ブルマスティフは最強の護衛犬？ブリーダーやペットショップからの飼い方

ブルマスティフは飼い主には強い忠誠心を示します。

飼い主の命令を忠実にこなしますが、どうしても嫌だと感じたら頑として動かないこともあり、躾の何度は高いといえます。初心者向きの犬種ではないので、飼う前に熟慮が必要です。

また、威厳漂うルックスからは想像が難しいですが、無邪気で甘えん坊な一面もあります。ですが、それはあくまで懐いた相手・主人と認めた相手に対してのみです。こういった面も、飼い主に対する忠誠心の表れの1つでしょう。

ブルマスティフには、軍用犬・ガードドッグとして活躍してきた名残りがあります。

ブルマスティフは防衛本能が強く、テリトリーに入ってきた侵入者を排除しようとします。

また、飼い主への忠誠心と強い愛情を示す犬種なので、飼い主に害があると判断すれば、相手を排除しようと立ち向かっていきます。多少相手の体が大きくても、強そうでも、怯むことはありません。

普段穏やかで大人しいブルマスティフですが、危険だと判断した瞬間、スイッチが切り替わるように獰猛になる個体は多くいます。

ブルマスティフは、初心者には向きません。

飼い主を格上と認めなければ言うことを聞かず、躾もできません。そのため、適切な飼育には上下関係をはっきりさせ、主従関係を結ぶ必要があります。

ブルマスティフは大型犬の中でもガッシリしていてパワーがあります。きちんと躾ができていないと、いざというとき制御できず、大変なことになってしまいます。

「ペット」として可愛がる付き合い方ではなく、「飼い主と犬」であることを十分に理解してから付き合わなくてはならないため、飼いやすいとはいえない犬種です。

ブルマスティフは、知能が高い犬種です。沈着冷静で、状況を判断する能力に長けています。

知能が高いということは、飼い主のコマンドを覚えやすく、誰でも躾けられると考える人は多いでしょう。

ですが、飼い主のコマンドの出し方が下手だったり、躾に一貫性がないと、「ダメ主人」の烙印を押して命令に従わなくなる個体もいます。要するに「ナメられる」ということです。

飼い主がきちんと躾けの方法を実行すれば、躾しやすい犬といえますが、そうでなければ躾はまったくできない問題犬となる可能性があります。

ブルマスティフは元々ガードドッグとして生み出された犬種です。現代では大人しく穏やかな個体が生み出されていますが、ガードドッグとしての本能や能力は強く残っています。

警戒心や防衛本能の強さ、冷静さや判断力など、ブルマスティフはガードドッグに必要な要素を持ち合わせています。

実際に侵入者が現れた際に必要な勇猛さ、パワー、俊敏さもあるので、怯むことなく相手を追走します。

顎が強くて噛む力も強いので、相手を捕まえたあとも噛み付いたら離しません。

ブルマスティフは、イングリッシュマスティフの力強さと、イングリッシュブルドッグの俊敏さを併せ持っています。

大型犬なので小回りが利かない点は否めませんが、1匹で成人1人を追いかけ押さえ込む程度なら、十分可能です。

ブルマスティフは活動的で、運動が好きなタイプの犬種です。ですが、必要な運動量は他の犬種と比べて多くはありません。

普段はゆったりと動き、走るスピードも速くありませんが、一度スイッチが入ったら変貌し、その運動能力の高さで相手を追いつめるという犬種です。

ブルマスティフを飼いたいと思った際、どうやって手に入れればいいのか、分からない人も多いでしょう。

ペットショップでは大型犬の取り扱い自体が少ないです。

しかし、ブリーダーとなると手間が掛かって面倒、敷居が高いというイメージがあります。

里親になるという方法もありますが、そもそもの数として純血種のブルマスティフは稀でしょう。また、成犬が多いので躾に苦労する可能性があります。