メインクーンには短毛の子もいる？毛色や性格など猫種の特徴も紹介

いざメインクーンを飼う場合、子猫はどこで探したらよいのでしょうか。また、必要な道具や費用はどれくらいかかるのでしょうか。

ここからは、メインクーンをお迎えするにあたって事前に確認しておくべき情報をご紹介します。長い付き合いになる子をお迎えするため、しっかりと準備をしておくことが大切です。

メインクーンはペットショップやブリーダー、里親からお迎えすることができます。

ペットショップで購入する場合は、好きな時間に会いに行けるメリットがあります。メインクーンは遺伝性の病気にかかりやすいため、ブリーダー元や子猫の両親についてしっかりと確認しておきましょう。

ブリーダーから購入する場合、出生元が明確であることや離乳が正しく行われているというメリットがある一方で、中には悪質なブリーダーも存在します。子猫が育った環境を事前に見学させてくれるブリーダーを選ぶとよいでしょう。

里親から引き取る場合は、失われそうな命を救うことができますが、血統書がなくメインクーンであることが保証できなかったり、適正な環境で育っておらず心に傷を負っていたりする場合もあります。

ペットショップとブリーダーでの相場は約10万～50万円です。メインクーンは、血統や毛と瞳の色によって価格に差が出ます。また、里親から引き取る場合は、子猫自体は無償でも、ワクチン費用がかかる場合があります。

メインクーンをお迎えすることになったら、トイレ、トイレ砂、爪とぎ、爪切り、ベッド、ブラシ、コーム、食事や水を入れる食器、首輪、キャリーバッグ、キャットタワーなどの遊び道具を揃えましょう。

トイレはメインクーンの体格にあわせ、大きめのサイズを選ぶようにしましょう。また、1匹あたり2個のトイレを用意してあげるのが好ましいです。

また、飼い始める前にワクチン接種と健康診断を受ける必要があります。

メインクーンは遺伝性の病気を引き起こしやすい猫種です。遺伝性の疾患は発症すると完治させることが難しいため、早期発見が重要になってきます。定期的な健康診断と、わずかな異変にも気づけるよう普段から注意しておきましょう。

メインクーンが特にかかりやすい病気は、肥大型心筋症、多発性のう胞腎などがあります。いずれも遺伝性の病気と考えられており、残念ながら完治させる治療法はありません。

大型心筋症は、心筋細胞が肥厚することで、心臓に血液が貯められなくなり循環不全に陥る病気です。猫の心臓病の中でも多い病気ですが、健康診断では見つけにくいと言われています。

元気がなかったり食欲がなかったりといった初期症状がありますが、発見が遅れると死に至る恐れがある病気です。

多発性のう胞腎は、腎臓内に「のう胞」が発生し、大きくなったり数が増えたりすることで腎機能を低下させてしまうという腎臓病の一種です。

水を飲む量やおしっこの量が増えるといった症状が見られますが、進行が緩やかなため気がつきにくい病気です。重度の場合は5～7歳で腎機能のほとんどが失われ、慢性腎不全により亡くなってしまいます。

メインクーンとともに大型猫として人気の猫種に、ブリティッシュショートヘア、ラグドール、ノルウェージャンフォレストキャットなどがいます。

ブリティッシュショートヘアは、『不思議の国のアリス』のチェシャ猫として有名です。メインクーンと違って短毛な猫です。

ラグドールは、ぬいぐるみのようにおとなしいと言われる青い目をした猫です。メインクーンとの違いは体長です。体重は同じくらいでも、ラグドールの体長は50cmほどのため、メインクーンの体長のほうが2倍ほど大きいです。

ノルウェージャンフォレストキャットは、北欧神話にも登場するほど古くから人気の猫です。メインクーンと見た目が似ていますが、横顔では逆三角形なのがノルウェージャンフォレストキャット、丸顔なのがメインクーンと区別することができます。

またメインクーンのみ、耳の先に「リンクスティップ」という長い飾り毛がついています。

いかがでしたか。今回はペットとしても人気のメインクーンについて、交配によって短毛の子がいることや、飼う際に気をつけるべきことをご紹介しました。

猫の血統は複雑なため、まれに短毛の子が市場に出回ることもありますが、メインクーンとして大切に育ててあげましょう。

メインクーンは人懐っこく賢い猫です。遺伝性の病気には気をつけながら、仲良くなれるよう愛情を持って接してあげてください。