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犬の表情からわかる気持ち・飼い主により犬の表情が変化する理由

更新日:2024年03月07日

犬の気持ちを知りたいと思ったことはありませんか。あるいは犬のこのしぐさはいったい何だろうと思ったことはありませんか。犬の気持ちは表情からわかることができます。そして飼い主によって犬の表情が変化する理由や、犬の表情を豊かにする方法を紹介します。

犬の表情からわかる気持ち・飼い主により犬の表情が変化する理由

犬は耳でも感情をあらわす

垂れ耳の犬ではあまりわかりにくいですが、立ち耳の犬では耳がよく動くことがわかります。犬の耳の表情も犬の感情を教えてくれています。

好奇心

好奇心があるときは、耳を前方に向けて傾かせている表情となります。この表情に首を傾ける表情をした場合には、好奇心から一生懸命話す相手の言葉を聴くことに集中しています。

同じく耳を前方に向けて傾かせている表情とともにくんくんと鼻で嗅ごうとしている場合は、「なんだろう。でもなんだか知りたいな」という不安ながらも興味があるときです。

困惑、迷い

困ってしまったり、このさきどうしようと迷っているときは、耳を開いたまま後方に引いた表情になります。相手に対して好きも嫌いもない心理状態で、強気な耳の表情にもなれないし、服従の耳の表情もできない中間の表情です。

服従

服従の気持ちの表情は、耳が頭の両サイドで閉じたように寝た状態になります。ケンカなどの争いを嫌い、または怖がっているときです。

この耳の表情とともに犬歯が見えるほどに口をむき出した表情は、服従はしているがいつでも攻撃する気持ちがあることを表現しています。

あいさつ、甘える

ほかの犬に遊ぼうと誘ってみたり、あいさつをする場合の表情は、耳を後方に伏せ、柔らかい雰囲気で口を開いた状態になります。

犬に対してだけでなく、大好きな人に対してもこの表情をします。この場合はあいさつでもあり、甘えるときの表情です。

飼い主によって犬の表情が豊かに変化するのはなぜ?

犬は表情筋が発達しているため、感情を示す表情を上手に作ることができることがわかりましたが、すぐにあらゆる表情を出せるのではなく、犬の群れの中で、あるいは人間との群れ(家族)とともに生活することで表情はより豊かになります。

表情がないのは?

全ての犬の表情が豊かであるとは限りません。犬のおかれた環境により表情が豊かな犬、そうでない犬がいます。それは家庭犬であっても飼い主によって違いがある場合があります。また犬が表情を示しても人間にわかってもらえない犬もいます。

表情のない犬について、なぜ表情がないのかを紹介しましょう。

虐待など

飼い主にあまり遊んでもらえていない犬の場合は、人間とのコミュニケーションがとれていないため犬の感情を表情に出せないことがあります。

もっとも顕著な例は虐待です。部屋に閉じ込められたまま、犬のごはんや水だけを与えられていて、遊んでもらえなかったりすると表情がない犬になってしまうことがあります。

また飼い主となんらかの事情で別れてしまい、犬が放浪生活になってしまったりする場合にも、コミュニケーションする相手を失うことにより表情がなくなってしまうことがあります。

つらい経験をして表情がない犬でも、環境が変わり愛情をもって接してくれる人間に出会ってコミュニケ―ションがとれるようになれば、時間はかかりますが豊かな表情が出せる犬になれます。

表情がわかりにくい犬

表情がない犬と思われがちな犬の中には、実は表情を示しているのにわかってもらえない場合があります。

犬は表情筋が発達していますし、その筋肉はよく動きますが、犬種によっては顔の肉付きが少ないほっそりした顔だちの犬の場合、表情がわかりにくいことがあります。

このような犬種の場合には、飼い主がその犬の小さな表情をよくみて慣れることで、感情を理解してあげることができるようになるでしょう。
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初回公開日:2017年12月01日

記載されている内容は2017年12月01日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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