Search

検索したいワードを入力してください

猫とネズミの関係とは?|ネズミを食べる猫はねずみ駆除に有効?

更新日:2024年04月03日

猫はネズミを捕まえる。それは猫とネズミのイメージとして私たちに定着しているものです。それならば猫はネズミ駆除に効果的なのか、そもそもネズミは駆除するほどいるのか、猫がネズミを捕まえてくる理由って何なのでしょう。猫とネズミの関係性について考えます。

Noimg

猫とネズミの関係はいつから始まったのか

猫は自分で食べるため、または子猫に食べさせるためにネズミを捕まえます。

古代エジプト文明には害獣駆除として猫を家畜化していたという証拠があります。人間の作った穀物を貯蔵していた倉庫でネズミがそれを食い荒らすことに当時の人々は頭を悩ませていました。

すると、ネズミなどの小動物を主食とするネコが倉庫に住み着いたのが人とネコ、ネコとネズミの関係の始まりです。

飼いネコがネズミを捕まえる理由とは

飼いネコがネズミを捕まえる理由

  1. 猫の生得的習性
  2. 遊び相手だと思っている
  3. 飼い主に褒めてもらいたい

飼いネコがネズミを捕まえる理由1:猫の生得的習性

まず、生得的習性とは、生まれた時から備わっている習性のことをいいます。本能や反射と同じです。

ネコジャンプをする前や、ねこじゃらしなどのえものを見つけた時、猫がおしりをふりふりするのを見たことはありませんか。それは、まさに狩りをしようとしているサインです。

動いているネズミを見ると狩りをするという狩猟本能がはたらきます。

猫は基本的に他の猫と群れずに単独で行動します。自分が食べるものは自分で探して捕ってこなくてはなりません。

自分よりも体の小さい生き物が単独でも捕まえやすく、ネズミは恰好の獲物だといえます。

飼いネコがネズミを捕まえる理由2:遊び相手だと思っている

猫とネズミが遊んでいるところをイメージすると、トムとジェリーを想像します。
しかし、あながち間違ってはいません。

逃げるものを追い回すという、狩りごっこのような遊びをしていることがあります。

猫の遊びは猫とネズミの関係性を模したものが多く、ねこじゃらしもネズミを捕まえるのも同じ遊びだといえます。

飼いネコがネズミを捕まえる理由3:飼い主に褒めてもらいたい

飼いネコが捕まえてきたネズミを家に持って帰ってきて飼い主に見せることがあります。お土産とでもいわんばかりです。

これは子猫のために捕った獲物を食べずに持ち帰る行動からきており、飼い主が元気がない時に元気づけるために持ち帰ることもあります。

自分は狩りができるぞ、獲物を捕ってきたぞ、と自慢しているようにも見えます。

全ては飼い主に褒めてもらいたいのです。

飼いネコはねずみ駆除に有効でない理由

飼いネコはねずみ駆除に有効ではない理由1:ねずみの繁殖率の高さ

ねずみというと、どぶねずみやハツカネズミを思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。

どちらも日本のネズミです。野ネズミといわれるねずみは、山林や農耕地などの自然、森に生息しているものをいいます。とびねずみなどの砂漠等の乾燥地帯で生きているネズミもいます。

家の屋根裏に住み着いているねずみは、どぶねずみやハツカネズミ、クマネズミです。ねずみのふんや、カタカタと屋根裏を走る音で気づくことが多いようです。

まず、ねずみの寿命は長くて3年です。繁殖可能期間は、生後3か月から2年です。早い種類のものでは、生後5週間から繁殖可能なものもいます。

そして、1年のうちに妊娠できる回数は5~6回、多いものでは10回になります。妊娠期間は20日前後で1回の出産で産まれる子どもの数は5~9匹です。

1匹が1年間に産む子どもの数は30匹にも上ります。妊娠期間の短さが高い繁殖率につながっていると言えます。

飼いネコはねずみ駆除に有効ではない理由2:1匹のネコが1日で捕まえるねずみは多くて1匹

ネコは食べるためにネズミを餌、獲物として狩りをし、捕ってきます。しかしながら、ねずみが出たからといって必ず捕るわけではありません。

特に飼いネコは自分で獲物や餌を見つけて来なくても、それよりも栄養のあるキャットフードを与えられています。

遊び相手としての狩りごっこや、飼い主に持っていくために捕まえるというように、あくまでも遊びの一環としてネズミを捕ります。食べ物としてのネズミ狩りはほぼしません。

ネコが日常的にネズミを捕まえる状況ではありません。

なので、1日のうちに猫がネズミを捕まえるのは1匹以下といえます。

飼いネコがネズミを捕まえる理由を知ろう!

次のページ:猫の性格

初回公開日:2019年08月07日

記載されている内容は2019年08月07日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

Related