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ブルマスティフは最強の護衛犬?ブリーダーやペットショップからの飼い方

更新日:2024年06月09日

ブルマスティフは、ブルドッグとマスティフから生み出されたガードドッグです。獰猛で怖い犬だと思われがちですが、きちんと躾けられたブルマスティフは、見た目からは想像がつかないほど穏やかで優しい性格をしています。ギャップ犬・ブルマスティフの魅力を見ていきましょう。

ブルマスティフは最強の護衛犬?ブリーダーやペットショップからの飼い方

ブルマスティフとは?

ブルマスティフは、イギリス原産の大型犬です。ブルドッグとマスティフを交配して生まれました。

ブルドッグの攻撃性と俊敏さに、マスティフの力強さと勇猛さがあわさった、勇猛な犬です。

ガードドッグとして使役されていたブルマスティフですが、戦時中は軍用犬として活躍します。

一時期が低迷し絶滅の危機に追いやられたブルマスティフですが、1900年代に入ってが復活し、現在に至ります。

発祥

ブルマスティフは、イングシッシュブルドッグとイングリッシュマスティフの交配種です。

イングリッシュマスティフは、19世紀後半、イギリス貴族が密猟者から領地内の財産を守るためのガードドッグとして飼っていました。

ですが、マスティフは大型犬で、俊敏さが足りませんでした。そこで、俊敏で攻撃的なイングリッシュブルドッグと交配させたところ、両犬のいい所を受け継いだブルマスティフが誕生しました。

優秀なガードドッグとして活躍したブルマスティフですが、当初は雑種という認識で、長らく純血種として認定されませんでした。

犬種

ブルマスティフは、1924年、イギリスのケンネルクラブで純血種として認定されました。

その後、性格を穏やかにするようブリーディングされ、ガードドッグとしてだけでなく、ショードッグや家庭犬としても流通するようになります。

また、後にイングリッシュマスティフが絶滅の危機に追い込まれた際には、イングリッシュマスティフから生み出されたブルマスティフの血を入れて数を増えさせ、イングリッシュマスティフの復興に役立ちました。

ブルマスティフの特徴

ブルマスティフは大型でガッシリした犬種です。

垂れ目で垂れ耳で眉間にシワがあり、ブルドッグとマスティフ両方の顔立ちを受け継いでいます。

外敵に顔を噛まれたり引っ張られたりしても大丈夫なように、顔の皮はたるんでいて、ブルドッグやパグと同じく手入れが必要となります。

強面で獰猛そうに見えるので、敬遠されやすい犬種といえます。

体型

ブルマスティフは大型犬の中でも大きく、ガッシリしています。

オス犬で63~68cm、メス犬で61~66cmという体高に加え、体重はオス犬が50~59kg、メス犬は45~54kgと、成人並みの重さがあります。

顔にはブルドッグの特色が色濃く出ていますが、体はマスティフ犬らしく骨太で筋肉質で、大きくてひきしまっています。

この体格の良さは、19世紀イギリス貴族のガードドッグとして重要なものでした。密猟者が敷地に侵入してきた際、人間が駆けつけるまでを押さえつけて待っていないといけないからです。

毛色・毛質

ブルマスティフの被毛は、ダブルコートで短毛です。

夜間のガードドッグとしての役割から、かつてはブラックやグレーがほとんどでした。現在は、レッド・ブリンドル・フォーン・イザベラの個体が増えています。また、すべて単色です。

ブラック以外の単色の場合は、顔や耳、マズルに黒い毛が入ります。ごく稀に白い毛が入ることもあります。

淡いブルー系のマーキングが入ることもありますが、これはブルマスティフの中では退色とされていて、ショーや繁殖に向かないとされています。

ブルマスティフの性格

ブルマスティフは顔が強面なので、「怖い」「獰猛」などのイメージを抱かれやすい犬種です。

散歩中に子供に怖がられたり、避けられたという話は、ほとんどの飼い主が体験している「あるある話」です。

ですが、本来のブルマスティフは穏やかで愛情深い犬です。

ここでは、ブルマスティフの性格の代表的な特徴を3点詳しくみていきます。

穏やかで落ち着いている

ブルマスティフは、大人しく穏やかな性格をしています。

冷静で忍耐力が強いので、ちょっとしたことでは動じない精神力の強さと落ち着きがあります。

しかし、いくら穏やかな性格でも、ブルマスティフのパワーはとても強く、体格も大型犬の中でもさらにガッシリしているので、注意が必要です。

大怪我につながらないよう、噛み癖はしっかり治しておきましょう。また、躾をするために、上下関係をハッキリさせ、主従関係を築く必要があります。
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初回公開日:2019年08月07日

記載されている内容は2019年08月07日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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