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犬の老衰の兆候6つと犬の最期をみとるときにしっておきたいことをご紹介

更新日:2024年09月11日

言葉が通じない犬は、私たち人間にさまざまなサインを送ってくれます。遊んでほしい・ご飯が欲しい以外にも、不快感や病気など、命にかかわることである場合もあります。些細な変化やサインも見逃さないよう、毎日しっかりチェックしてあげましょう。

犬の老衰の兆候6つと犬の最期をみとるときにしっておきたいことをご紹介

老衰してきたかの目安となる犬の平均寿命とは?

犬が年を取るスピードは、人間のおよそ7倍と言われています。そのぶん老衰のスピードも速く、平均寿命も人間よりもうんと短くなっています。

犬の寿命は、体格の違いや犬種の違いによって異なってきますが、おおよそ10~14歳程度と言われています。

では、なぜ同じ犬なのに大きさの違いで寿命が異なってくるのでしょうか?

今回は、犬が老衰してきたかどうかを見極めるさまざまなサインについてご紹介していきます。
犬の大きさ平均寿命
小型犬(~10Kg未満)約12~14歳
中型犬(10Kg~25Kg未満)約10~13歳
大型犬(25Kg以上)約9~11歳

大型犬

大型犬の平均寿命は、小型犬や中型犬と比べるとなぜ短いのでしょうか。その理由は「臓器の大きさと体の大きさの比率」にあります。

大型犬は体が大きい分、心臓が大きな力で動かないと全身に血液を巡らせることができません。また、フードなどから得た栄養を体中に巡らせるためにも、より多くのパワーを必要とします。

その結果、小型犬よりも臓器への負担が多くなってしまうため、平均寿命も短くなってしまう傾向があります。

中型犬

中型犬の平均寿命は、約10~13歳と言われていますが、小型犬並みに長生きする個体も多くいます。

中型犬の多くは、骨格がしっかりしていて運動に適している体型なので、日常生活と少しの運動(毎日の散歩など)もそれほど負担にはなりません。

人間と一緒に旅行へ行ったり、アウトドアを一緒に楽しんだりするのにも適している大きさと言えるでしょう。

小型犬

小型犬は、大型犬や中型犬と比較してみても、平均寿命は高い傾向があります。大型犬について記述したとおり、臓器の大きさに対して体の大きさが小さいためです。

また体が小さい分、運動量や栄養も少しで補うことができ、体が小さいほど病気を発症する確率が低いからとも言われています。

ただし、小型犬だからと言って散歩を全くしなかったり、運動を全くさせなくてよいわけではありません。

短い散歩を複数行ったり、家の中でボール遊びをしたりして適度な運動を心がけましょう。

犬の老衰のサインとは?

「犬の老衰」という言葉を聞いて、あなたはどんなことを思い浮かべますか?「体力がなくなる」「白髪が増える」「寝てばかりいる」など、人間と同じような症状を思い浮かべるのではないでしょうか。

老衰とは、加齢に伴い体のさまざまな機能が低下し、できていたことができなくなってしまうことを意味します。

さらに、老衰が進行することによりさまざまな変化や疾患にかかりやすくなってきます。

老衰する前の状態に戻すことはできませんが、飼い主さんが「老衰のサイン」に早く気付いてあげることで、病気の予防や対策につながりますので、日々の愛犬の様子をよく観察しましょう。

老衰のサイン

  • 耳が聞こえなくなる
  • 目の色が濁ってくる
  • 口臭が強くなる
  • 夜鳴きをするようになる
  • 固いものは食べず食欲が減ってくる
  • 散歩を嫌がる
  • 階段や段差が苦手になる
  • 物によくぶつかる
  • おなかがたるむ
  • 体重が減ってくる
  • 反応が鈍くなってくる
  • トイレがうまくできなくなる
  • 白髪が増えてくる
  • 活動時間が減って睡眠時間が増える

耳が聞こえなくなる

・名前を呼んでも気づかない
・突然触れるととてもビックリする
・寝ているときに近づいてもなかなか起きない

こんな変化がみられたら、聴力の低下を疑いましょう。犬はもともと耳がよく、人間が聞き取ることのできない周波数の音も判別することができます。

しかしこの機能は老衰とともに衰え、今まで気づいていたものに気付けなかったり、反応が鈍くなってしまいます。

耳が聞こえなくなると特に気を付けたいのは「散歩」のとき、犬は車や障害物などを音で察知している部分が多くあります。

耳が聞こえなくなっている場合、横から車が来るのに気付かず飛び出してしまったり、名前を呼んでも反応しないなどが考えられます。

もし聴力が低下していたら、いつもよりリードを短く持ったり、車や自転車が少ない散歩コースに変更するなど、安全対策を行いましょう。

目の色が濁ってくる

老衰のサインとして、目の変化は気づきやすい箇所です。

視野が狭くなると、物にぶつかったり突然ビックリしたりすることや、活動意欲が減少するため元気がなくなったりあまり動かなくなるなどの症状があります。

目の変化は老化だけではなく、何らかの病気を発症している場合も多くあります。特に老衰すると、さまざまな病気にかかりやすくなってしまいますので、毎日こまめにチェックしてあげましょう。
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初回公開日:2019年08月27日

記載されている内容は2019年08月27日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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