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まるでモップ!コモンドールってどんな犬?特徴や手入れの仕方を紹介

更新日:2023年12月23日

モップのように垂れたユニークな被毛が特徴のコモンドールはハンガリー原産の犬です。まるで大きなぬいぐるみのような外見ですが、実はもともとは立派な牧羊犬です。この記事では、近年ショードッグとしてものあるコモンドールの特徴や性格、飼い方などについてご紹介します。

まるでモップ!コモンドールってどんな犬?特徴や手入れの仕方を紹介

可愛いとの「コモンドール」とは?

コモンドールという犬をご存知でしょうか。コモンドールはモップ犬として知名度が高まっている犬種ですが、被毛のケアが難しく、また、性格もペット初心者には不向きな犬種と言われています。

コモンドールを飼うためには被毛のケアの仕方を学び、飼育環境もしっかりと整えるなど、事前にしっかりと勉強する必要があります。

この記事ではコモンドールに興味のある人向けに、コモンドールを飼う上で飼い主、犬ともにストレスのない生活を送れるように必要なことなどをご紹介します。

コモンドールの歴史

12世紀ごろにクマン人という遊牧民族がハンガリーに持ち込んだ犬がコモンドールの起源と言われています。

コモンドールはその土地にいた牧羊犬と交配を繰り返しながら、500年以上牧羊犬としてクモン人と暮らしていましたが、ラッカ羊とよばれる羊に似るように繁殖されて15世紀頃には現在の外見に近い姿となりました。

コモンドールならではの特徴4つ

モップ犬と呼ばれる由来になったドレッドヘアのような被毛を持つ犬という以外、知られていないことの多いコモンドールですが、どのような特徴があるのでしょうか。

体高はオスで70センチと大型犬に分類され、体型もがっちりしています。また、その被毛が原因で水遊びが苦手などの特徴もあります。

ここでは、これらの特徴について詳しく見ていきましょう。

コモンドールの特徴1:モップのような披毛

コモンドールのもっとも大きな特徴は、モップ犬と名前のついた由来であるドレッドヘアのような被毛です。

羊の群れに紛れ込んで外敵から身を守るために、また、過酷な気候に耐えるためなどの理由から、今の外貌へと進化したと言われています。

コモンドールの被毛は二重構造になっていて、体表に近い場所にある柔らかい毛と外側の粗い毛が縄状のようにもつれて、コードとよばれる毛束になっています。カラーはアイボリーで、モップのような毛束がホコリなどを集めて汚れやすいので要注意です。

コモンドールの特徴2:水遊びは苦手

また、コモンドールはそのモップのような被毛ゆえに水に濡れると乾くまでに非常に時間がかかるという特徴があります。そのため、海やプールなどでの水遊びに不向きです。

濡れてしまった場合ですが、気軽にシャンプーしただけでも完全に乾くまでに12時間以上かかり、被毛が多い場合には丸2日かかることもあります。

コモンドールの特徴3:大きさ約70cm

コモンドールの体高はオスで70cm以上あり、メスでも65cm以上と大型犬に分類されます。尻尾が長くがっちりとした体格をしています。 また、首周りも大きな頭を支えるために太めです。

被毛に隠れて見えませんが、鼻は低く目はアーモンド型をしていて、耳は細長い三角形をしています。

コモンドールの特徴4:ハンガリーの国宝

コモンドールは12世紀頃にハンガリーに持ち込まれたことが起源の犬です。2004年にはハンガリーで国宝として指定されるなど、ヨーロッパで多くの人に愛されています。

他の多くの犬種と同じように第一次・第二次世界大戦を経て数が激減しましたが、ハンガリーを中心としたヨーロッパの愛好家たちや牧畜民たちによって復活し、少しずつその数を増やしていきました。

牧畜犬の中でも特に警護を担う役割から、コモンドールは都市や郊外で番犬としても活躍しています。

コモンドールは飼育しやすい?

次のページ:コモンドールを飼育するときの注意点

初回公開日:2019年08月22日

記載されている内容は2019年08月22日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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