いで見分ける方法です。オウムは黒やグレー、白などどちらかというと地味な色が多いですが、インコは鮮やかな青色の青インコや黄緑色、黄色などカラフルな羽毛が多いです。

またオウムが単色であるのに対し、インコは色のグラデーションがあったり胴体と羽で色の違いがあったりします。

しかし熱帯には青いオウムがいるなど色を見ても例外の種類が存在するため、あくまで目安として覚えておくことをします。

最後に冠毛(冠羽)の違いに注目する方法です。冠毛とは、頭のところにある長い毛の集まりのことです。

冠羽は、根元が平滑筋と繋がっているため上下に動かすことができ、興奮した時や驚いたときなど冠毛を立たせ感情を表します。

パッと見も目立つこの冠毛が、オウムにはありますがインコにはありません。

大きさや色の違いはあくまで目安です。オウムとインコを簡単にぱっと見分けるには、冠羽があるか無いかの違いに注目するのが最も分かりやすいです。

オカメインコをご存知でしょうか。近頃はペットショップにもよくいるので見たことがあるという方もいらっしゃるでしょう。

オカメインコとは、ほっぺたにチークを塗ったような赤い斑紋がある鳥です。

見た目の可愛さに加え温厚で甘えん坊、懐くと飼い主の声真似をしたりと愛らしく、ペット初心者にも品種です。

オカメインコには、臆病という特徴もあります。他の取りに威嚇されると逃げてしまったり、地震に遭遇するとパニックになってしまったりすることもあります。

オカメインコはインコと名乗っていますが、実はオウムの仲間です。なぜかというと、オカメインコにはオウムの特徴である冠毛があるからです。

このように〇〇インコと名前が付いていても、オウムの仲間に分類される鳥がいます。他にも、モモイロインコもオウムの仲間であることが分かっています。

一般的にオウムの飼い方は難しいのですが、オカメインコは比較的簡単なためです。

反対にオウムと間違えやすい鳥に大型インコのヨウムがいます。オウム並みの大きさで名前もオウムに似ていますが、冠羽が無いのでインコ科に分類されます。