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トンビとカラスの関係とは?仲が悪いといわれる理由や関連する昔話も解説

更新日:2024年10月03日

トンビとカラスは身近な野鳥として知られていますが、小競り合いをしているのを見たことがある方もいるでしょう。本記事ではトンビとカラスの生態や関係性、仲が悪いといわれる理由や昔話を紹介します。トンビとカラスの関係について詳しく知りたい方は参考にしてください。

トンビとカラスの関係とは?仲が悪いといわれる理由や関連する昔話も解説
「トンビやカラスは普段どんな生活をしているのか知りたいなあ」
「カラスにも種類があると聞いたけど、見分ける方法はあるの?」
「トンビとカラスは仲が悪いって本当?」
トンビとカラスはどちらも身近な場所でよく見かける鳥ですが、その生態については知らないことが多いと感じている方もいるでしょう。

この記事ではトンビとカラスの生態を解説しています。トンビが都会を好まない理由やトンビとカラスはなぜ仲が悪いといわれるのか、トンビとカラスを題材にした昔話も紹介します。

この記事を読むことでトンビとカラスについて深く知ることができ、より身近に感じられるでしょう。

トンビやカラスに興味がある方や野鳥が好きな方、人と鳥の関わりについて知りたい方はぜひ参考にしてください。

トンビの生態について

トンビはタカ科トビ目に属する鳥類で、頭から尾羽までは約60~65cm、広げた羽の幅は150~160cmです。

主にユーラシア大陸やアフリカ大陸、オーストラリアに生息し、基本的には単独で行動します。

樹木や崖の上に枝などで皿状の巣を作って産卵しますが、平地で巣作りすることもあります。日本では4~5月が繁殖期で、ヒナが巣立つまでの期間は約1カ月です。

トンビと人の関係性

トンビは警戒心が強く、本来は人間に近寄ることが少ない鳥でした。

かつては人が餌付けをした歴史があり、食べ物を与えられたことで人に慣れたトンビが増えています。海岸やキャンプ場などではトンビが急降下して食べ物を奪ったり、小柄な犬や猫などを襲ったりすることもあるのです。

自然界でのエサが減ったことも、トンビが人に近寄ってくる原因だといわれています。

トンビが都会を好まない理由

羽を広げて空高く飛んでいるトンビの姿を見かけることがありますが、実は都会を好まない鳥だといわれています。

トンビは羽ばたいて飛ぶことが少なく、滑空しながら獲物を探します。体が大きいため旋回には一定の広さが必要で、建築物や電線などが多い都会では旋回が難しいのです。

トンビは上昇気流に乗って飛び立つため、傾斜のある山あいなどを好んで生息しています。

カラスの生態について

カラスはスズメ目カラス科に属し、大きさは全長約50~56cmで市街地でよく見かける野鳥の一つです。

日本にはハシブトガラスとハシボソガラスの2種類が生息しています。いずれも雑食性でよく似ていますが、ハシブトガラスの方がやや大柄で、くちばしが太いのが特徴です。

3~4月頃には樹木や電柱などの高い場所に巣を作って産卵します。ヒナは20日程度でふ化し、6~7月頃に巣立ちます。

トンビとカラスは仲が悪いといわれる理由

街を歩いているときに、トンビとカラスが喧嘩するように飛んでいるのを目撃したことがある人もいるでしょう。

猛禽類であるトンビの方がカラスよりも強そうですが、飛んでいるカラスがトンビを攻撃するような動きを見せることもあります。

トンビとカラスは仲が悪いのではないかと昔からいわれています。本当にトンビとカラスは仲が悪いのか、お互いの関係性を見ていきましょう。

食性が似ている

トンビとカラスは食性が似ているため、同じ場所で見かけることが多いといわれています。

どちらも虫や小動物、魚の死骸など何でも食べる雑食性です。カラスはごみ捨て場で散乱防止のネットを器用にめくって生ごみをあさることで知られていますが、それを狙ってトンビがやってくることも珍しくありません。

エサの取り合いが原因で小競り合いになることがあるのです。

縄張り意識が強い

トンビとカラスは縄張り意識が強いことでも有名です。

食性が似ているため生息地が近くなりがちで、お互いに自分の縄張りに入ってきたものを追いはらおうと攻撃する習性があります。

また、繁殖期には巣やヒナを守るため気が荒くなり、威嚇行動が増えます。ただしすべてが攻撃というわけではなく、単に相手にちょっかいを出しているだけの場合もあるのです。
次のページ:トンビとカラスの昔話

初回公開日:2022年07月22日

記載されている内容は2022年07月22日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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