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幸福をもたらす犬「ラサ・アプソ」の特徴と正しい飼い方の秘訣を紹介

更新日:2024年06月23日

古くからチベットの僧院で重宝されていた神聖なる犬「ラサ・アプソ」についてご紹介しています。ラサ・アプソは特徴的な容姿もさることながら、特徴的な性格の持ち主です。この特徴や、特徴に見合ったしつけ、環境、お世話について具体的に解説しています。

幸福をもたらす犬「ラサ・アプソ」の特徴と正しい飼い方の秘訣を紹介

神聖な犬!ラサ・アプソの歴史とルーツは?

ラサ・アプソはとても古い歴史を持つ犬種で、チベット奥地の僧院で飼育されていた神聖なる犬といわれています。

チベットの修業僧たちの言い伝えでは、チベット高原に住んでいた狼を僧が飼いならし、繁殖させてラサ・アプソが作られたともいわれています。

聴覚がすぐれており、僧院では来訪者を吠えて知らせる見張り役を担ったり、雪山では雪崩の前兆を察知したりしていました。現在も聴導犬として活躍しています。

また、悟りの境地に達する前に亡くなった僧の魂がラサ・アプソの体内に入り、その地を守る勤めを果たす守り神となるという伝えも、神聖なる犬と言われるゆえんです。

ラサ・アプソの特徴3つ

ラサ・アプソは長い毛でおおわれたしっかりした体つきの犬で、一目見たら忘れない印象的な特徴をもっています。

被毛を短くするとシーズーと見分けるのが難しいほど似ています。昔チベットの活仏ダライ・ラマが中国皇帝にラサ・アプソを献上しており、中国でラサ・アプソを基礎犬としてシーズーが誕生したと考えられています。

見た目もさることながら性格も特徴的です。それでは、ラサ・アプソの特徴について、体、性格、毛色に焦点を当てて見ていきましょう。

ラサ・アプソの特徴1:体の特徴

ラサ・アプソは被毛の量が多く頭から足まで美しい長毛で覆われているのが特徴的です。

ラサ・アプソは体高25cm前後、体重は約6kgの小型犬で体長が体高よりやや長く、メスはオスよりやや小さめです。

耳はたれ耳、目はダーク系の色でアーモンド状の形をしています。鼻は黒くて大きく、マズルの長さは頭の3分の1ほどです。

胸部は大きく筋肉質、足は短めで太くしっかりしていて尾っぽは高い位置にあり、全体的にがっちりした体型です。

ラサ・アプソの特徴2:性格

ラサ・アプソは、いろいろな性格の持ち主です。

陽気で活発で飼い主にはとても忠実ですが、知らない人や犬には警戒心をあらわにして吠えることもあります。

また、愛玩犬としてはめずらしく甘えん坊ではないので、手がかからず飼いやすいともいわれています。その反面、自尊心があり他人に屈することを嫌う気質があるため、抱っこを過度に拒絶することがあります。

自分のペースで時間を過ごすことを好むため、元気で活発な子供よりも静かであまりはしゃがない大人と一緒にいることを好みます。

ラサ・アプソの特徴3:毛色

ラサ・アプソの毛色は、種類が豊富です。

・ホワイト(白色)
・ブラック(黒色)
・ゴールデン(金色)
・ダーク(暗灰色)

・サンディ(砂色)
・ハニー(蜜色)
・ブラウン(褐色)
・グリズル(黒、赤茶、灰色の混合)
・パーティーカラー(ベース色に他色の斑が入っている)などが確認されています。

被毛はダブルコートと呼ばれる、剛毛で皮膚を保護するオーバーコート(上毛)と柔らかい毛で、保湿保温の役割を持つアンダーコート(下毛)の2種類の毛質を持ち、アンダーコートが季節の変わり目で生え変わる換毛期があります。

ラサ・アプソに必要なお世話4つ

次は、ラサ・アプソに必要なお世話について見ていきましょう。

まずは、ラサ・アプソの性格にあった飼育環境を整える必要があります。そして必要なお世話として散歩、しつけ、毛の手入れがあります。

以下の表でお世話について簡単にまとめていますが、具体的にはどのように飼育環境を整え、なぜお世話が必要なのかも見ていきましょう。
散歩しつけ毛の手入れ
毎日かかせません。根気強くしっかりとしつけましょう。怠ると大変です。

ラサ・アプソに必要な世話1:飼育環境を整える

ラサ・アプソを飼う前に、飼育環境を整えることを考えましょう。

ラサ・アプソは音に対して非常に敏感です。警戒心が強いこともあり、外の物音に対して吠えまくることがあります。あまりにも物音が多いと、ストレスにつながる恐れもありますので、外の音を遮断できるように室内を整えましょう。

また、ラサ・アプソは小型犬の中でも運動量が多い犬です。そのため室内でも遊べる環境が必要です。床に物が多く置かれていると、ラサ・アプソが自由に動き回れません。床面積を広くして、ラサ・アプソが運動できるほど動き回れるスペースを確保しましょう。

ラサ・アプソに必要な世話2:散歩

ラサ・アプソは、散歩が欠かせません。

ラサ・アプソは活発的な性格で、運動量は小型犬の中では比較的多いほうです。そのため、散歩だけでは物足りないのか、散歩から帰ったあとでも室内で思いっきり遊ぶほど運動します。

ただし、ラサ・アプソは暑さに弱いため、暑い夏の日は日中の散歩を控え、早朝気温があがるまえ、または夜気温が下がったあとに散歩にいくといいでしょう。また、室内で遊ばせるときもエアコンをつけるなどして室温は低くしましょう。
次のページ:ラサ・アプソの正しい飼い方

初回公開日:2019年08月19日

記載されている内容は2019年08月19日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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