犬の表情からわかる気持ち・飼い主により犬の表情が変化する理由
更新日:2024年08月23日
耳、尾、足、尿
耳が立っている犬の場合には、その耳が後方に寝た状態になり、尾は左右や回転するように激しく振り、足はぴょんぴょんしたり、地面を地団太踏んだり、走って行って戻ってみたり、前足を飼い主に向けてあげてみたりと体中での表情をみせることでしょう。
嬉しさのあまりほんの少しですが「尿を漏らす」犬もいます。
嬉しさのあまりほんの少しですが「尿を漏らす」犬もいます。
プレイフェイス
遊びの中で嬉しかったり楽しかったりするときに、口が丸く開いていることがあります。この顔のことをプレイフェイスといいます。
悲しいときの表情
犬が悲しいときの表情は、いつも飼い主と一緒にいたいのに留守番をしなくてはならないような場合に見ることがあるでしょう。
せつなく鼻で「ク~ン、ク~ン」や「ピーピー」と鳴いたり、口元は口角が上がるどころか、への字にはならないまでも垂れ、ぺたっと床やハウスの中に体を伏せ、上目づかいに視線をおくりそらさず、尾は力なくけっして上がることがなく、みるからに悲しいさびしい表情をします。
この表情の場合には体調がすぐれないこともありますから、気をつけてあげるとよいでしょう。
せつなく鼻で「ク~ン、ク~ン」や「ピーピー」と鳴いたり、口元は口角が上がるどころか、への字にはならないまでも垂れ、ぺたっと床やハウスの中に体を伏せ、上目づかいに視線をおくりそらさず、尾は力なくけっして上がることがなく、みるからに悲しいさびしい表情をします。
この表情の場合には体調がすぐれないこともありますから、気をつけてあげるとよいでしょう。
散歩している時の犬の表情
犬が散歩をしているときの表情には「楽しい、嬉しい、満足」という感情と、ほかの苦手な犬とすれ違って「恐怖、怒りや威嚇」の感情が表情に現れることがあるでしょう。散歩のときの犬の感情は次のような表情になるでしょう。
楽しい、嬉しい、満足
散歩中の楽しいや嬉しい、満足している顔の表情は、先に説明した犬の笑顔やプレイフェイスといった口元を中心に表現されます。耳は前方に傾かせ、前からくる音はなんだろうと好奇心をもって聴いています。
顔の表情以外には尾が上がり、ゆっさゆっさと緩やかに左右に振ります。足どりは軽やかでリズミカルになります。
時折犬に声をかけると見つめ返す目も穏やかで嬉しい表情をすることでしょう。
顔の表情以外には尾が上がり、ゆっさゆっさと緩やかに左右に振ります。足どりは軽やかでリズミカルになります。
時折犬に声をかけると見つめ返す目も穏やかで嬉しい表情をすることでしょう。
恐怖、怒り、威嚇
散歩中に苦手な犬に会った場合にも、犬はその苦手な犬に対して表情で自分の感情を表現します。そのようなときは犬同士が危険な状態にならないよう、飼い主が早くに気づいて対応することで避けることができます。
恐怖を感じている場合は、尾は垂れさがります。尾を後ろ足の間にはさみ込んでいる場合には「もう降参してるから何もしないで」という表情です。
怒っている場合には耳を後ろに倒し、鼻にしわを寄せ、唇が上がり前歯がみえている表情や唸り声を出したりして威嚇します。それにともない体を硬くし、背中の毛が逆立ってくる場合は咬むなどの攻撃をする危険性があります。
恐怖が増すと怒りに変化します。「やめてって言ってるのに。それだったらやられる前にこっちから攻撃してやる。」という感情です。両方の犬が怒りや威嚇の表情にならなくても、どちらかに恐怖の表情が見られる場合には、十分トラブルになる可能性がありますので速やかにその場を離れるようにしましょう。
この体が硬くなってしまうのは、犬に対してだけではなく、嫌なところに連れていかれる場合にも表現されます。早めに人間が察し、危険を回避するようにしましょう。
恐怖を感じている場合は、尾は垂れさがります。尾を後ろ足の間にはさみ込んでいる場合には「もう降参してるから何もしないで」という表情です。
怒っている場合には耳を後ろに倒し、鼻にしわを寄せ、唇が上がり前歯がみえている表情や唸り声を出したりして威嚇します。それにともない体を硬くし、背中の毛が逆立ってくる場合は咬むなどの攻撃をする危険性があります。
恐怖が増すと怒りに変化します。「やめてって言ってるのに。それだったらやられる前にこっちから攻撃してやる。」という感情です。両方の犬が怒りや威嚇の表情にならなくても、どちらかに恐怖の表情が見られる場合には、十分トラブルになる可能性がありますので速やかにその場を離れるようにしましょう。
この体が硬くなってしまうのは、犬に対してだけではなく、嫌なところに連れていかれる場合にも表現されます。早めに人間が察し、危険を回避するようにしましょう。
友好のしるしはまばたき
危うい状況にあっても、まばたきすることでその場をうまく治める表情がまばたきです。ケンカしそうな場合どちらかの犬がまばたきをすると、相手に対して「敵意はなくケンカをする気持ちではない」ことを伝えています。絶対的服従ではないけれど「まあ、あなたに従いましょう」程度の服従の意思もあります。
犬から犬だけでなく、犬対人間でも成り立つ表現なので、犬からこの表情が見られた場合には友好のしるしとして受け止めてあげましょう。犬と仲良くなりたいときには人間から使うのもよいでしょう。
犬から犬だけでなく、犬対人間でも成り立つ表現なので、犬からこの表情が見られた場合には友好のしるしとして受け止めてあげましょう。犬と仲良くなりたいときには人間から使うのもよいでしょう。
犬が怒られた時の表情
犬が思わぬいたずらをして、犬を叱ったり怒ったりしたことはありませんか。そのような場合に見られる犬の気持ちは次のような表情になります。
犬だって暗くなる?
怒られてしまったときに犬が見せる表情は、体を伏せて声を出さず前足にあごを乗せた状態で、名前を呼んでも視線を怒っている人に向けません。この表情は反省しているのではなく、今の状況は犬の自分にとってよい状況ではないと理解し、今後の展開をうかがっているといえます。
この表情をすることで人間は許してくれると犬が学習すると、怒られたときにはこうしておけば人間は怒るのをやめてくれると、ことを納めようとする場合もあるでしょう。
口をぺちゃぺちゃとうごかしている表情は「いうことをききますから、もう怒らないで欲しい」という懇願表現です。おのずと表情は暗い面持ちになります。
この表情をすることで人間は許してくれると犬が学習すると、怒られたときにはこうしておけば人間は怒るのをやめてくれると、ことを納めようとする場合もあるでしょう。
口をぺちゃぺちゃとうごかしている表情は「いうことをききますから、もう怒らないで欲しい」という懇願表現です。おのずと表情は暗い面持ちになります。
初回公開日:2017年12月01日
記載されている内容は2017年12月01日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。