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カモの猟犬コイケルホンディエとは?性格や特徴・販売価格は?

更新日:2024年06月20日

皆さんはコイケルホンディエという犬をご存じでしょうか。まだまだ希少性が高く、あまり日本では見ることのできないコイケルホンディエ。ここでは、そんなコイケルホンディエの性格や特徴、入手方法についてご紹介します。家族へと迎え入れてあげたい方はぜひ読んでみてください。

カモの猟犬コイケルホンディエとは?性格や特徴・販売価格は?

コイケルホンディエとは?

コイケルホンディエ(コーイケルホンディエ)は、オランダ原産の中型犬の一種で、古くからカモ猟に利用されてきた歴史のある犬種です。

その猟の方法は非常にユニークで、草むらに隠れたコイケルホンディエが尻尾をおとりにしてカモをおびき寄せ、近づいたところを猟師が捕らえるというもの。

戦争に巻き込まれ、一時はわずか数頭にまで数が減り、絶滅の危機にあったそうですが、現在では愛好家たちの努力もあって着々と数を増やしています。

ここでは、日本ではまだ知名度の低いコイケルホンディエの性格や特徴について紹介していきます。
特徴
大きさ体高:35〜40cm、体重:9kg~11kg
毛色ホワイトの地色にオレンジ・レッドの斑
寿命12~14年
性格陽気で明るく、飼い主に従順

コイケルホンディエの大きさ

コイケルホンディエの大きさは、体高が35〜40cm、体重は9kg~11kgです。体重からいうと小型犬~中型犬に相当しますが、中型犬に分類されることが多いです。

体高と体長がほぼ同じのいわゆるスクエア型のため、非常にバランスがとれており、その軽くウェーブした長めの被毛と相まって、歩く姿には気品が感じられます。

雄と雌での体格差はほとんどありませんが、理想的な体高は、雄で40cm、雌で38cmと言われています。

コイケルホンディエの毛色

コイケルホンディエの毛色は、ホワイトの地色にオレンジまたはレッドの斑があるものが認められており、ブラックとホワイトやトライカラーの毛色のものは認められていません。また、オレンジ・レッドがホワイトより多くなければならないなどの細かい条件があります。

頭部にはホワイトのブレーズがあり、顔にオレンジ・レッドの色が十分にあることが好ましいとされています。

また、コイケルホンディエは被毛を完成させるまでに2年程度かかるといわれています。

コイケルホンディエの寿命

コイケルホンディエの寿命は12~14年で中型犬としては平均的な寿命です。

犬種の性質として家族とのコミュニケーションを大切にする犬です。できれば屋内で飼育することをします。

また、猟犬であったこともあり運動が重要です。1日に2回、それぞれ60分程度の運動をさせてあげるようにしましょう。また、餌などにも気を遣って与えるようにしましょう。

より長く元気に生活させてあげるために、これらのことに注意して飼育してあげることが大切です。

コイケルホンディエの性格

コイケルホンディエの性格は、陽気で明るく活発的です。神経質な面や攻撃的な面も少なく、非常に頭の良い犬です。また、自立心がそれほど高くないため、飼い主や家族に対して従順な性格をしています。

環境への適応能力に優れているので、他の犬や小さな子どもとも仲良く接することができます。そのため、非常に飼いやすい犬種ですが、番犬には向かない性格といえます。

一方で、寂しがり屋な一面があるため家族とのコミュニケーションをしっかりとることでストレスを与えないようにしてあげましょう。

カモの猟犬としてのコイケルホンディエの歴史

コイケルホンディエは、16世紀頃からオランダでカモの猟に使われていた犬です。コイケルホンディエという名前も「カモ猟をする犬」という意味でつけられています。

もともと、銃がない頃の猟では網が用いられていましたが、網を放つ前に鳥をおびき寄せる役割を担っていたのがこの犬です。実際のカモ猟では、ふさふさした尻尾を草むらから出し、好奇心をそそることで、カモをおびき寄せていました。

第二次世界大戦により数が激減してしまい、一時は世界で5頭まで減少したと言われていますが、現在では愛好家たちの努力により着々と数を増やしています。しかし、依然として原産国オランダ以外では非常に希少な犬種となっています。

コイケルホンディエの身体的特徴

コイケルホンディエといえば、その毛が特徴的です。特に尻尾の毛は、猟でも使われてきたこともあり、ふわふわなのが特徴です。

ここでは、そんなコイケルホンディエの特徴を紹介します。

コイケルホンディエの身体的特徴

  • 体長と体高がほぼ同じ
  • 綺麗な飾り毛のある尻尾
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初回公開日:2019年08月20日

記載されている内容は2019年08月20日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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