サーバルキャットの価格や購入方法は？特徴や飼育ポイントも解説

サーバルキャットは基本的に単独で行動し獲物を捕らえる肉食獣です。ですから大人の個体を連れてきて飼育しようとしても、人に慣らすのは難しく懐くことはほとんどありません。

しかし子供のころから飼育すれば人に慣れ、懐いてくれます。心を許した相手にはとても従順で懐いてくれ良きパートナーになってくれます。

甘えん坊な一面も持っており、かまってもらおうとイタズラしたりすることもあります。積極的にコミュニケーションを取ってあげると喜んでくれます。

飼育下では子供のころから飼うことで懐いて甘えてくれるようになるサーバルキャットですが、野生下では非常に警戒心が強い性格をしています。

野生下ではハイエナやヒョウなどの天敵がいるため、天敵から身を守るために鋭い聴覚を持っています。少しの物音でも警戒し、敏感に反応します。

警戒心が強いからこそ大人の個体では人慣れしにくいです。

サーバルキャットは普通の猫とは違い高価格であったり、飼育の難易度が高いなど家で飼うためにはハードルが高めです。

ここからはサーバルキャットを飼う時に役に立つ豆知識（価格・飼い方）をご紹介します。

サーバルキャットはペットとして一般の家庭でも飼うことができますが、肉食獣ですから飼育するためには許可や檻の設置が必要です。

「動物の愛護および管理に関する法律」に基づいて特定動物に指定されている危険と判断されている動物は許可がないと飼育することができない決まりとなっています。

飼育する檻は、動物がとおり抜けられない幅の格子の間隔であることや外部からの衝撃で簡単に壊れない、外に設置する場合には土地や建物に固定するなどの要件を満たす必要があります。

サーバルキャットはまだまだ珍しい動物でどこでも販売しているわけではありません。

主に輸入動物を取り扱う専門ショップが購入先になりますが、直接海外から輸入する方法や最近ではサーバルキャットブリーダーが国内で繁殖しているケースもありますのでそこで購入できます。

ただいつでも買えるわけではなく欲しいとおもっても、輸入できる個体を見つけ海外から国内に持ち込むための手続きに数か月から1年程度の期間が必要になりますので、根気よく待つ必要があります。

サーバルキャットの子猫は平均価格が120万から200万円です。まだまだ珍しい希少価値のある動物ですので、高価格で取引が行われています。

また生体価格に海外からの輸送や手続きにかかる費用がプラスされ、これよりも高価格になることは覚悟が必要です。

価格が高いなと感じ手が出ない人にはサーバルとイエネコのハイブリットでサバンナキャットがいます。

血の濃さによりF1、F2など区別されており、血が濃いものですと100万円以上の価格ですが、F5以下の血が薄いものですと20万から30万円ぐらいの価格で販売されています。

生体価格が非常に高価格であることがわかりましたが、生体価格だけでは飼育することができずそれ以外にも費用がかかってきます。

飼育施設（檻やリフォームの価格）、檻以外の初期費用（マイクロチップを埋め込むための価格・水入れや餌入れなど用品の価格）、継続費用（餌やトイレ砂の価格）が必要です。

屋外に設置する檻の価格だけでも30万円程度するので初期費用だけでも高額になります。普通の猫よりも体が大きく肉食のため餌もかなり高額になります。専用の餌の価格は１缶千円で、それ以外は生肉をあげることになります。

サーバルキャットを飼育するときは、野生の動物であることを理解して覚悟をもって飼う必要があります。

野生の動物ですから力が強いですからケガをしないようにしつけをしっかりし、檻は壊されないような頑丈なもので、ジャンプ力があり運動が好きですので高さや広さを確保する必要があります。

もちろん生き物を飼うのですから最後まで責任をもって面倒を見ることも大切です。