猫の目の色と性格・遺伝|緑/青/ゴールド/グレー
更新日:2025年03月05日

猫の目の色

猫の魅力のひとつが目の色です。あなたが飼っている猫の目は何色でしょうか。ブルーやグリーン、ゴールドなど猫によってさまざまですが、目の色はどうやって決まるのでしょうか。目の色は遺伝するのか、目の色でわかる状態などについて詳しく紹介していきます。
緑
猫の目は「虹彩」とよばれる部分のメラニン色素の量で色が変わってきます。メラニン色素をほとんど持っていないとグリーンの目の色になります。実際に緑の色素を持っているわけではなく、わずかなメラニン色素が光の作用によって拡散される「レイリー散乱」という現象によってグリーンに見えます。
もともとは、日光の少ない寒い地域に生息していたため、この色になったといわれています。ヨーロッパにルーツを持っているといわれており、グリーンの目は洋猫に多く、日本原産の猫にはほとんどいません。
もともとは、日光の少ない寒い地域に生息していたため、この色になったといわれています。ヨーロッパにルーツを持っているといわれており、グリーンの目は洋猫に多く、日本原産の猫にはほとんどいません。
青
ブルーもグリーンと同じように、ほとんどメラニン色素を持っていません。虹彩に青色の色素があるわけではなく、実際はほとんど透明で、光の反射により人の目にはブルーにみえます。ブルーといっても濃淡があり、「サファイアブルー」「アクア」と呼ばれる目の色もあります。角度によっては綺麗な紫色にみえることもあります。
ゴールド
メラニン色素が多いオレンジやカッパーの次に、メラニン色素を多く持っています。ゴールドは日本の猫の目の色に多いタイプです。
グレー
生まれたての子猫はメラニン色素がまだ定着していないため、目の色が薄いグレーやブルーにみえます。
レッド
猫の中には稀に赤い目をした個体が生まれることがあり、これをアルビノとよびます。赤い目になってしまう原因は先天的なものによりメラニン色素を作れないからです。色素が全くないため、目に入る光がすべて反射されることとなり、目の奥の血管が浮き出て赤く見えます。レッドの目の色は、うさぎの赤目と同じメカニズムだといわれています。
子猫の一般的な目の色

先ほど紹介したとおり、生まれたての子猫にはメラニン色素がまだ定着していません。そのため種類に関係なく、どれも似たような目の色で、子猫特有の灰色がかった青色「キトンブルー」をしています。
成長するにつれて、メラニン色素が沈着し始め、目の色が変化していきます。生後1か月ごろからメラニン細胞が働きはじめ、個体差はありますが、生後2か月~6か月で目の色が変化し始めます。
成長するにつれて、メラニン色素が沈着し始め、目の色が変化していきます。生後1か月ごろからメラニン細胞が働きはじめ、個体差はありますが、生後2か月~6か月で目の色が変化し始めます。
猫の目の色は変わるのか?

猫の目の色は生まれたときから変化します。子猫の一般的な目の色はキトンブルーと紹介しましたが、成長するにつれて目の色が変化します。目の色は細かく分けると9種類あります。虹彩のメラニン色素が少ないと透明感のある薄い色、多いとより深く濃い色になっていきます。
サファイアブルー、ブルー、アクア、グリーン、ヘーゼル、イエロー、ゴールド、オレンジ、カッパーという順にメラニン色素が多くなっていきます。生後1年までは色が定まっていないので、さまざまな目の色が楽しめます。その後、目の色が定着して決まります。
サファイアブルー、ブルー、アクア、グリーン、ヘーゼル、イエロー、ゴールド、オレンジ、カッパーという順にメラニン色素が多くなっていきます。生後1年までは色が定まっていないので、さまざまな目の色が楽しめます。その後、目の色が定着して決まります。
猫の目の色は遺伝するのか
初回公開日:2017年10月30日
記載されている内容は2017年10月30日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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