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カルパチアンシープドッグとは?|性格や特徴を解説します!

更新日:2024年06月26日

カルパチアンシープドッグの歴史は?性格は?古くから護畜用に飼われてきた、家畜や家族を外敵から守る犬。狼と犬を交配させてつくられたので、容姿もどことなく狼に似ています。日本では未輸入の勇敢な”騎士”犬、カルパチアンシープドッグの魅力をたくさんご紹介。

カルパチアンシープドッグとは?|性格や特徴を解説します!

カルパチアンシープドッグとは?

カルパチアンシープドッグは、ルーマニアで生まれた家畜を護るための犬です。別名でカルパチアンシェパードドッグとも呼ばれています。

カルパチアンシープドッグは、家畜の羊を天敵である狼や泥棒から守るために、農家によって育てられました。襲い掛かる敵に対しては勇敢に立ち向かい、時には命を落とすまで戦うこともあるそうです。

また、後ろから吠えて羊を移動させるといった牧羊犬のような働きをすることもあります。専門の犬のように自由自在に羊を操ることまではできませんが、カルパチアンシープドッグはオールマイティに活躍できる犬だといえます。

カルパチアンシープドッグの歴史

カルパチアンシープドッグは、大昔にカルパティアオオカミと白い大きな犬を交配させて作られたといわれています。長い年月を人間と共に過ごしてきた、歴史のある犬です。

さて、そんな彼らのルーツには、少し変わった伝えがあります。

紀元前、お腹を空かしたメスの狼が家畜の羊に襲いかかり、食べようとしていたところを捕らえられました。

そのまま殺されてしまうところでしたが、心の優しい羊飼いに命を救われ、餌をもらい、護畜犬として飼育されるようになりました。

メスの狼は恩返しのため真面目によく働き、やがて一緒に飼われていたオスの護畜犬との間に赤ちゃんをもうけました。その赤ちゃんが、後のカルパチアンシープドッグとなった、という伝えです。

犬種誕生の歴史と民間伝承が合致しているため、カルパチアンシープドッグは歴史学の専門家からも注目を集めています。

カルパチアンシープドッグの性格

そんな歴史あるカルパチアンシープドッグは、いったいどのような性格をしているのでしょうか。狼の血が流れているということで気性の荒い犬というイメージを思い浮かべてしまいそうですが、決してそんなことはありません。

続いて彼らの性格についてまとめていきます。

落ち着きがある

カルパチアンシープドッグは、自信に満ち溢れていて落ち着きがあります。家族の言うことをよく聞き、温和で愛情深い性格をしています。

そんな優しい性格のカルパチアンシープドッグだからこそ、外敵から家族や家畜を護る犬として相性がよく、長い間親しまれてきたのだといえます。

強い警戒心がある

飼い主に対して忠実で献身的なカルパチアンシープドッグですが、強い防衛本能を持っています。

これには、もともと家畜を護るための犬として育てられたという背景が関係しています。家族に危険が迫ると一目散にかけつけ、命をかけて守る護畜犬。そのため常に周囲の動きの変化には敏感で、強い警戒心を持っています。

一方で、カルパチアンシープドッグは、一度打ち解けるととてもフレンドリーに接してくれます。心から信頼している家族には愛らしく甘えることも。

たくましい番犬モードの時とのギャップは、飼い主からすればたまらないでしょう。

カルパチアンシープドッグの特徴

では、カルパチアンシープドッグはどのような特徴を持っているのでしょうか。次の3つの項目から説明していきます。

見た目は狼に似ているとも言われる犬種ですが、その生態などにもせまります。

カルパチアンシープドッグの特徴

  1. 狼の血が流れている
  2. 希少な犬種
  3. オスとメスの体格差が大きい

狼の血が流れている

カルパチアンシープドッグはもともとメスの狼とオスの護畜犬を交配させてつくられたといわれています。そのため狼の血が流れており、風貌も狼に似ています。

被毛もペールフォーンをベースにウルフグレーがかった色合いをしており、こちらもどことなく狼を感じさせる理由のひとつでしょう。

恐ろしいと感じてしまう人もいるでしょうが、外敵から羊や家族を守るという大事な役目を担っている犬なので、狼の血が流れているという特徴はとても頼もしく感じられますね♪
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初回公開日:2019年08月20日

記載されている内容は2019年08月20日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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