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メインクーンには短毛の子もいる?毛色や性格など猫種の特徴も紹介

更新日:2024年03月01日

ふさふさの長毛が特徴的なメインクーンですが、中には短毛の子がいることをご存じですか。本記事では短毛のメインクーンが生まれる理由からメインクーンの特徴、性格などをご紹介しています。メインクーンについて知りたい方は是非ご覧ください。

メインクーンには短毛の子もいる?毛色や性格など猫種の特徴も紹介

メインクーンにも短毛の子がいる?

メインクーンには短毛の子もいる?毛色や性格など猫種の特徴も紹介


メインクーンは、ふさふさの長毛が大きな特徴ですが、たまに成長しても短毛という子も見られます。この短毛の猫はブリーディングの交配方法によって生まれる可能性があります。

猫の交配方法には、「アウトクロスブリーディング」「インブリーディング」「ラインブリーディング」の3つがあります。メインクーンを含む純血種は、品種の特徴を保ちつつ健康な猫が生まれるように、この交配方法を組み合わせて繰り返していくのが良いとされています。

アウトクロスブリーディングとは、異なる品種の猫同士を交配させる方法です。メインクーンの場合は、メインクーンと他の猫種と交配させます。これは先述のとおり、雑種のほうが丈夫であるため、猫種の良さを残しつつより健康な猫を生ませたい時に有効な方法です。

インブリーディングは、親子や兄弟といった近親同士を交配させる方法です。猫種の特徴をより濃く出せる一方で、遺伝性の病気が発生しやすくなります。

ラインブリーディングは、インブリーディングよりも血縁関係の遠いもの同士で交配をさせる方法です。アウトクロスブリーディングよりも猫種の特徴を出せる一方、インブリーディングよりも遺伝性の病気の発生率は低くなります。

以上の交配方法のうち、短毛のメインクーンが生まれやすいのは、アウトクロスブリーディングです。メインクーンと掛け合わせる猫種によって短毛が生まれる可能性があります。

アウトクロスブリーディングで生まれる猫は雑種なのではと思われるかもしれませんが、猫の場合、両親のどちらかの血統を名乗ることが許されています。したがって両親のどちらかがメインクーンであれば、メインクーンとして成立するのです。

なお、この方法により短毛のメインクーンが生まれたとしても、一般的な猫種の毛よりは長いです。

メインクーンを飼うときに気をつけたいこと

メインクーンは、穏やかな性格なうえに利口でもあるため、猫の中でも飼いやすいと言われています。しかし、大きい体や長い毛といったメインクーンの特徴に際して、気をつけるべきポイントもいくつかあります。

メインクーンが快適に過ごせれば、長生きさせてあげることにもつながるでしょう。

毛のお手入れをこまめに行う

メインクーンは長毛で毛質もしっかりしているため、短毛種の猫よりもこまめにブラッシングをしてあげる必要があります。

1日2回朝と晩にブラッシングしてあげるといいでしょう。まず、ピンブラシやコームで毛のもつれを取ってあげてから、スリッカーブラシなどで丁寧にほぐしてあげましょう。

ブラッシングを怠ってしまうと、メインクーン自身が毛づくろいをする際に抜け毛を飲み込んでしまいます。

飲み込まれた抜け毛が体内に溜まると、毛玉になる「毛球症」を引き起こす恐れがあります。さらには、体内に溜まった毛玉を吐き出してしまったり、皮膚に毛玉ができることで皮膚炎になったりする可能性もあります。

春から夏にかけては換毛期のため、特に毛が抜けやすくなります。ブラッシングに加え、念のため抜け毛を飲み込んでしまった場合に備えて、毛玉ケアのごはんを与えてもいいでしょう。

定期的にシャンプーをしてあげる

メインクーンは体温調整のために皮脂を分泌しやすい猫種です。皮脂が溜まるとベタベタしてホコリが付きやすくなるため、1ヵ月に2回程度はシャンプーをして皮脂汚れを落としましょう。

なお、シャンプーの前後にブラッシングを行うのはもちろん、毛玉になってしまわないように毛を乾かしてあげてください。

夏場はサマーカットで毛量を調節する

メインクーンは寒い地域で生まれた猫のため、暑さが苦手です。特に日本の夏の暑さは長毛のメインクーンにとっては厳しいため、熱中症対策としてサマーカットをする子もいます。

しかし、バリカンの音や他人に触られることでストレスの原因になったり、サマーカットによって皮膚に直接日光が当たってしまい、熱中症や皮膚炎になったりする恐れもあります。サマーカットは必要以上に行わないよう気をつけましょう。

のびのび過ごせるスペースを確保する

メインクーンは体が大きく、遊ぶことも大好きなため、動き回れるスペースを確保してあげましょう。ケージに入れる場合も、メインクーンの体にあった大きめのケージを用意してあげてください。

また、メインクーンは賢いので、引き出しを開けることもできます。メインクーンの安全のためにも、部屋の片づけをしておきましょう。メインクーンが快適に過ごせる環境を整えてあげることが重要です。

食事について確認しておく

メインクーンの食事は、年齢にあわせて量や摂取する栄養価を調整してあげましょう。

子猫の時は、大きな体を作るエネルギーが必要ですので、高カロリー高タンパク質の食事を与えましょう。1日の食事回数の目安は3~4回です。

成猫になったら成猫用のフードに切り替え、タンパク質を豊富に摂取させてあげましょう。メインクーンは体が大きいので一般的な猫よりはカロリーを必要としますが、太りやすい体質でもあるため、あまり運動をしたがらない猫の場合はカロリーコントロールをしてあげてください。1日の食事回数は2回ほどで構いません。

7歳を過ぎたあたりからは腎臓機能が低下していくため、少しずつシニア用フードに切り替え、カロリーとタンパク質を抑えた食事にしてあげましょう。

また、歯も弱くなってくるため徐々に柔らかい食事にしてあげてください。1回の食事でしっかりと食べられないこともあるため、1日3~4回程度に分けて、少しずつ食べさせてあげましょう。

なお、ナトリウムを摂取し過ぎると腎臓機能に悪いので、人間が食べるような塩分が高い食事は避けましょう。

メインクーンを散歩させるメリット・デメリット



メインクーンは大きな体のため、散歩が必要と思われる方も多いかもしれませんが、必ずしも必要というわけではありません。

散歩のメリットは、十分な運動量が得られるということです。メインクーンは犬のようにリードをつけて散歩することができますので、公園など広い場所をゆったりと歩かせることもできます。また、室内では触れられない自然などに触れることはストレス解消にもつながります。

一方デメリットもあります。猫は臆病なため、自動車や他の動物など見慣れないものに対して驚き、パニックを起こしてしまう恐れがあります。また、交通事故に巻き込まれたり、ダニや虫に噛まれ感染症を引き起こしたりする可能性もあります。

さらには、外に出られることを知ってしまい、脱走癖が付いてしまう恐れもあります。メインクーンは先述のとおり、十分なスペースを確保してあげれば室内だけで過ごせる猫種ですので、散歩をさせるかどうかはメリットとデメリットを確認した上で判断しましょう。

メインクーンをお迎えするには?

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初回公開日:2022年12月09日

記載されている内容は2022年12月09日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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