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カナーンドッグはどんな犬?カナーンドッグの特徴や飼育方法・費用を紹介

更新日:2024年06月08日

イスラエル生まれのカナーンドッグは地雷探知犬や警察犬、盲導犬など幅広い仕事に従事して活躍している犬です。見た目が華やかでないため飼い犬としてはあまり知られていませんでしたが、最近が出てきています。この記事ではカナーンドッグの特徴や性格についてご紹介します。

カナーンドッグはどんな犬?カナーンドッグの特徴や飼育方法・費用を紹介

カナーンドッグの歴史

カナーンドッグという犬の名前を聞いたことはありますか。カナーンドッグは、イスラエル生まれの犬です。

イスラエルのイスラエリアン・バリア・ドッグとパレスチアのパレスティナン・バリア・ドッグを掛け合わせた犬がカナーンドッグです。イスラエリアンは牧畜犬向きの、病気に対する抵抗力が強い犬で、パレスティナンは嗅覚が優れていて程よい警戒心を持っています。

このカナーンドッグは地雷探知犬や警察犬として活躍し、最近ではアメリカなどにも輸出されています。現在、イスラエルの国犬に認定されています。

カナーンドッグの特徴

カナーンドッグはその嗅覚を活かして、地雷探知犬として多くの人命を救ってきました。また、警察犬として治安の維持や事件の解決に協力したり、盲導犬としてパートナーの目となったり、幅広い活躍を行っています。

番犬としても、家や工場を泥棒から守るなど活躍しています。

このようなカナーンドッグには、実際にはどのような特徴があるのでしょうか。カナーンドッグの見た目や大きさ、寿命などの特徴について詳しく見ていきましょう。

カナーンドッグの特徴

  1. スピッツタイプの原始的な見た目
  2. 体重約20キロ、体高約58センチの大型犬
  3. 寿命は12~13歳
  4. 抜け毛が少ない
  5. 力強く、忍耐力がある

カナーンドッグの特徴1:見た目の特徴

カナーンドッグは、スピッツタイプとオオカミを混ぜた日本犬のような、昔ながらの原始的な姿が特徴の犬です。

胴体は頑丈で背線はまっすぐです。頭部とボディのバランスがとれていて、耳は立ち耳で、位置が低いので横幅が広く見えます。しっぽは巻き尾もしくは鎌尾です。

毛は短く、もともと過酷な地域にいた犬なので、暑さにも耐性を持っています。

カナーンドッグの特徴2:大きさと体重

カナーンドッグは、オスの場合で体高が51~61㎝、メスの場合で体高が48~58センチくらいです。大きさとしては中型~大型犬の部類に入ります。

また、体重は雄で約20~30kg、メスで18~24㎏と大きさに対して全体に細く、引き締まった体型をしていることがわかります。

カナーンドッグの特徴3:寿命

カナーンドッグの寿命は12~13年前後と言われています。大型犬としては長寿であり、伴侶犬としてずっと飼い主に仕えてくれます。

古代からの血筋を守ってきた犬種なので、ずっと健康に過ごすことが多いです。体を日頃から鍛え、一緒にスキンシップを図りながら運動することによって、ますます健康に恵まれます。

カナーンドッグの特徴4:抜け毛が少ない

カナーンドッグの被毛はスムースコートですが、ダブルコートです。ダブルコートの被毛はオーバーコートとアンダーコートがあり、アンダーコートが夏毛と冬毛に生え変わるため抜け毛が多いという特徴があります。

ですが、カナーンドッグのダブル・コートは抜け毛が少ないので、室内で飼育しても抜け毛を処理しないといけないという心配がありません。

また、カナーンドッグの毛色には決まりはありません。ブラックやグレー、 クリーム、 レッドなど、どんな毛色でもカナーンドッグと認められます。

カナーンドッグの特徴5:力強さと忍耐力がある

カナーンドッグは全体的に筋肉質で、力強さと忍耐力、機敏性を兼ね備えています。

動きはまるでスポーツ選手のように優雅で、常に大地を踏みしめるようなキビキビとした足取りで走り回ることができます。また、瞬発力にも優れていて、とっさに走る方向を変えたりすることもできます。

カナーンドッグの性格

地雷探知犬や警察犬として活躍してきたという歴史から、とても勇敢なイメージのあるカナーンドッグですが、どのような性格をしているのでしょうか。

強そうな印象に反して、カナーンドッグは実は大人しく繊細な性格をしていて、飼い主に深い愛情を示します。ただ、警戒心や防衛反応も強く、見知らぬ人にはなかなか心を開くことができず、吠えてしまうこともあります。

ここでは、カナーンドッグの性格について詳しく見ていきましょう。
次のページ:カナーンドッグの飼育方法

初回公開日:2019年08月30日

記載されている内容は2019年08月30日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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