マンチカンのグレーの飼育方法｜品種や探す方法もあわせて紹介

マンチカンがかかりやすい病気には、椎間板ヘルニアがあります。

椎間板ヘルニアとは、背骨の椎骨と椎骨の間にある椎間板という軟骨が変形する病気です。椎間板が正常な位置から外れてしまうと、骨髄を圧迫することもあり、神経に異常をきたすこともあります。

椎間板ヘルニアは、早期発見と早期治療が大事ですが、猫は自分で痛みを訴えられないため、症状を悪化させてしまうことがあります。

特に、マンチカンのような特異な体型の猫や、肥満になってしまった猫は、この病気にかかりやすいので注意が必要です。

歩き方に違和感を覚えたら、早めに病院に行って診察を受けましょう。

出典・参照： 猫の椎間板ヘルニアの症状と原因、治療法について｜「PS保険」ペットメディカルサポート株式会社

マンチカンのグレーの特徴を知るにつれ、マンチカンのグレーにとても興味が湧くでしょう。

けれど、見た目だけでお迎えする猫を選ぶのではなく、体型や環境によって、飼育の注意点が変わることを理解しておきましょう。マンチカンは、注意すべきポイントの少ない子ではないので、お迎えする前に飼育方法をしっかりと知っておくことは大事なことです。

それでは、飼育における食べ物、環境、日ごろのお手入れについて理解していきましょう。

マンチカンは甘え上手なので、ついつい食べ物を与えてしまいがちです。しかし、マンチカンのように短足の猫は、肥満気味になってしまうと、ヘルニアや関節炎を発症しやすくなるので、肥満には気を付けなければいけません。

ただし、カロリーばかりに気を取られると、必要な栄養が足りなくなってしまうことがあります。ポイントは、「高タンパク、低カロリー」です。

おすすめは、白身魚や、良質な動物性脂肪を適度に含んだ食事です。また、ビタミンB群をとって代謝を高めたり、カルシウムをとって骨を強くしたり、食物繊維をとって腸内を健康に保つことも、肥満を避け、健康を維持するために大切なことです。

マンチカンは、とても好奇心旺盛で、よく動き回りたがります。その一方で、太りやすい種類であり、肥満になると前述した椎間板ヘルニアのリスクも高まるので、充分な運動スペースをとってあげると良いでしょう。

かといって、特別に広い部屋を用意する必要はなく、家の中で移動できるスペースを広くしてあげると充分です。

また、他の猫と同じく、高いところが好きなので、キャットタワーやキャットウォークを用意してあげると良いでしょう。しかし、マンチカンは他の猫と比べて足の短い子もおり、それほど高く跳躍できないこともありますので、その点には注意しましょう。

また好奇心旺盛なので、事故には充分に気をつけましょう。例えば、「浴槽の水を抜かずにおいていたらお風呂に入って溺れた」、「床で滑って家具にぶつかって怪我をした」などということも起こります。

フローリングの床には、滑りにくいコルクやカーペットを敷き、入ると危ないところには、犬用のフェンスなどでガードすると良いでしょう。

日々のお手入れで重要なのは、ブラッシングです。

マンチカンは、人懐こく、人とのコミュニケーションを好みます。子猫の時からブラッシングに慣れていれば、その後も問題なくお手入れができます。

ブラッシングの頻度は、マンチカンが長毛か短毛か、個体の抜け毛の量にもよりますが、換毛期には毎日ブラッシングしてあげましょう。ブラシも被毛の種類によって選びましょう。

なお、シャンプーの頻度は月に1～2度が目安です。専用のシャンプーを使って、皮膚に泡が残らないようにしっかりと洗い流しましょう。

マンチカンと一括りに言っても、マンチカンには前述したように多様な種類がいます。そんなマンチカンは、大きく分けて4つのタイプが存在します。自分の好きなタイプがどれかを知っていると探しやすくなるでしょう。

それでは、マンチカンを種類ごとに紹介します。

メヌエットは、短い手足、骨格はしっかりとしていて、首が太く、頭も体も丸いシルエットをしています。鼻先から奥歯のあたりまでの口元のぷっくりと盛り上がっている部分（マズルと呼ばれることもあります）が、ペルシャ猫ほど低くはないのが特徴です。

前足がO脚になることも健康面から好まれません。

小さく先端が丸い耳を持っており、鼻先にはくぼみ（ストップ）があります。

毛の長さは、ロングとショートがあり、体重は2～4kg程度とやや小さめです。

性格は、甘えん坊で好奇心旺盛、活発です。人に対しての警戒心も薄く、比較的すぐ懐いてくれるでしょう。

マンチカンの特徴とも言える短い足ですが、純血種のマンチカンの中でも短足のマンチカンは約2割程度で、実はその他の長～中足の子が多いのです。

短足タイプのマンチカンの体長は小さめで、オスは3～4kgですが、メスはもう少し小さめです。過去には、14cmに満たない短足のマンチカンが生まれた例もあり、猫種の最小サイズとしてギネスブックにも登録されています。

マンチカンは、他の種との交配の課程において、毛の色や体の特徴などが実に多彩です。しかし、交配による種の弱体化を避けるため、TICAが他の純血種との交配を禁じています。

そのため、他の猫種の特徴が発現したマンチカンは、純血種として公認されません。

性格は、陽気で好奇心旺盛、子どものように遊び好きです。人にもよく懐き、他の動物とも問題なく飼えるでしょう。