猫のしっぽを触ると嫌がる？猫が喜ぶしっぽの場所と触り方

猫のしっぽは触っても問題はありませんが、当の本人ならぬ本猫にとっては、最悪の気分になるでしょう。

猫がもし、「最も触られたくない体の箇所一覧」を作ったのなら、しっぽは堂々の1です。猫のしっぽは「急所」になるので、愛する飼い主でも絶対に触られたくありません。

どうしてもしっぽを触りたい場合は、触れるか触れないかぐらいの超ソフトタッチを心がけて下さい。またしっぽを触る時は、長くても1分以内です。

長時間触ると猫も嫌になり、場合によっては手を噛まれることもあるので注意しましょう。

猫はしっぽだけでなく、基本的に体や顔も触られるのが苦手です。本人（猫）の意向を無視してベタベタ触ってしまうと、しっぽどころか頭を撫でることもできません。

ただし小さい頃から無理に触らず優しく接してきたのならば、意外と触らせてもらえます。

どうしても触りたいというのなら、まずは指を1本突き出して猫の顔の前に近づけてみて下さい。そして「しっぽを触ること」をゴールにし、少しずつ慣らしていきましょう。

猫はしっぽを触られるのが嫌で、反撃することもあります。触られるのが嫌いな理由は、しっぽが急所になっているからです。

猫のしっぽは背骨と直接つながっており、重要な神経が集まっています。もし下手に触ってしまうと背骨に悪影響が出てしまい、場合によっては体調を崩してしまいかねません。

猫にとってしっぽを触られるということは、人間の想像を超える苦痛を受けることになります。ただし心を許した飼い主だけは、しっぽを触らせてくれる場合があります。

しっぽを触るのなら、猫と信頼関係を築いていきましょう。

猫はしっぽを触られるのを嫌がりますが、しっぽの付け根を触ると喜ぶ場合もあります。しっぽの付け根をポンポンと軽く叩くと、嬉しくてお尻を上げる猫もいるほどです。

しっぽの付け根を触ると喜ぶ理由は、しっぽの付け根が、フェロモンが分泌される部分になっているからでしょう。

フェロモンはしっぽの付け根だけでなく頬や足の裏からも出ており、異性を誘い出したり、他の猫に危険を知らせたりする役割を担っています。

そしてもう1つの役割が、リラックス効果です。触られて刺激するとフェロモンが分泌され、猫は気持ちよくなります。

しっぽの付け根を触ると気持ちよくなり喜びますが、猫によっては激怒して噛み付くこともあります。

怒る理由は、触り方に問題があるからでしょう。強くしっぽを撫でると不快感を覚え、飼い主に「触るな」と警告します。

しっぽは急所になるため、強く触られたくありません。仮に優しく触っていたとしても、長時間となると、猫もイライラします。

また心を許していない人がしっぽを触ってきたら、大激怒どころでは済まされなくないでしょう。猫のしっぽを触りたいのなら、猫との信頼関係を築くことです。

しっぽを触ると健康に影響が及ぶのならば、最初からしっぽをつけなければ済む話です。イギリス原産のマンクスのように、最初からしっぽがない猫も存在しています。

しかし大半の猫にはしっぽがあり、生きていくには絶対に欠かせない存在になっているほどです。もし本当にしっぽが不必要であれば、進化の過程で既に消えてなくなっているでしょう。

猫のしっぽにはどういう特徴があり、どんな役割を担っているのか、紹介します。

猫のしっぽには、筋肉と重要な神経が通っていて敏感になっています。

筋肉は、「しっぽを前後左右に動かす筋肉」と「しっぽを複雑に動かす筋肉」の2種類に分けられるでしょう。しっぽをどう動かすか、筋肉ごとに役割分担がされています。

そして筋肉の動きをコントロールしているのが、神経です。しっぽにある神経は、猫にとって重要な神経と連結しています。少しでも神経に負担がかかると、体調にも影響が出るでしょう。

もししっぽを触る時は、優しく丁寧に触ってあげて下さい。